2023年11月27日月曜日

やはり「続けること」に意味があるのかと考える。

どうも、ひらた店長です。
最近は楽器系の話が主でしたが今回は雑記という感じで。

アコースティックベースを弾く店長の図。
最近はアコベと音作りの話が続いていました。

社長(兄)と毎日更新しているアメブロ「ひらた家具店のブログ」とは別に、そちらで書くには「はばかられる」ようなマニアックな話を書き綴る場所が欲しい、ということで立ち上げたのが本ブログ。更新頻度も「書きたい時だけ」という不定期なものとなっています。

なので毎日のように更新したかと思ったら、突然何週間も書かなかったりしたりしているわけ。それはそれで良いと考えているわけです。

そんな「気ままブログ」ですが、立ち上げて初投稿したのは2015年3月。何気に8年も前のことでした。初投稿記事は自己紹介なんだけど、その時の年齢が「32才」って書いててビビったよね。(ちなみに現在は41才。それと初期の頃は文体が現在と違うのはご愛嬌)


基本的には「自分が書きたいことを書く」というのが主な主旨で「誰かに見て欲しい」と思って書いてはいないんですね。(ただ「記事に辿り着いた方の役に立つ場合があれば嬉しい」とは思っている)

そんなわけで「ブログのアクセス数」というのは全然気にしてはいないのですが…不定期とは言え8年間やっているとやはり増えては来るみたい。気にはしていないけどチェックはしています。ブログの管理画面を開くと見えるからね。

例えば3年くらい前だと「月間のアクセス数」が200前後だったんだけど、2023年の11月は現時点で1000を超えて来ています。(ちなみに初期の頃は20前後ってとこ)


アクセス数は先月辺りから増えて来た印象なんですが、増えている主な理由は「検索して見られている記事」がちょとずつ増えてきていること。
マニアックなことを書いてはいますが、検索して見られる場合に役立つように、とは思って書いているので嬉しいことです。この辺は「ひらた家具店のブログ」も同じだけどね。

単純な話、記事が増えていけば見られる確率は増えていきますからね~。
そういう意味で「続けることに意味があるのかな」と思って今回のタイトルを付けてみた次第。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年11月25日土曜日

B3nのパライコのパラメータはこんな感じに。【アコベ共鳴音対策】

どうも、ひらた店長です。

2023年11月23日の記事『アコベのハウリング対策のグライコをパライコに変更。』の続き。アコースティックベース(以下、アコベ)の音作り、及びハウリング対策・共鳴音対策としてマルチエフェクター「ZOOM B3n」で試行錯誤中という話。

アコベの特定の場所(自分のアコベの場合は「E音」)を弾くと「ブーン」という共鳴音が強く鳴っていたわけです。その問題を解消するべくグラフィックイコライザー(以下、グライコ)を設定してみたけど、考えてみるとパラメトリックイコライザー(以下、パライコ)の方が良さそうだと気付いた、というのが前回の話でした。

パライコ「BassPEQ」のパラメータ画面。

前回の記事の後、音を出しながら色々と試した結果、上の写真のパラメータに落ち着きました。「FREQ(フリケンシー)」が160ヘルツ、「Q」は最大値の16、「Gain」は「-15」のカット、ボリュームは初期位置。(フリケンシーなどの説明も前回の記事にて)

この状態だとE音を弾いても共鳴音が鳴らず、しかしE音はちゃんと鳴っている、と感じる。つまり不要な共鳴音のみを排除出来たということ。音質の変化も最小限だと思うので満足の結果に。


前回、グライコで調整した際には「4.5kヘルツ」を少しカットすることで共鳴音が少しなくなった、と感じたんですが…今回試した結果、主な原因は160ヘルツ辺りだったんですよね。高音域の倍音が削られて共鳴音が減ったように感じた、ということなのか…?その辺はちょっと不思議。

そしてパライコって実はあまり使い慣れていなかったんですが、今回のように「特定の音域のカット」にはとても便利だと感じました。アコベで音作りする際、ノッチフィルタがアコベ本体のプリアンプやDIにない場合には必須かもしれない。


アコベの音作り前の音と共鳴音を排除した状態の音、「ZOOM B3n」で使ったエフェクトなどは今後、動画でお伝えにしてみようと思う。音は文章じゃ伝わらないし、いつかどなたかの役に立つかもしれないし。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年11月23日木曜日

