2021年12月27日月曜日

アコベにLa Bellaのフラットワウンドは超いいね。

どうも、ひらた店長です。

12月の中頃になるのですが、アコースティックベース(以下、アコベ)の弦を新調したんですね。


アコベはTACOMA CB105C。
弦はLa Bellaのフラットワウンド弦に。


Warwickのブロンズ弦(ラウンドワウンド)から
La Bellaのステンレス弦(フラットワウンド)に。


向かって左がブロンズ弦。
右がステンレス弦。


今まではWarwickのラウンドワウンド弦を使っていて、その音については特別不満はなかったのですが…唯一気になっていたのはフィンガーノイズでして。アコベで生音で楽しむのは最高なのですが、フィンガーノイズの「キュッ!」という音が気になっていたわけなのです。(自分の技量不足ってのもありますが…)

普通に低音でベースラインを弾くならいいのですが、ソロベースのような高音でコード弾きするような場面では、コードチェンジの際のフィンガーノイズが結構大きく、それが気になっていたわけ。

それでフラットワウンド弦にしたいと漠然と考えていたのですが、とあるプロベーシストの方がアコベにLa Bellaのフラットワウンド弦を張っていると知り、思い切って新調したという次第。


その音のビフォーアフターは動画にしてあるので気になる方はこちらを。


ラウンドワウンドからフラットワウンドに変わった違いがわかりやすいかと。


このビフォーアフター動画は、弦を張り替えた際のライブ配信から抜粋して編集したものでして。フラットワウンド弦にした後、もっと長く弾いておりました。
そういう部分も気になるぞ、という方がいらっしゃったらこちらを。


チャプター設定してあるのでご利用くださいませ。


音に関しては本当に満足のいくものでして。
フラットワウンド弦自体は初めてじゃなかったのですが、ステンレス弦は初めてだったんですね。ステンレスなのでもっとギラギラしているのかな、と想像していたのですが、そんなことはありませんでした。

店長の感覚ではラウンドワウンド弦のフィンガーノイズがかなり軽減され、しかし音の明るさは変わらないという感じ。倍音はしっかりあるのにマイルドな音で、でもしっかり明るい音って感じ。(ブラックナイロン弦のマイルドさもありつつ明るい、って感じ?)

言葉では伝えにくいのでぜひビフォーアフター動画にてご確認を(笑)



↑店長が使った弦のAmazonのページはこちら。
スペックなどはこちらで。


La Bellaの弦は初めて使ったのですが、これは良いですね~。音に虜です。
アコベだけじゃなく、エレキの方もLa Bellaにしたくなりました。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

ひらた店長でした!


2021年12月7日火曜日

ベースでコードを弾きたい時に役立ったのが「ベース・コード大図鑑」。

どうも、ひらた店長です。

「教則本」ってありますよね。楽器の弾き方とか理論とかを解説しているあの本です。本屋などでタイトルを見て興味を惹かれ、買っただけでなんとなく満足してしまい本棚に並べてしまうあの本です。店長もそういう本、本棚にございます(笑)

そんな教則本でございますが、その中でも店長的に役に立つことが多い本をご紹介しよう!っていうのが本日の話。


それがこちらの教則本。
「ベース・コード大図鑑468」という本。


もうタイトルのままの中身なのでございますが、ベースでコードを弾く時のポジションを解説してくれているわけです。
例えば「C」というコードの時はここを押さえる、という風にポジションが書いてあるのですが、それだけじゃなく、同じ「C」でもフレットの場所で色んなパターンが書かれているわけです。今、大図鑑を見たら「C」だけでも10パターンくらいありました。

その他「m」「m7」「6」などなど…一般的に使うコードをベースでどうやって押さえるか解説されているのがこの「ベース・コード大図鑑」でございます。


おなじみのリットーミュージックさん。


ポジション解説だけじゃなく、コードに馴染みのないベーシストに嬉しい「コードとは?」という話も載っていて「コードネーム」「コード構成音」の話なども書いてあるので、それだけでも勉強になるんですね。

自分の好きな曲をソロベースにアレンジしたり、ベースで弾き語りをしてみたい方とかにはとても役に立つかと思います。もちろん、バンドの中で和音弾きをしたいベーシストにも役に立つと思いますよ~。



↑Amazonでのページはこちら。


2007年に初版なんですが、現在は残念ながら絶版で中古品しか出回っていないようです。
もし気になるぞ!という方がいたらお早めに手に入れてみてくださいね~!

