2022年8月26日金曜日

F2-BTは16GBで何時間録音できるのか?

どうも、ひらた店長です。

以前8月18日にフィールドレコーダー「F2-BT」を手に入れたという話をしまして。
↑その時の話はこちら。特徴や購入時の注意点など。

今回は「F2」及び「F2-BT」が何GBのSDカードを入れると何時間録音できるのか?という話。手短に。

16GBのMicroSDを入れている図。
ピンぼけ申し訳ない。

F2にBluetooth接続した際の
スマホの画面。

16GBのMicroSDで「22:43:46」録音可能と記載されています。これ、16GBのMicroSDをフォーマットした直後のスクショだったはず。とにかくF2は16GBで約22時間は録音できるというわけ。

事前にそういうところを詳しく調べておらず、F2用にと思って256GBのMicroSDも同時に購入しちゃったのですが…明らかなオーバースペックでした。

↑このMicroSDです。


MicroSDがF2より遅れて手元に来ることになっていたので、手元に空いている16GBを暫定として使ってみたところ、上のように約22時間は録音できると知りまして。256GBだと単純計算で約352時間も録音残量があることに。
自分の使い方として録音したものはすぐにPCに移すので、そんなに必要ないわけです。

ってなわけで256GBの方はスマホの外部SDに使用し、スマホに入っていた32GBの方をF2へ。16GBはまたストックとすることに。スマホの方で動画撮影したりもするし、容量もキツくなってきていたので良い機会だったかも。


そんなわけでF2の録音残量の話でした。
購入前のどなたかの参考にでもなれば幸いです。

それでは今回はこの辺で。


2022年8月25日木曜日

分割されたMTSファイルをコマンドプロンプトで結合する方法。【コマ落ち音落ちなし】

どうも、ひらた店長です。

動画の撮影にデジタルビデオカメラ「CANON iVIS HF S21」を使ってまして。

こちら。以下、S21と呼称。
2010年に発売された機種。

↑Amazonではこちら。

このS21。2020年6月にAmazonにて中古で購入したわけですが、今なお現役で十分使用可能なスペックなのです。画面サイズは最高フルHDでフレームレートは60iまで。詳しくスペックを知りたい方は上記のAmazonのページなどをぜひ。ちなみに現在、CANONは家庭用のデジタルビデオカメラの開発から撤退してます。(業務用は作っている)

これ、店長は気に入っているのですが…唯一の不満としてはフレームレートが「60p」に対応していないという点。購入当時に色々と調べたのですがそこまで理解できておらず、購入後に対応していないことを知った次第。

S21は「60i」まででフレームレート30もCANON独自の「PF30」という方式。「30pで撮影したものを60iに変換して記録する」というもの。動画編集ソフトに撮影したデータを入れると、60iもPF30も「30p」として出力できるという理解で良いはずなので店長は何となく60iで撮影しておくことにしました。

おっと話が脱線しました。フレームレートの話はややこしいのでここまでにして…。

今回は「撮影したデータ」についての話で、動画データをSDカードにコピーしたりしてPCに移した際、拡張子が「MTS」というファイルになるんですね。そして、このMTSファイルは2GBくらいで分割されて保存されるのです。(物によって4GBのこともあるはず)

デジタルビデオカメラの使用は初めてで、中古にて購入したため付属の編集ソフトがなく、そういう編集ソフトがあれば分割されずに一つになる、ということも知りませんでした。なので分割ファイルを編集ソフト上に並べて、繋ぎ目が一瞬(1フレーム)コマ落ちと音落ちするのは「そういうもの」なのかと思って今まであまり気にしてなかったのです。

いや嘘です。すごい気になってたんですが、仕方のないことなのかと思ってたんですね。

しかしながら最近、気になりすぎて「何とかならないんだろうか?」と思って数日間色々と調べたり実験したりしてたところ、ついに解決方法に行き当たりまして。
(調べ方が悪かった。最初はフレームレートの問題なのかと思ってフレームレートについて調べてた。実は先程のフレームレートの話はここ数日で知った話)


解決方法っていうのがこちらのブログ記事に。

↑「とある技術者の備忘録的情報」というブログ様。

Windowsのコマンドプロンプトを使うことで、分割されたMTSファイルを一本に結合するという方法で、実際にS21で60iにて撮影したMTSファイルで実験したところ見事に結合。結合部分にはコマ落ちも音落ちもなく店長は今、猛烈に感動しております。