【ZOOM B3n】アコベのハウリング対策のグライコをパライコに変更。

どうも、ひらた店長です。

昨日、2023年11月22日の記事『ハウリングの原因について。その対策をB3nにて仮セッティング。』にて、アコースティックベース(以下「アコベ」)がライブ中にハウリングしたため、その対策をマルチエフェクター「ZOOM B3n」の設定で仮にやってみたという話をしました。

マルチエフェクター「ZOOM B3n」
アコベの音作りをこれでやっていた。

昨日の記事を書いた後、というか今朝なんですけどふと「ハウリング対策にもっと良いイコライザーがあるのでは…?」と思い、B3nのエフェクトリストを再度確認してみたわけです。

これは昨日の記事の状態。パッチ全体を表示中。
右側2つ目にある「Bass GEQ」がイコライザー。

こちらは今日に変更した状態。
「Bass GEQ」を「BASS PEQ」2つに変更。

変更前の「Bass GEQ」は「ベース用7バンドグラフィックイコライザー」で、変更後の「BASS PEQ」は「ベース用1バンドパラメトリックイコライザー」。

「7バンドグラフィックイコライザー」は周波数の帯域が7つに分けられていて、それを上下して、つまりブーストしたりカットしたりして使うイコライザー。帯域の数値はすでに決められていて変えることは出来ない。(俗に「グライコ」と呼ばれるヤツ)

「1バンドパラメトリックイコライザー」は「自分で指定した周波数の帯域」をブーストしたりカットすることが出来る。ただしいじれる帯域は1つ。(こっちは「パライコ」と呼ばれる)

7バンドグラフィックイコライザーのパラメータ画面。
向かって右の2つのディスプレイにパラメータがあり
「50,120,400,500,800,4.5k,10k」が決められた帯域。

こっちは1バンドパラメトリックイコライザー。
「FREQ(フリケンシー)」で帯域を指定して、
「Q」は帯域の幅の指定。
「Gain」で帯域をブーストするのかカットするのか指定。

Qの「帯域の幅」というのは、数値を大きくすると「指定した帯域をピンポイントにブースト・カットできる」状態で、数値を小さくすると「指定した帯域の周りも一緒にブースト・カットできる」状態にできるということ。(グライコだとこれが出来ない)
(※「ピンポイントに」と言ったけど、ある程度は指定した帯域の周辺にも影響は出る、はず)

「イコライザー」を設定している目的は「特定の音域をカットする」ためで、アコベを弾いてハウリングの原因になりそうな「共鳴音が強い音域(弾いてブーンと鳴る場所)」をカットしたいわけ。

昨日は7バンドグライコでやってみて目的は達成できたんだけど…ちょっと「音が削れ過ぎている」と感じなくもなかったんですよね。それで考えてみると1バンドパライコの方がよりピンポイントにカットが出来て、それによってアコベの音そのものに影響が少ないのでは?と思い立った次第。


ここまでの話。PCで波形データを見慣れていないとちょっとイメージしにくいかも…。実際、昔の自分に言ってもピンと来ないと思う。この記事『イコライザーについて(それぞれのツマミ編)』を見ると分かりやすいと思うので気になる方はぜひ。


1バンドパライコを2つ配置しているのは、1つは先程の「共鳴音が強い音域(周波数帯)をカットする」ため。もう1つは練習やライブ会場などでハウリングが起きた際に「原因になっていそうな帯域をカットする」ため。要するに予備で配置している感じ。

エレアコ・エレアコべに使うプリアンプには「ノッチフィルタ」という名前の「特定の周波数帯をカットする」という機能があったりするんですが、これがハウリング対策なんですね。そのノッチフィルタをパライコで代用しようってわけ。


まだB3nに設定しただけで実際にアコベで音を出して実験はしていないんだけど、たぶんグライコよりも良い結果になるんじゃないかと思う。そんなわけで試してみたらまた報告します。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年11月22日水曜日

ハウリングの原因について。その対策をB3nにて仮セッティング。

どうも、ひらた店長です。

昨日11月21日の記事『アコースティックベースのライブ初陣の話。』にて「ライブ中にアコベがハウリング(フィードバック)してしまった」ということを書いたわけ。そして「ハウリング対策について調べておこう」ということも書いた次第。

その後、さっそく調べてマルチエフェクター「ZOOM B3n」でハウリング対策の設定(仮)をしたというのが今回の話。実際に組んだエフェクトとパラメータもお伝えします。


では「そもそもハウリングはなぜ起きるのか?」という話から。それを知らないと対策もヘッタクレもないってことで調べた結果を簡単に。正直あまりちゃんと知らなかったし。


まず「ハウリング(フィードバック)」とは「音がループすることで起きる」現象。「楽器で鳴らした音→スピーカーから出る音→その音を楽器が拾う→拾った音を楽器が出してしまう→さらにスピーカーから出る→…」という感じ。その原因は以下。