店長、オススメございます(*´Д`)


さてさて。
それでは本日はこの辺で。

ひらた店長でした。


2021年11月16日火曜日

「良い音」って…そもそもなんだろうね?

どうも、ひらた店長です。

本日は「音」について。

環境音とかじゃなく、楽器の音の話。私はベーシストでございますので、特に「ベースの音」について思うことを書き綴ってみたいと思うわけです。
(でも、たぶん楽器全般に通じる話だと思う)


アコベを抱える店長の図。


楽器をやっていると「良い音」っていう言葉、使うことがあるかと思うのです。私も上の写真のアコベを弾いては「良い音だな~(*´Д`)」とうっとりして一人悦に入っているわけでございます。
またはエレキベースを弾いていて、アンプやプリアンプなどでイコライジングしたり、エフェクターをかけては一人気持ちよくなっているわけ。

その時、もちろん私は「良い音」と思うわけ。「気持ちいい音だな」と。

でもその気持ちの良い音は、果たして自分以外の人が聴いても気持ちの良い音なのだろうか?とたまに思うわけでございます。「たまに」というのは適当じゃないかも。
歳を重ねて、楽器歴もそこそこ長くなった現在、ふと考えるようになった、というのが適当かもしれません。


年齢を重ねると「蚊の音」が聞こえなくなる、と言われていますよね。いわゆる「モスキート音」ってヤツ。現在、39才の私はまだ聞こえる…はず。たぶん。とにかく一般的に加齢とともに聞こえなくなる音、周波数があるというわけです。

そうすると、です。

果たして自分が出して気持ちいいと思う音は、自分以外の人には同じに聴こえているんだろうか?と。そのように思う次第です。


アンプの前で気持ちいい音を作ったとして、アンプから離れたり、アンプの前からズレただけで少し違うように聴こえるのに、自分一人で作り込んだ「気持ちのいい音」「良い音」が違う人間である他の人に、年齢の若い人に、年を重ねた人に、距離の離れた人に、スピーカーの前にいる人や横にいる人に同じように聴こえるのだろうか?と。

私は「そんなはずない」と思うわけ。同じように聴こえているわけがないんだろうと。


じゃあ「良い音」ってなんだろうか?と。


そのようにあらためて考えた時、私はバンドなどで他の楽器と音が重なった時、それに調和する音が「良い音」なんだろう、と定義してみたわけ。

例えばバンドでギターの音とぶつかるようなベースの音じゃなく、ドラムの音を邪魔するような音じゃなく、全体と調和しつつ、それでいてベースの音がちゃんとそこにある。それが「良い音」なんだろうと思うわけです。

ルーパーを使って音を重ねてみるとよくわかるのですが、やっぱり同じ音で重ねると聴こえにくいというか、ぶつかり合う感じになることがあるんですね。
それを避けるために弾き方を変えたり、イコライザーで音を変えたり、エフェクターをかけたり、ボリュームをいじったりするわけです。すると、それぞれの音がすっと聴こえるんですよね。

その音は単体で聴いた時には「気持ちいい」と感じなくても、ルーパーで重ねてみると「気持ちいい」と感じる音になっていたりするわけでして。
そのような発見があってからはなおさら、上記のように「全体と調和する音=良い音」なんだろうと思うようになった次第です。


さて。

この「良い音」って人それぞれの考え方があり、それぞれの定義があるんだと思うのです。
今回の私の話はあくまで「店長は今こう思っている」というもので、誰かの考えを否定したり、こうあるべきと考えを押し付けるものではない、ということだけ最後にお伝えしたいと思います。

それに「今こう思っている」というものなので、自分自身、数年後にはまた違う風に思っている可能性もあるわけです。その際にはまた、このブログに綴ることができればと思っております。


