今回はマルチエフェクター「ZOOM B3n」でのアコースティックベース(以下、アコベ)の音作りの話題を。
↑B3nが我が家に来た経緯やエフェクト一覧はこれらを。
これが「ZOOM B3n」。 現在は生産終了となったそう。 |
アコベ「TACOMA CB105C」。 これの音作りをB3nにて。 |
地元でインストバンドを組んでいて、今まではエレキベースを使用していました。しかし、11月19日に標茶町博物館「ニタイ・ト」にてライブがあって、そこの雰囲気と合わせるためにもアコベを使ってみようという流れになりまして。見た目的にも音的にもね。
アコベは今まで、個人的に部屋で生音で楽しむのがメインだったため、しっかりと音作りをしていなかったんです。一人での演奏じゃないので、これはいよいよしっかりと音作りせねば…ってなわけで「ZOOM B3n」を使って先日から真剣に音作りを始めた次第。
B3n稼働中の写真。 練習場所のメンバー宅には猫ちゃんがいて その猫ちゃんの毛だらけになっているのはご愛嬌。 |
「アコベらしい音」がそのままアンプなどから出ればいいなというのが基本的な考え。ということで、プリアンプなどを色々と試して行って行き着いたのが「DI-5」。これは説明書には「AVALON DESIGN U5風プリアンプ」との記載なんですが…正直全然知らなかったので検索してみたところ結構な高級機材でした。
DI/プリアンプなんですが、足元に置いて使うエフェクターじゃなくて、アンプの上とかに置いて使ったり宅録の際に使うようなゴツいタイプのヤツ。アコースティックギターとかと相性が良いらしい。
この音が余計な着色がされていない音でとても好印象だったんですよね。
パラメータに「Tone」があって「1~6」から選べるようになっている。「1」だと入力されている音そのままという感じで、数字を大きくしていくと余計な高音などがなくなっていくという風に感じました。「6」だととてもグラマラスというかムーディーというかエロいというか…とても好みの音になったので最大値にしてます。そして「Hi Cut」もONにすることでアコベ、というかピエゾピックアップ特有の高音のガリガリ感・ザラザラ感がなくなってさらにいい。
「DI-5」のパラメータ。 ボリューム・ゲイン以外に2つというシンプル設計。 |
パラメータに「Tone」があって「1~6」から選べるようになっている。「1」だと入力されている音そのままという感じで、数字を大きくしていくと余計な高音などがなくなっていくという風に感じました。「6」だととてもグラマラスというかムーディーというかエロいというか…とても好みの音になったので最大値にしてます。そして「Hi Cut」もONにすることでアコベ、というかピエゾピックアップ特有の高音のガリガリ感・ザラザラ感がなくなってさらにいい。
この状態でバンド練習に行き、ドラムとピアノ、そしてアコベで合わせてみたところ結果はかなり良好。特にピアノの音に負けて埋もれてしまうかと思っていたけど、そんなことはありませんでした。(ちなみにバンドはインストで、自分がベースラインを弾く時とメロディを弾く時がある)
ただ「DI-5」のみでの音作りでは演奏中に「ローがキツ過ぎる」と感じる場面も。特にメロディを弾こうと低音弦のハイフレット(4弦ベースで言うと3弦14フレット辺り)を弾いた時には、低音がモワッとしてしまい音の輪郭がなくなってしまう感じ。
これは何とかしたいということで練習後、さらにエフェクトを追加。
液晶画面が見やすいよう全体が暗いのはご勘弁を。 「DI-5」の他に「Low EQ」と「High EQ」を追加。 |
「Low EQ」は低音域に特化、「High EQ」は高音域に特化したイコライザー。「Low EQ」の左端に「Type」という項目がありますが、そこでは「SHELF」「HPF」の2つを選べる。
「HPF」は「ハイパスフィルター」の略で「高音域はいじらずに指定した帯域以下をカットする」というもの。帯域の指定は隣の「FREQ」にて。数字の単位はヘルツ。つまり上の写真では「50ヘルツ以下をカット」という設定になっているわけ。
こうすることでキツい低音域がなくなり、ハイフレットを弾いた時にも音がモワッとしなくなりました。
「High EQ」は入れてみたものの…「LPF(ローパスフィルター:低音域はいじらずに指定した帯域以上をカット)」は必要ないかも、と思っている。「DI-5」の方で高音域はカットしてあるし、実際に音を聴いてもあまり変化を感じなかった。
ただ「Type」を「SHELF」にすると「指定した帯域以上をブーストする」という風に使えるんですよね。(「Low EQ」の場合の「SHELF」は「指定した帯域以下をブーストする」ということになる)
「SHELF」で使いミッドハイ以上を持ち上げるか、ゲイン・ボリュームだけを持ち上げてメロディを弾く際などのブースターとしてみてもいいのかも?とこの文章を書きながら思ったところ。今夜試してみよう。
次の練習は今週中にあるはずなので、EQを追加した状態でどうなるかが楽しみ。
これはアコベ本体のプリアンプ部分。 「ハイ、ミッド、ロー」はフラットにして音作りをし 演奏中・ライブ中の微調整の際にいじるようにしたい。 |
エレキベースでの音作りってそんなに悩んだことはないんですが、アコベはピックアップの方式が違うせいか全然勝手が違う。悩みつつ手探りでやっているんですが…「これだっ!」という求めていた音になった時に超気持ちいいのが音作りの楽しいところですよね。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
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