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2025年6月4日水曜日

「ZOOM H1e」のファイル分割と16GBでの録音可能時間について。

どうも、ひらた店長です。

32bitフロートのハンディレコーダー「ZOOM H1essential」(以下「H1e」)を4月末辺りに購入。ステレオ録音できるハンディレコーダーなので、バンドの練習やライブ時の録音に使用するのが主な目的です。

H1eの外観。長い方で約14cmなので
小型で取り回しやすい。
マイクが2つ交差する形のXYステレオ方式。

↑細かいスペックなどの話はしないので気になる方はこちらを。

↑H1eはそのままだと風の吹かれに弱いので外での録音をしたい方はアクセサリーパックのウインドジャマー(風防)は必須だと思う。ちなみに自分も購入。風防と一緒にケースに入れたい場合は専用収納ケースが便利。

H1eの録音テスト時、ミニ三脚に取り付けて室内で歩きながら録音したのですが、無風の室内で歩いた際の風圧だけでも「ボボッ」と風切音が録音されてました。風防なしだとそれくらい風の吹かれに弱い点にご注意を。


さて。そのH1eですが、現在はバンド練習中の録音で活躍してくれています。
2時間以上の録音なんですが、長時間録音時のファイル分割は約1時間33分でした。(ステレオでの録音時)

分割されたファイルのサイズ。
1.99GBで分割されていた。
時間で言うと1:33:12秒くらい。

モノラル録音では未検証。
モノラル録音時も1.99GBでファイル分割されるなら約3時間録音できることになるが、ファイル容量じゃなくて「約1時間33分」というのがファイル分割の区切りだとすると同じ結果になる可能性も。どっちを基準にしてファイル分割される仕様なのかわからないので、モノラル録音での長時間録音をしたい方は事前にテストされることをオススメいたします。


分割されたファイルを音声編集ソフト「iZotope RX7 Audio Editor」で並べたところ、音が途切れずに再生された。(分割された2つ目のファイル全体をカットし、1つ目のファイルの最後尾にインサートして挿入)
別の音声編集ソフト「CyberLink AudioDirector8」でも検証したが、こちらも音飛びは確認されず。

ただ、他の音声編集ソフトでも同じように音切れなく並べられるかは保証できないので、心配な方は長時間録音する場合、1時間ずつ録音をやり直すと安心かと思う。

動画編集ソフト「PowerDirector」で
分割されたファイルを単純に並べたところ。
わずかに音が飛んでいるのを確認。

分割されたファイルを別々に音声編集ソフトで編集して書き出した場合、動画編集ソフト「PowerDirector」でファイルを並べてみると、ファイルの切れ目はほんの一瞬ですが音が途切れます。こういうやり方はしないと思いますが一応注意点として。(32bitフロートを直接扱える動画編集ソフトで分割されたファイルを並べるとどうなるかは不明)


ちなみにH1eに16GBのmicroSDカードを使用した際の録音可能時間は約11時間20分ほど。これはステレオ録音の際で、モノラルだと約22時間40分になる。
↑これはモノラル録音の「F2」と同じ結果。


最後に。

H1eは本体の中で録音データのノーマライズ(音量の最大化)ができるが、録音した時間よりも多く処理に時間がかかるらしい。そんな情報を目にしていたので確認してみた。

ちょっと見づらいかもしれないが
42分58秒の音声ファイルを表示中。
それを24bitでノーマライズする設定にして
エクスポートしようとした画面がこちら。
約43分が処理に約52分かかるとのこと。

「本体でのノーマライズ処理に時間がかかる」というのはどこかのレビューで目にしたような気がするが、約43分のファイルが約52分というのは個人的には許容範囲かな。

いずれにせよ「処理の早さ」だけを気にするならPCに取り込んで編集ソフトでやった方が早いのは間違いない事実。32bitフロートを扱える音声編集ソフトを持っていない方は知っておいて損はない情報かと思う。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年5月26日月曜日