さてさて、それでは今回はこの辺で。

ひらた店長でした。


2021年11月4日木曜日

アコベのブレーシング剥がれリペア日記。その15 ~番外編~

どうも、ひらた店長です。

2002年製TACOMA5弦アコースティックベース「CB105C」。それのブレーシング剥がれを自力でリペアしていく様子を綴っていたのが本シリーズ。15回目の今回は番外編。

↑今までのシリーズや経緯説明などは以前の記事でぜひ。

前回14回目が「最終回」と言っておきつつ、しれっと続きを書いてますが…これには理由がありますのでご勘弁を(笑)


サブタイトルは「番外編」としたわけなのですが、前回の最後に「まだ少し異音がする」ということを書いたんですね。ブレーシング剥がれが原因じゃなく、何かが共鳴しているような音がする、と書いたわけ。

その原因が判明し、そして問題解決できたのでご報告しておきたい!というわけで番外編として書き綴っているわけでございます。


結論を先に言うと、異音の原因は「配線の共鳴」でした。


これはアコベ内部。写真の下側がトップ材。
このように配線が2本ある。


黒い太い線がジャックに繋がっていて、銀色っぽい線はピエゾピックアップのもの。この2本がプリアンプに繋がっているわけです。
その2本の線が写真やや中央くらいの灰色のチューブっぽい部品に通ってますよね?これはトップ材に貼り付けられていて、2本の配線があちこちに行って暴れないようにしているわけですが…

もしかしてこのチューブっぽい部品の中で、配線が音を出した時にたまに共鳴しているのでは…?と思った次第。


手元にあったスポンジを適当な大きさにカット。


そのスポンジをこんな風に設置。


配線を通して固定していた灰色の部品の中にスポンジをヘラで押し込み、ついでに黒い配線とブレーシングが少し当たっていたようなので、その間にもスポンジが当たるように、スポンジを長めにしてみました。

この状態にして音を出してチェックしてみたところ…悩んでいた異音が消えました!嬉しい。これで100%納得のいく音になりました。


解決してこうやってブログに書き綴ると簡単なことなのですが…この原因を特定するまでが大変でして。
あらためてブレーシングの剥がれがないかチェックしたり、音を出して異音がするけど、どこから鳴っているかわからないので音を出しながらボディを触ってみたり…とにかく大変でした(笑)

しかし、こうやって無事に問題解決できて一安心。
これで安心してアコベライフを楽しんでいけます。


さてさて。
それでは番外編はここまで。

ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます!前回も書きましたが、このリペア日記シリーズがアコベを弾くどなたかのお役に立てば幸いです。

ひらた店長でした!


2021年10月17日日曜日

アコベのブレーシング剥がれリペア日記。その14 ~リペア完了報告2~

どうも、ひらた店長です。

2002年製TACOMA5弦アコースティックベース「CB105C」。それのブレーシング剥がれを自力でリペアしていく様子を綴っているのが本シリーズ。本日は14回目。

↑今までのシリーズや経緯説明などは以前の記事でぜひ。


以前の記事の紹介もずいぶんと長くなってしまいましたが…今回14回目にてこの「ブレーシングリペア日記」も最終回となります。

「その12」でアコベ裏板側のブレーシングリペアが完了し音をチェックしたわけですが…まだ音に少し「ビリビリ」と異音が含まれていたわけ。調べるとトップ材のブレーシングも3ヶ所剥がれていたんですね。それを「その13」にてリペア。
その後の音出しチェックの報告がまだでしたので、今回「その14」にて報告し、それを最終回としようというわけ。


TACOMA CB105C
本シリーズのクランケ。


結論を申し上げると98%くらい満足のいく音でした。

「その12」時点では5弦などを強めに弾くとビリビリと異音が入ってましたがそれがなくなり、音がスッキリとした感じ。これが本来の響きなんだなと実感できました。

98%としたのは弾いているうちにたまに「ビーン」というか「ビビビ」というか…何かが共鳴するような音がすることがあるんですね。
ブレーシングは素人チェックですが、他に「剥がれ」はないと思うので、原因はブレーシングではなく、アコベのボディのどこかが共振している(または配線などが触れている?)ような感じ。プリアンプのスイッチとかかも?原因がよくわからないんですね。
なんとなくボディを触っているうち収まって、そしてまたたまに鳴る、みたいな感じ。それが2%ってわけ。

とにもかくにも。

ブレーシング剥がれはリペアでき、音はもともとの、手元に来た時よりも良い感じになったと自負しております。そういう点では大満足。
また愛機としてYouTubeの動画などで使っていこうと思っております。


さてさて。
長いシリーズでしたが最後までお付き合いいただいた方。誠にありがとうございます!
そしてたまたまこのシリーズを見つけて、もし参考にしてくれた方などいらっしゃいましたら嬉しいです。

それでは今回はこの辺で。
ひらた店長でした!