一応、手順を以下に。

・「Windowsキー+R」を押し「ファイル名を指定して実行」、「cmd」と入力して【OK】を押す。(コマンドプロンプトの起動)
         ↓
・コマンドプロンプトでMTSファイルを保存してあるドライブを指定「◯:」と入力(例:Dドライブなら「d:」と入力)
         ↓
・エクスプローラーでMTSファイルがあるアドレスを右クリックでコピー
         ↓
・コマンドプロンプトで「cd」と入力後に半角スペース、右クリックするとアドレスがコピーされる。その後Enter。
         ↓
・「copy /b 00000.mts+00001.mts+00002.mts all.mts」と入力後Enter(ファイル名は保存されているファイル名に変更すること)
         ↓
・結合後に「all.mts」が作成されて保存される。新たに保存されるため事前に空容量があることをチェックすること。

こんな感じ。
上記のブログ記事内に画像付きで解説されているので、ぜひそちらもチェックしてからお試しになることをオススメいたします。

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※2022年8月30日追記
僭越ながら上記のブログ様で紹介されていた手順を元に、結合する手順の解説動画を作成いたしました。よろしければ動画もぜひ参考にしていただけると幸いです!

作業しながら解説した動画。
最後の方にコマ落ちしてないかの検証部分も。

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YouTubeではWindows10に標準インストールされている「フォト」を使って結合する方法なんかも紹介されてて、まずそれを試してみたのですが保存後は「mp4」になるし、何よりも結合部分のコマ落ちが改善されてませんでした。(これは「60i」の影響もあるのかもしれない)

その他、フリーソフトや有料ソフトなどを使う方法もあり、最終的にはそれらを試してみようかなという前に、このコマンドプロンプトの方法を試した次第。

他のソフトのインストールも必要ないし、結合する際の時間もそんなに長くないので、コマンドプロンプトを使える人は断然この方法がオススメです。使ったことない方も手順通りに落ち着いて行えば使えると思いますのでぜひ。


とにかくこれで、S21の設定を最高画質で60iのまま、繋ぎ目を気にせずに撮影し続けることができます。上記ブログ様にはマジで感謝。多謝です。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2022年8月18日木曜日

「ZOOM F2-BT」は個人的に最高の機材。

どうも、ひらた店長です。

2022年8月始め。フィールドレコーダー「ZOOM F2-BT」を購入。遅めの自分への誕生日プレゼントとして。(ちなみに誕生日は7月29日。2022年で40才となりました)

「F2-BT」を手に乗せている図。
想像していたよりも小さくて驚き。

パッケージがこちら。
ラベリアマイク付き。

パッケージ裏の説明書き。
ちょっと見づらいかも…。

パッケージ裏に特徴などが書かれてますが、詳しいスペックなどはこちらの「ZOOM F2」のページにてどうぞ。

最大の特徴は何と言っても「32bit float」であること。
これによって録音開始時にゲイン調整をせず、ほぼ音割れの心配なく録音することが出来るわけ。録音後にPCにてデータをゲイン調整し、適正音量に劣化なく調整することが出来るんですね。

「ほぼ音割れの心配なく」と書いたのは、ネット上では「音割れしないレコーダー」と紹介されたりしてますが「絶対に音割れしない」ということはないため。F2-BT側じゃなくマイク側の性能を超える音量が入力されれば当然音割れします。なので「音割れの心配なく」というのは「適切なマイク選びとマイクセッティングがされていれば」というのが大前提。

「32bit float」がどういうものか?というのは詳しく書かない(書けない)ので、気になる方はぜひ検索を。


テスト録音の動画はこちら。
ついでに購入前の注意点について
お伝えしてみたのでよかったら参考に。

こちらはF2-BTのラベリアマイクを
テーブルの上に置き、それを挟んで
二人でしゃべってみた動画。
声を張っていないのに
後でゲイン調整するとこの通り。


とりあえず、購入後10日ちょっと経ち何度か試したりしておりますが、難しい話は抜きにして控えめに「F2-BT」について個人の評価をお伝えすると「最高」の二文字です。

録音さえ出来ていれば後で編集ソフトで何とかできる、という安心感があるのはとても良いです。動画撮影前のマイクセッティングって結構な手間なので、それが省けるのも本当に助かります。(自室での撮影でもマイク位置を一からセッティングしているので)

PCで使っている編集ソフトが32bit floatに対応していて、これから新たにピンマイクを購入したいぞという方にはマジでオススメいたします。(ゲイン調整などが自分で出来るのが前提になりますが…)

↑Amazon F2-BT

↑Amazon F2

2022年8月18日現在、「F2」はBluetooth搭載モデルである「F2-BT」の方がAmazonではなぜか安くなってまして。(以前はBTの方が数千円高かった)
購入前に色々と他のサイトも見ましたが、現在のところAmazonが最安値だと思われます。購入を考えていたという方は今がチャンス…かもしれません。もしよかったら参考までに。

ちなみに個人としては近年で一番買ってよかった機材でした。
これからの撮影などで活躍すること間違いなしで、使うのが楽しみなレコーダーです。


さてさて。
それでは本日はこの辺で。