▼ハウリングの主な原因
・ボリュームが大きすぎる
・スピーカーに近すぎる
・スピーカーと向かい合っている
・スピーカーなどから出た音がボディ(弦)で共鳴&共振している

アコベ(あるいはアコギ)は「空洞のボディ」があって、弦を弾いた振動が「ボディで増幅」され、それをブリッジに仕込まれている「ピエゾピックアップで拾っている」という構造。ボディ内にマイクがあるタイプもボディで増幅した音を拾っている。(マグネティックピックアップの話は除外)

なので上記のように、スピーカーから出ている音量が大きければ、あるいはスピーカーとの位置関係によって、さらに会場などによっては反射した残響音をボディが拾って増幅してループしてしまう。その対策は以下。

▼ハウリングの主な対策
・ボリュームを下げる
・スピーカーから離れる
・サウンドホールに蓋をする
・原因になる音域をカットする

シンプルと言えばシンプルな話。調べた感じだと「原因になる音域をカット」することが出来れば、その分ボリュームを上げることが出来るという解釈で良いはず。


さらに詳しく知りたい方はこの2つの記事がオススメ。1つ目は分かりやすく、2つ目は専門的に書かれています。本記事ではこれ以上詳しく触れないので気になる方はぜひ。
(2つ目の記事が分かりにくい、という意味ではない。詳しく書かれているので専門的にならざるを得ないという感じ)


さて。ここまでの話を踏まえて。

自分が現状、アコベに出来るハウリング対策としては「サウンドホールに蓋をする」ことと、「原因になる音域をカットする」ことと判断。この対策をした上でスピーカーとの位置関係を現地で考えるという感じかと。

なのでさっそくマルチエフェクター「ZOOM B3n」で現状思いつく対策を。

※「ZOOM B3n」のエフェクト一覧などについては以下の私の記事を。

ハウリング対策で組んだエフェクトの一覧。

以前のアコベ音作りの記事『続・「アコベ×B3n」での音作りの話。』で書いた通り、基本の音作りはプリアンプ「DI-5」(左から2番目)にて。そして不要な低音域をカットするための「Low EQ」(左から3番目)、ブースターとして「RC BOOST」(右端)をすでに設定済み。

その他として左端から順に「ZNR(ノイズリダクション)」、「High EQ(高音域用のイコライザー)」、「Bass GEQ(7バンドグラフィックイコライザー)」の3つをプラス。

軽くそれぞれの役割&導入理由などを。左から順に。
・ZNR:無演奏時のノイズによるフィードバック対策
・DI-5:アコベの音作り用。ハイカットも。
・Low EQ:不必要な低音域のカット用
・High EQ:不必要な高音域のカット用
・Bass GEQ:特定の音域をカットするため
・RC BOOST:ソロ時などの音量増加用

それぞれのパラメータ。その1。

それぞれのパラメータ。その2。

それぞれのパラメータ。その3。

ディスプレイが見やすいように写真が暗くなっております。もしパラメータの数値が見づらくて読めないけどめちゃくちゃ気になるぞ!という方がいらっしゃいましたらコメントなどいただければ。

アコベをあらためて弾いてみたところ「E音」で音が共鳴しすぎている(E音の他に「ブーン」という音の成分が多い)と感じた。「ハウリングする寸前のような音」になってしまうため、「Bass GEQ(7バンドグラフィックイコライザー)」で調整した形。上記のパラメータで「4.5kを-1.5」にしているのがそれで、これによって共鳴音が抑えられた。
他には「50」「10k」の音域を全カットしている。つまり不必要な低音域&高音域のカットを「Bass GEQ」でもやっているということ。

その他のエフェクトでも低音域や高音域を執拗にカットしていますが、自室でアンプから音を出しながらセッティングして「アコベらしい音(「DI-5」で作った音)」が損なわれないギリギリに出来た…と思う。

他のアンプやスピーカーからはどうなるかわからないけど、今回はあくまでも「仮セッティング」ということで、またバンド練習などがあった際に微調整していく予定。(とは言ってもしばらくバンド練習の予定はないんだが…)

そしてもう1つ大事な対策。
サウンドホールのカバー。

外すとこういう感じ。
手に持っているものが穴にハマる。

実はライブ中には
サウンドホールカバーをしてなかった…。

このサウンドホールを覆うカバーの役割を十分に理解していなかったので、ライブの際にはカバーを持って行ってはいたけど装着していなかったんですよね。

最初に記載した通り、ライブ中に背後のスピーカーから出ている音はもちろん、会場で反射した残響音がサウンドホールの穴から入り、それをボディが増幅してしまってハウリング(フィードバック)の原因になる。なので、このカバーをつけるだけで防げた部分も大きかったはず。これは凡ミス。