※「その15 ~番外編~」はこちら。


2021年10月11日月曜日

アコベのブレーシング剥がれリペア日記。その13 ~トップ材ブレーシング追加リペア~

どうも、ひらた店長です。

2002年製TACOMA5弦アコースティックベース「CB105C」。それのブレーシング剥がれを自力でリペアしていく様子を綴っているのが本シリーズ。本日は13回目。

↑今までのシリーズや経緯説明などは以前の記事でぜひ。


前回「その12」にてアコベの裏板のブレーシング剥がれリペアが完了、と報告したわけなのです。しかし、ブログの最後に「もしかするとトップ材のブレーシングにも剥がれがあるかも?」とも書いたわけなんですね。
まだ少し音に「ビリビリ」と異音が混じっていたからなのです。

それであらためてトップ材のブレーシングを確認してみました。


アコベのトップ材ブレーシング位置。
3ヶ所に剥がれを発見。

ネットで発見したブレーシングの画像。
向かって右がTACOMAのブレーシング。


上の画像の通り、TACOMAのトップ材ブレーシングは一般的な形じゃなく「A」の形をしたブレーシングになっているんですね。一般的なアコギなどは「X」の形なのでXブレーシングと呼ばれたりしているみたい。
ただ、上の画像のTACOMAのブレーシングは、店長が書いた図の「剥がれ部分」の横に走るブレーシングがないのですが…モデルや年代によって変更があったのかもしれません。

とにかく調べたところ「A」の横棒の両端が剥がれていて2ヶ所と、「A」の頂点左部分に隙間があって1ヶ所。つまり3ヶ所の「剥がれ」が確認できたわけです。


写真の上側がトップ材。
ブレーシングにヘラが入っちゃってる。

ちょっと見にくいですが
これもブレーシングの端にヘラが入ってる。

これはサウンドホールに近いところ。
完全に剥がれてはいないがヘラが入る。


裏板のブレーシングをリペアした今までのようにはトップ材ブレーシングをリペアしにくかったので考えた末、ボディを裏返して置くことに。


つまりこういう状態。
この方が作業がしやすい。

下から見上げた図。
手を入れるためサウンドホールは天板から出す。

リペアするブレーシングの下に低反発ウレタンを設置。
ここに重りの治具が設置されるため。


ブレーシングにタイトボンドを塗った図。

めちゃくちゃわかりにくいけど
写真奥のブレーシングの端にも。

「リペア日記その8」で作った治具を設置。

同じ位置の別アングル。
トップ材にボンドが残るのはあきらめました。

もう片方のブレーシングにも治具設置。
写真が撮りにくい…。

Aの頂点左部分にも。


重りを使った治具を設置するためにもボディは裏返して作業する必要があったんですね。TACOMAの特殊な位置のサウンドホールが、トップ材のリペアの際には逆に助かりました。

タイトボンドをヘラ(パレットナイフ)で塗る作業はさすがに慣れてきました。今回の3ヶ所を含めると9ヶ所のリペアをしたことになりますから。自分のアコベに限って言えば、またブレーシング剥がれが発生しても自信を持ってリペアできそう(笑)


トップ材のブレーシングは他の位置も剥がれていないかチェックして、剥がれていないことを確認したので、おそらく今回の作業で完全にリペア完了になるかと。

タイトボンドの乾燥が待ち遠しい。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

ひらた店長でした!


