2016年12月14日水曜日

5弦ベースをLow-Bから自分でHi-Cにした話。

※こちらの記事、2022年3月13日に加筆修正いたしました。

どうもこんにちは!ひらた店長です。

このブログは主にベース関係のマニアックな話をするという主旨となっておりまして。
そんなわけで、愛機の5弦ベースをLow-BからHi-Cにした時の話を。
(Hi-Cは6弦ベースの6弦が無い状態。高音弦のチューニングがCなのでHi-Cと呼ばれる)

以下、手に入れた時のエピソードとHi-Cにした経緯、そしてLow-BからHi-Cにした際の注意点と続きます。


こちらが愛用のメイン機。
Bacchus「WoodLine」5弦ベース。

この5弦ベース、大学生の頃(15年くらい前。2002年か3年くらいの話)に軽音楽部の尊敬するベーシストの先輩から売って頂いたものなんですね。その時は一般的な低い方に一弦増えている5弦ベースだったわけ。いわゆるLow-Bの5弦ベースの状態。

その当時の自分には…




正直手に余るベースでした(笑)

それまで使っていたベースから比べると弦のテンションが弱く弾き慣れなくて、5弦自体もそんなに使うわけじゃないしな~…ってことで飾ってあるような状態だったんですね。たまにコピーするものによっては5弦ベース(Low-B)が必要になるので、その時にちょっと使っていたというくらいの使用頻度。

ちなみに高校生の時に一番使っていたのは
一番右のYAMAHAのビリー・シーンモデル。
これはめっちゃテンションが強い。
大学生の頃は真ん中のWarwickがメイン。
このWarwickも先輩から売ってもらったもの。


それが家業の家具屋をするために田舎に帰り、ベースをあまり弾かなくなり数年経った頃。
ある時、またベースを弾きたくなったんですね。

その時にこのバッカス「ウッドライン」を弾いたら…



スゴい良い音がしたんですね。

生音だったんですが、ボディが響くというか…
先輩から譲ってもらった頃よりも「いいフィーリング」だったんです。

それからまた少しずつベースに触るようになりました。

「ソロベースのしらべ」なんかを久しぶりに弾いたりしていたんですが、一番大きかったのは「ウェイマン・ティスデイル(Wayman Tisdale)」というベーシストを知ったこと。(敬称略)


ウェイマン・ティスデイルについて詳細はこちらからぜひ。


アメリカのスムース・ジャズのベーシストなんですが、彼の曲を聴きコピーしたくなったわけなんです。それで弾いてみたら、ベースにしてはえらい高い音が出てまして…

調べたら5弦ベースをHi-C仕様にしていたんですね。

それでコピーしたくてHi-Cにしたってわけ。

もともとベースの高音の音が好きでソロベースのしらべにもハマっていたので、こりゃいいな~と。一人で弾いてても楽しいし、和音がキレイに出るし。

そんなわけでHi-C仕様にしたってわけです。

全然これまでの話しと関係ないけど
バッカスのこのブリッジがカッコイイ。好き。
今はこのブリッジ使われてないみたい。

Low-BからHi-Cにした際、一つだけ問題が発生しましてね。
張力が変わりネックがちょっと反ってしまったんです。考えると弦の太さが全然違うので引っ張る力が全然違いますよね。

なのでトラスロッドの調整が必要になりました。

トラスロッドは自分で調整したんですが、反り具合を見ながら自分好みの弦高になるよう数日かけて調整しました。おかげで今はバッチリです。

そんなわけで、もしご自身でLow-BをHi-Cにする方がおりましたら、トラスロッドの調整は必ず必要になると思うので事前に調整方法などを調べておくと良いかと。
Hi-Cにした際「ナットの交換も必要」という情報もありますが、自分はナットは交換・変更はしておらず、現在のところ何も不具合は発生していないので心配な方のみ、という感じでしょうか。その辺はベースの様子を見ながら、弾いて違和感があれば必要かもしれません。

自分は隣町まで行かないと楽器屋さんがない環境なので自分で調整などをしますが、心配な方は楽器屋さんなどで相談してやってもらうのも一つの手かと思います。

よろしければ参考にしていただければ幸いです。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

ひらた店長でした!


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