ただこのサウンドホールカバー。結構緩いんですよね。装着した状態でアコベを下に向けるとポロッと落ちてしまうくらい。なので、ポロッと落ちないように手を加える必要はありそう。これは今度やろう。


長々と書いて来ましたが、ライブが終わって現状で出来るセッティングなどはしたつもり。「B3n」のセッティングはまだ大音量で試していない「仮セッティング」というところは最後にもう一度お伝えさせていただきます。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年11月21日火曜日

アコースティックベースのライブ初陣の話。

どうも、ひらた店長です。

2023年11月19日(日)に標茶町博物館「ニタイ・ト」にてライブをさせていただきました。地元、標茶町の「塘路(とうろ)」という地区の湖畔にある場所です。

ライブ中の写真。
インストバンド「たまゆら」として。

会場設営中に撮影。
演奏したラウンジは吹き抜け構造。

開演直前に。客席後方から。

これは開演中。二階から撮影。

30人を超える方がいらっしゃったよう。とてもありがたい。

今回のライブ、アコースティックベース(以下「アコベ」)で演奏したわけですが、このアコベの初ライブ、いわゆる「初陣」でした。

アコベはもちろん愛機である
「TACOMA CB105C (店長カスタム)」。

楽器スタンド付きカウンターチェアを持ち込んで、それに腰掛けつつの演奏。色々と弾く際の姿勢を試行錯誤した結果、上の写真のように左足の上に少し乗せるような姿勢が安定した。クラシックギター奏者のような感じ。この方がハイフレットが弾きやすいしアコベ本体も安定している。見た目も悪くない…よね?

カウンターチェアに完全に座ってしまえば右足の上にボディを乗せるのがしっくり来るんですが…それだと足元のエフェクターの操作ができない。ちなみに上の写真の状態でのエフェクターの操作は主に左足、右足は身体を支えている感じ。

録音は「ZOOM F2-BT & ZSG-1」にて。
これで電子ドラム&電子オルガン、アコベの音を。

ピアノは生音での演奏だったので
ピアノの上に配置した「ZOOM Q2HD」にて。

電子ドラムとアコベはPA卓に入力してあって、奏者後方(電子ドラムより後ろ)に配置したスピーカーから音を出してます。ピアノは生音で、それに音量を合わせるような感じ。

初めての会場だったのでリハの際にちょっと苦戦しました。音量バランスをとるのがなかなか難しかったわけですが、本番後にお客さんに話を聴いたところバランスは悪くなかったよう。

演奏はバンドで6曲、そしてそれぞれがソロで各3曲ほど。

自分はルーパーを使ったソロ演奏をしたわけですが、特定のエフェクト(オートワウ)を使用した際、そして音を5つくらい重ねた時にハウってしまいました。音量の問題なのか、スピーカーに対しての自分の立ち位置(スピーカーの直線上にいた)の問題なのか…ハッキリした原因はわからないけど、今後のためにも「アコベのハウリング対策」は調べておいた方が良さそう。

博物館の雰囲気、そして音的にもアコベがピッタリと合うと感じたのですが…現状だとこれ以上の会場、ボリュームを出すような場合はアコベだと厳しいかも。音量そのものはいくらでも上げられるけど、ハウリング対策をしないと現状のままだと確実にハウると思う。


個人的な反省点はあるけどお客さんの声を聞く限り、ライブそのものは「成功した」と言っても良いんじゃないかな。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年11月18日土曜日

続・「アコベ×B3n」での音作りの話。

どうも、ひらた店長です。

本記事は11月6日『アコベの音作りを「ZOOM B3n」で試行錯誤中。』の続き。タイトル通りアコースティックベース「TACOMA CB105C」の音作りをマルチエフェクター「ZOOM B3n」で試行錯誤しているという話でした。

こちら「TACOMA CB105C」。
指板延長カスタムを施してます。

そのアコベを演奏中の自分。
場所は標茶町博物館「ニタイ・ト」。

11月19日に標茶町博物館にてライブが。
それに向けて、そして今後のための音作り。
入場無料なのでもしご興味ありましたら。

場所は1階ラウンジで吹き抜け構造。

2階からラウンジを見下ろしたところ。

この天然リバーブが効きまくる状況での演奏なので、その辺がどう影響するか不安ではある。(その辺は現地で音を出してみて微調整予定)