「ZOOM R4」で長時間録音した際の問題点&注意点。

どうも、ひらた店長です。

昨年に「ZOOM R4」というポータブルMTRの話をしたことがありました。今回はその「R4」をレコーダーとして長時間の録音テストをしてみたという話。

↑R4がどういう製品かという話が上の記事で、下は内蔵マイクの音質についての話。

↑Amazonでの販売ページはこちら。詳しいスペックなどはこちらで。

「ZOOM R4」がこちら。
部屋では基本的にミニ三脚に取り付けている。
ちなみに画面右上にSDカードの表示があるが、
SDの使用量は青い色で表示されて
白い部分はまだ空き容量があるということ。

先日にバンド練習があり、その際にミキサーのメインアウトからR4にステレオケーブルで接続。なのでR4側もステレオでの録音設定に。録音時間は2時間半ほどで乾電池駆動(プラグインパワーなし)。

満充電の状態で録音開始をし、録音終了時に電池残量が1目盛りまで減ってましたが、電源を切ってしばらくしてから再び電源を入れると電池残量が3目盛りまで復活してました。理屈はよくわかりませんが長時間録音時はアダプターからの給電が安心かも。

個人的に気になっていたのは、長時間録音するとどれくらいの時間でファイル分割されるのか、そして分割された部分は音飛びするのかという点。

結論として録音時間2時間半ではファイル分割されませんでした。
R4とPCをケーブルで繋ぎ、録音したデータを取り出してみると1トラック(モノラル)が約1.5GB。2トラックも同じく約1.5GB。つまりステレオとして扱うと約3GBになるということのはず。(PCと繋いだ際にはステレオのデータとしては取り出せない)

ZOOMの別のレコーダーでは2GBほどでファイル分割がされるので、R4だとモノラルで3時間くらい録音するとファイル分割が起きるのかもしれない。(未検証)

そんなわけで2時間半の録音ではファイル分割は起きないということが判明。

そして録音された2時間半のデータをPCから聴いたところ、特に問題は発生しておらず、しっかりと録音されていたことを確認。しかし。長時間録音すると一つ問題があることが判明しました。

それは、録音データが2GBを超えるとR4本体でのエクスポート(書き出し)ができないという点。

プロジェクトからエクスポートを選ぶ。
(ホコリはご勘弁を…)
エクスポート時のファイル形式などを選んだ後の画面。
2時間半のデータは処理するのに45分かかるとの表示。
そのまま「Execute」を押すと…
「Over 2 GB !」との警告。
処理を行ってくれない。

R4本体でのエクスポート時に「ファイル形式:WAV/MP3」「ビット深度:16bit/24bit/32bit float」「ノーマライズ処理:有効/無効」を選択するわけだが、2GBを超えるファイルはそれをR4本体ではできないということ。

あらためて説明書を確認すると「トラックの最大録音時間が93分を超えると書き出しは実行出来ません」との記述がありました。上の写真では「Over 2 GB」と書かれているが、正確な条件は「92分以内であること」ということみたい。

2時間半のステレオ録音で片方のチャンネル(モノラル)が約1.5GBだったので、モノラルなら2時間半の録音をしてもR4本体でノーマライズなどが出来るのかなと一瞬思ったが、そもそも「93分を超えると出来ない」とのこと。それなら「Over 2 GB」の表示は誤解を招くような気がするが…とにかくこの点はレコーダーとして使いたい場合には気をつけた方が良さそう。(R4をレコーダーとして使用するユーザーは少ないと思うが)

ただし。

これはあくまでも「R4本体でエクスポートする場合」の問題点。

R4とPCを繋ぐ、もしくはSDカードから直接データを取り出す分には2時間半でもまったく問題はない。ただ、取り出したデータは当然「32bit float」なので、32bit floatを扱えるDAWや編集ソフトじゃないとゲイン調整・ノーマライズなどの処理が正常に行えない点に注意。

そしてステレオで録音する場合は、取り出したデータは「モノラルx2」なので、自身でDAW・編集ソフトを使ってステレオとして扱えることが条件。

32bit float対応のソフトがPCに入っているなら、レコーダーとしてモノラルでの長時間録音は結構ありかもと個人的には思う結果に。
「ZOOM R4」の使い方としてマニアックというか邪道というか…メーカーではあまり想定していないとは思いますが、どなたかの参考になれば幸いです。


↑あらためてスペックなどが気になった方はこちらを。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。