所有しているアコースティックベース(以下、アコベ)「TACOMA CB105C」は過去に自力でブレーシング剥がれのリペアをしたり、指板延長カスタムをしたりした経緯がありまして。そのため「愛機」という表現がピタリと来る愛着を感じている次第。
↑その辺の詳しい話に興味がある方はこちらを。
音に関しては「ほぼ満足」なんですが、一点だけ「謎の振動音」に悩まされていました。
特定のフレットを押さえて音を出すと「ビリビリ…」「ビビビビ…」と何かが振動している音がたまにするんです。「いつも」ではなく「たまに」というのがまた厄介なところでした。
アコベを弾いている手元のアップ。 |
先日も弾いていると「謎の振動音」がして、いよいよどうにかせねば…と思い色々と調べると、「特定の音」というのは「D(レ)」の音の時でした。
なので、Dの音を出しながらサウンドホールに手を突っ込み、色んな部分を触ったところついに原因が判明。
「プリアンプの基盤」がネジの緩みによって振動していたんですね。Dの音に共鳴する感じで揺れて、アコベ本体に当たって「ビビビビ…」と鳴っていました。D音を出しながらこのプリアンプの基盤を触ったところ音が止まったので間違いない。
犯人はこれ。プリアンプ部分。 |
このプレートはネジで固定されていて、 アコベ内部には基盤が固定されている。 |
「プリアンプの基盤」がネジの緩みによって振動していたんですね。Dの音に共鳴する感じで揺れて、アコベ本体に当たって「ビビビビ…」と鳴っていました。D音を出しながらこのプリアンプの基盤を触ったところ音が止まったので間違いない。
そして、このプレートと基盤を固定しているネジを締め直してみたところ、手で触らずとも振動音が消えました。
考えてみるとアコベ本体は音を出した時に振動するわけで、その振動でネジが緩んでくるというのは当然ですよね。
そんなわけでこのネジ、緩みにくいようにシールテープを使うか、アコベ本体に触れる部分にプラスチックのワッシャーなどを挟めて振動しないように、振動しても音がならないように、という工夫をする必要がありそう。
今までは原因がよくわからず「たまに発生する厄介な異音」でしたが、原因がわかれば対処はできるので一安心。これでまた快適なアコベライフが過ごせそうです。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
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