アコベにピッタリ合うと感じたのが
「DI-5」というエフェクト。

前回の記事では「DI-5」で基本の音作りをして、その他に「ハイパスフィルター」を使って不必要と思う低音域を削るということをしました。(詳しくはぜひ前回の記事を)

アコベのプリアンプのコントロール部分。
すべてフラットにして音作りした。

部屋で「いい感じだ」と思った音でバンド練習に行ったのですが、結果は惨敗。何だか低音域が弱く、全然気合の入っていない音になってしまった…。

原因としてはまずアコベ側の9V電池が弱っていたこと。9V電池は2021年に充電式9V電池を購入して使っていました。その時の話は『充電式9V電池の使用感と注意点。』にて。これを充電していなかったという凡ミスが一つ。

そして最大の原因は本体側のプリアンプのコントロール部分。

先程と「high」が少し違う。
ちょっとマイナス側にしました。

上の写真で「high」を少しマイナス側に動かしてますが、これだけで低音域が復活して好みの音に。前回の記事で「すべてフラットにしてライブ会場などで微調整を…」と書いたのですが、これに固執しすぎていました。

このプリアンプの「high」は上げていくと低音域が犠牲になってしまうようで、少しマイナス側にするだけでかなり変わるんですよね。マイナス側にすると高音域が減るだけじゃなく低音域が持ち上がる感じがする。

たったこれだけの話なんですが練習中に気付けずバンドメンバーには申し訳ないことをしました…。

そんなわけで9V電池を充電し、この微調整をした状態で昨日、バンド練習をしたんですが、音はいい感じになったんじゃないかと。少なくともメンバーには好評でした。

ちなみに前回記事で「High EQ」というエフェクトをブースター代わりにしてもいいかも、と書いたのですが、これはボツに。あまり良い結果は得られなかったので、単純に「ブースター」の役割はブースター専門のエフェクトを使ってボリュームを持ち上げるようにしています。


後は演奏中にブリッジ側でピッキングするのかネック側でピッキングするのかで微調整をする感じ。とにかく一旦、「ZOOM B3n」でのアコベの音作りは一段落ということでいいんじゃないかな。また大きく変更した際などに話題にいたします。

あ、11月19日のライブ、がんばってきます。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年11月14日火曜日

ショットガンマイク「ZOOM ZSG-1」の音質テスト動画を作成。

どうも、ひらた店長です。

2023年10月末、モノラルショットガンマイク「ZOOM ZSG-1」をカッとなって購入しました。
↑その際の話が上、下はショットガンマイクについて調べた話。

その音質テストをする動画を作成したというのが今回の話。

デジカムの上に取り付けた「ZSG-1」。

四の五の言わずにまずはその動画を紹介します。

3つのマイクで声を録音して
それぞれを比較するような内容。

1つはもちろん新たに購入した「ZOOM ZSG-1」。もう1つは数年前に購入したショットガンマイク「COMICA V30 PRO」。そしてさらに前に購入したハンディレコーダー「ZOOM Q2HD」の3つのマイクにて録音。

こういう状態にセッティングして撮影。

自分から約1m先に上の写真の状態で設置して撮影&録音し、それぞれの音声を動画内で切り替えてます。

↑ZOOMのホームページより。

この製品紹介ページ内にある製品紹介動画は以下。

日本語字幕が設定されているので
見る際には字幕をぜひ。

この製品紹介動画では「最大1.5m先まで音を捉える」ということが言われています。なので音質テスト動画では録音位置をとりあえず「約1m」に設定してみました。

↑ZOOM ZSG-1(Amazon)

↑ZOOM 32bitフロート対応 F2シリーズ(Amazon)

「ZSG-1」の録音先はフィールドレコーダー「F2-BT」にて。「32bit float」なので録音後に音質劣化なしでボリュームをコントロールできるのはやはり強みだし何より便利。「ZSG-1」の音質がそのままでも聞きやすいというのも相まって、やはり一番聞きやすい音になっているんじゃないかと。

それぞれのマイクの音質の違いはぜひ最初に紹介した動画をお聞きいただければ。

個人的には「F2-BT専用モノラルショットガンマイク」として「ZSG-1」を運用することになると思います。これが1万以下ってんだから「ZOOM F2」を持っている人は買って損はないと個人的には超オススメしたいところ。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年11月6日月曜日

アコベの音作りを「ZOOM B3n」で試行錯誤中。

どうも、ひらた店長です。

今回はマルチエフェクター「ZOOM B3n」でのアコースティックベース(以下、アコベ)の音作りの話題を。

↑B3nが我が家に来た経緯やエフェクト一覧はこれらを。

これが「ZOOM B3n」。
現在は生産終了となったそう。

アコベ「TACOMA CB105C」。
これの音作りをB3nにて。

地元でインストバンドを組んでいて、今まではエレキベースを使用していました。しかし、11月19日に標茶町博物館「ニタイ・ト」にてライブがあって、そこの雰囲気と合わせるためにもアコベを使ってみようという流れになりまして。見た目的にも音的にもね。

アコベは今まで、個人的に部屋で生音で楽しむのがメインだったため、しっかりと音作りをしていなかったんです。一人での演奏じゃないので、これはいよいよしっかりと音作りせねば…ってなわけで「ZOOM B3n」を使って先日から真剣に音作りを始めた次第。

B3n稼働中の写真。
練習場所のメンバー宅には猫ちゃんがいて
その猫ちゃんの毛だらけになっているのはご愛嬌。

「アコベらしい音」がそのままアンプなどから出ればいいなというのが基本的な考え。ということで、プリアンプなどを色々と試して行って行き着いたのが「DI-5」。これは説明書には「AVALON DESIGN U5風プリアンプ」との記載なんですが…正直全然知らなかったので検索してみたところ結構な高級機材でした。
DI/プリアンプなんですが、足元に置いて使うエフェクターじゃなくて、アンプの上とかに置いて使ったり宅録の際に使うようなゴツいタイプのヤツ。アコースティックギターとかと相性が良いらしい。

この音が余計な着色がされていない音でとても好印象だったんですよね。

「DI-5」のパラメータ。
ボリューム・ゲイン以外に2つというシンプル設計。

パラメータに「Tone」があって「1~6」から選べるようになっている。「1」だと入力されている音そのままという感じで、数字を大きくしていくと余計な高音などがなくなっていくという風に感じました。「6」だととてもグラマラスというかムーディーというかエロいというか…とても好みの音になったので最大値にしてます。そして「Hi Cut」もONにすることでアコベ、というかピエゾピックアップ特有の高音のガリガリ感・ザラザラ感がなくなってさらにいい。

この状態でバンド練習に行き、ドラムとピアノ、そしてアコベで合わせてみたところ結果はかなり良好。特にピアノの音に負けて埋もれてしまうかと思っていたけど、そんなことはありませんでした。(ちなみにバンドはインストで、自分がベースラインを弾く時とメロディを弾く時がある)

ただ「DI-5」のみでの音作りでは演奏中に「ローがキツ過ぎる」と感じる場面も。特にメロディを弾こうと低音弦のハイフレット(4弦ベースで言うと3弦14フレット辺り)を弾いた時には、低音がモワッとしてしまい音の輪郭がなくなってしまう感じ。

これは何とかしたいということで練習後、さらにエフェクトを追加。

液晶画面が見やすいよう全体が暗いのはご勘弁を。
「DI-5」の他に「Low EQ」と「High EQ」を追加。

「Low EQ」は低音域に特化、「High EQ」は高音域に特化したイコライザー。「Low EQ」の左端に「Type」という項目がありますが、そこでは「SHELF」「HPF」の2つを選べる。
「HPF」は「ハイパスフィルター」の略で「高音域はいじらずに指定した帯域以下をカットする」というもの。帯域の指定は隣の「FREQ」にて。数字の単位はヘルツ。つまり上の写真では「50ヘルツ以下をカット」という設定になっているわけ。

こうすることでキツい低音域がなくなり、ハイフレットを弾いた時にも音がモワッとしなくなりました。

「High EQ」は入れてみたものの…「LPF(ローパスフィルター:低音域はいじらずに指定した帯域以上をカット)」は必要ないかも、と思っている。「DI-5」の方で高音域はカットしてあるし、実際に音を聴いてもあまり変化を感じなかった。
ただ「Type」を「SHELF」にすると「指定した帯域以上をブーストする」という風に使えるんですよね。(「Low EQ」の場合の「SHELF」は「指定した帯域以下をブーストする」ということになる)
「SHELF」で使いミッドハイ以上を持ち上げるか、ゲイン・ボリュームだけを持ち上げてメロディを弾く際などのブースターとしてみてもいいのかも?とこの文章を書きながら思ったところ。今夜試してみよう。

次の練習は今週中にあるはずなので、EQを追加した状態でどうなるかが楽しみ。

これはアコベ本体のプリアンプ部分。
「ハイ、ミッド、ロー」はフラットにして音作りをし
演奏中・ライブ中の微調整の際にいじるようにしたい。

エレキベースでの音作りってそんなに悩んだことはないんですが、アコベはピックアップの方式が違うせいか全然勝手が違う。悩みつつ手探りでやっているんですが…「これだっ!」という求めていた音になった時に超気持ちいいのが音作りの楽しいところですよね。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年11月5日日曜日

そもそもショットガンマイクってどういうマイク?

どうも、ひらた店長です。

先日、『「ZOOM F2-BT」用に新たなマイクの必要性を感じていた。』という記事にて「ZOOM ZSG-1」というショットガンマイクを衝動買いしたという話をしました。

こちらがマイク本体とショックマウント。

風防も装着してレコーダー「F2-BT」と
組み合わせてある図。

「ショットガンマイク=指向性のあるマイク」ということは当然知っていて購入したわけ。「指向性がある」というのはマイクを向けている方の音が録れる、という認識なんですけど…むしろショットガンマイクについて、その程度の知識しかないと気付きまして。

↑スペックなどはこちらで。

なので、そもそもショットガンマイクってどういうマイクなの?どういう構造なの?というのを調べてみた次第。

このショットガンマイクの先端は
こんな感じになっている。

筒の側面にはスリットがたくさんある。

まず「ショットガンマイク」の「ショットガン」って何?って話なんですが、これは単純にマイク形状の「長い筒」が「ショットガンの銃身のようだから」ということで「ショットガンマイク」という名前になったそう。性能からじゃなく見た目からの名前だったんですね。

そして「どうやって指向性を作っているのか?」というと。

赤い矢印は音の向きを表しています。

マイクを向けている方からは当然、音の発生源から真っ直ぐに、正面から音が入ってくるわけです。その音は筒の後方にある「音を拾う部分」へ伝わり、マイクが音を拾うという感じ。これは分かりやすいですよね。

音の発生源が正面から横に移動すると、側面からの音は小さくなる。マイクに全く音が入らないんじゃなくて「小さくなるだけ」というのがポイント。

なぜ小さくなるのか?というと。

側面から入った音を表した図。

音は「空気の振動」なので、この赤い矢印のように単純に曲がって入ってくるわけじゃないけど、あくまでイメージってことで。

側面から入った音はそれぞれのスリットから入るわけですが、複数のスリットから入ることで音を拾う部分に「わずかに遅れて到達する」ことになる。すると、音が相殺されて小さくなる、という理屈らしい。

音には「位相」というのがあって「同じ位相の音」がぶつかると相殺されるんですね。
ショットガンマイクはその性質を利用して、正面以外から入ってくる音を「小さくしている」ということみたい。…この説明で間違ってないはず。

↑もっと正確に、詳しく知りたい方はこれらの記事をぜひ。


ショットガンマイクは「前方の音しか拾わない」と勘違いされることが多いかと思うんですよね。正直に言うと自分もそう思ってました。

しかし、そうではなく「前方の音は素直に、側面&後方の音は相殺されて小さく拾う」というのがショットガンマイクというマイクなわけです。側面&後方の音が小さくなるので、相対的に正面の音が大きく、かつクリアに拾えるようになるという感じ。


そして、ショットガンマイクに関する誤解がもう一つあって、それは「ショットガンマイクを使えば遠くの音もハッキリくっきり拾える」というもの。正直に言うと自分もそう思ってました(2回目)。

ショットガンマイクは確かに他のマイクよりも感度が高く、正面の音を大きく拾えるわけですが、音の発生源(録りたい音)が離れれば離れるほど、そして音量が小さくなればなるほど当然、ハッキリとは拾えなくなります。いくら側面&後方からの音を小さくする構造があっても、正面の音も小さければ側面などの音と混ざってハッキリとは聞こえなくなる、というわけ。


なので、ハッキリ聴こえるようにする&音質よく録音するためには、ショットガンマイクであろうと「音の発生源に可能な限り近づける」というのが理想だそう。これはショットガンマイクに限らず「すべてのマイクで」とのこと。


とりあえず、ショットガンマイクについて調べた結果は以上。
もっと正確に情報を知りたい方は紹介した記事をぜひ。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年11月4日土曜日

アコベでたまに発生する「謎の振動音」の原因が判明。

どうも、ひらた店長です。

所有しているアコースティックベース(以下、アコベ)「TACOMA CB105C」は過去に自力でブレーシング剥がれのリペアをしたり、指板延長カスタムをしたりした経緯がありまして。そのため「愛機」という表現がピタリと来る愛着を感じている次第。

↑その辺の詳しい話に興味がある方はこちらを。

音に関しては「ほぼ満足」なんですが、一点だけ「謎の振動音」に悩まされていました。

特定のフレットを押さえて音を出すと「ビリビリ…」「ビビビビ…」と何かが振動している音がたまにするんです。「いつも」ではなく「たまに」というのがまた厄介なところでした。

アコベを弾いている手元のアップ。

先日も弾いていると「謎の振動音」がして、いよいよどうにかせねば…と思い色々と調べると、「特定の音」というのは「D(レ)」の音の時でした。
なので、Dの音を出しながらサウンドホールに手を突っ込み、色んな部分を触ったところついに原因が判明。

犯人はこれ。プリアンプ部分。

このプレートはネジで固定されていて、
アコベ内部には基盤が固定されている。

「プリアンプの基盤」がネジの緩みによって振動していたんですね。Dの音に共鳴する感じで揺れて、アコベ本体に当たって「ビビビビ…」と鳴っていました。D音を出しながらこのプリアンプの基盤を触ったところ音が止まったので間違いない。
そして、このプレートと基盤を固定しているネジを締め直してみたところ、手で触らずとも振動音が消えました。

考えてみるとアコベ本体は音を出した時に振動するわけで、その振動でネジが緩んでくるというのは当然ですよね。

そんなわけでこのネジ、緩みにくいようにシールテープを使うか、アコベ本体に触れる部分にプラスチックのワッシャーなどを挟めて振動しないように、振動しても音がならないように、という工夫をする必要がありそう。


今までは原因がよくわからず「たまに発生する厄介な異音」でしたが、原因がわかれば対処はできるので一安心。これでまた快適なアコベライフが過ごせそうです。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年11月1日水曜日

「ZOOM F2-BT」用に新たなマイクの必要性を感じていた。

どうも、ひらた店長です。

2023年9月にZOOMから「ZSG-1」というモノラルショットガンマイクが発売されまして。いわゆる「新製品」ってことになるかと思うのですが、それをついつい購入したという話。ちなみに本記事には自分で録音した「ZOOM ZSG-1」のサンプル音源などはないので、その辺はあしからず。(ZOOMさんのホームページと、他の方のレビュー動画は記事後半に紹介)

ショットガンマイク「ZOOM ZSG-1」。
それに「F2-BT」を接続した図。

フィールドレコーダー「ZOOM F2-BT」は
昨年8月に購入して超お気に入りの品。

↑購入した際のブログ記事はこちら。

↑スペックなどはこちらにて。

F2-BTにはラベリアマイクが付属していて声を録音したりするには最高。しかしラベリアマイクは無指向性なんですよね。余計な環境音などが入らないようにしつつ「32bit float」という利点を活かしたい場合は、やはり指向性のあるマイクを使いたいわけでして。

何か良いマイクを探す必要があるな…と、あらためて感じていた次第。

そんな折、こちらの
「ZOOM ZSG-1」を知った。

箱の中身は保証書と説明書。
そしてマイク本体と風防、マウントとケーブル。

「ZSG-1」の全長は175mmってとこ。

「ZSG-1」はプラグインパワーのモノラルショットガンマイク。そしてメーカーの製品紹介でも「F2-BTとの相性はバツグン」とのこと。

↑製品紹介ページはこちら。詳しいスペックなども。

↑Amazonの商品ページ。

プラグインパワー対応のカメラの上に搭載するのはもちろん、レコーダー「F2-BT」と使用して音声のみの録音も快適というわけ。自分の場合、F2-BT専用ショットガンマイクとしての購入。なぜなら使用しているデジカム「CANON HF S21」はプラグインパワー対応じゃないので。(デジカムとZSG-1の間にF2-BTをかませると使用はできるはず)

まだちゃんと録音テストをしてない段階ですが、F2-BTに繋いでの動作チェックはしました。バッチリ稼働して指向性も文句なし。

録音テストをした動画はその内に作成&公開予定ですが、どういうマイクか気になる方は以下の動画をぜひ。

「ZOOM ZSG-1」のレビュー動画。
「桜風 涼(はるかぜ すずし)」さんという
映像制作会社の社長さんをされている方。
購入の決め手になった動画です。

音質や音の指向性などが分かりやすくレビューされています。


自分の場合、アコースティックベースの生音の録音とか、ライブの音の記録とかを想定しています。他にはしゃべるタイプのYouTube動画を作成する際、ラベリアマイクより手軽にセッティング出来るならこれを使うかも。

先程も書いた通り、録音テストなどはまだなのでテストするのが楽しみ。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。