※「その14 ~リペア完了報告2~」はこちら。


2021年10月9日土曜日

アコベのブレーシング剥がれリペア日記。その12 ~リペア完了報告~

どうも、ひらた店長です。

2002年製TACOMA5弦アコースティックベース「CB105C」。それのブレーシング剥がれを自力でリペアしていく様子を綴っているのが本シリーズ。本日は12回目。

↑今までのシリーズや経緯説明などは以前の記事でぜひ。

「その10」にて裏板ブレーシングの最後の箇所を接着しまして。その後、音を確認などしたところ、ブレーシング剥がれが発覚した当初からは劇的に良くなりました。

その報告は前回、『YouTubeライブ配信にてアコベの復活報告をいたしました。』のブログ内で紹介したライブ配信でもさせていただいたのですが…同じくブログ内で書いた通り、「アコベの復活報告」をあらためて動画にて投稿したのでそちらを。



「朗報」と題してご報告を。


上の動画内にて、ブレーシングが剥がれた状態の音、そしてそれをリペアした後の音を聴くことができます。それを聴いていただけると劇的に改善したことがおわかりいただけるかな、と。
リペア後はやはり音がクリアになり、以前よりも音が前に出てくるイメージ。弾いていてとても気持ちいい。

そんなわけで、これにて「リペア日記」は今回で最終回を…と思っていたのですが。


リペア後のアコベ。強く弾くとまだ「ビリビリ」と音が混じることがあるんですね。
今回は「アコベの裏板のブレーシング剥がれ」をチェックして自力リペアしたわけなのですが、もしかするとトップ材(表板)のブレーシングも剥がれている可能性があるかも。

なので、その辺も近日中にチェックして、剥がれがあればまた「リペア日記」という形でご報告させていただこうと思っております。

とりあえず…


よかったら上の動画、のぞいてみてね(*´ω`*)

さてさて。
今回はこの辺で。

ひらた店長でした!


※「その13 ~トップ材ブレーシング追加リペア~」はこちら。


2021年10月6日水曜日

YouTubeライブ配信にてアコベの復活報告をいたしました。

どうも、ひらた店長です。

昨日10月5日の22時より、YouTubeライブ配信「ひらた店長のベースdeぬるっとnight」にてアコースティックベース(アコベ)の復活報告をさせていただきました。


昨夜の配信中の画面。
アコベの試し弾き中。


途中はこのような画面で
リペアの内容と工程の話も。


アコベの復活報告はあらためてYouTubeの動画にて投稿しようと思っているのですが、取り急ぎYouTubeライブ配信にて音やリペア内容をお伝えさせてもらった、という感じ。2時間近く配信して「取り急ぎ」も何もない気もしますが(笑)


27夜目の「ぬるっとnight」はこちらから。


00:00~ 待機画面
02:13~ オープニングトークとアコベ復活報告
18:52~ リペア内容とその工程報告
1:08:42~ あらためて復活報告とLINE出力テスト
1:44:59~ 終了画面

↑昨夜のチャプターはこちら。


基本的には「リペア日記」でお伝えしていたことを話していたわけなのですが、やはり実際の「音」というのは動画じゃないと伝えられないわけでして。それが主な目的となっております。

ライブ配信の後半ではLINE出力のテストもして、LINE出力も問題なくできているのを確認いたしました。配線にダメージなどがないようで一安心。

よかったらライブ配信のログ、ぜひご覧くださいませ。


さて。
それでは今回はこの辺で。

ひらた店長でした!


2021年10月5日火曜日

弦高は「下げられる限界まで」を基本としております。

どうも、ひらた店長です。
今回は「弦高」についての話。

先日、アコースティックベース(以下、アコベ)のブレーシング剥がれの自力リペアを終え、本日10月5日の夜にYouTubeライブ配信にて「アコベ復活報告」をする予定なんですね。ご興味ありましたらお付き合いいただけると幸いです!

そんなわけで、配信に向けてアコベの弦を戻したりしてセッティングしていたわけですが、ネックが思ったよりも順反りになっていたのでついでに調整をしたわけです。


アコベのボディとネックの付け根。
弦高を下げた状態なんですが…
こうやってみると弦高って高く見える。


ネックの反り調節(トラスロッド調節)をすると弦高が変わるので、好みの弦高にするわけですが、自分は「下げられる限界まで」を基本としております。

数値で測っているわけじゃなく、弦高を下げてみて(ネックをフラット気味にして)ハイフレット部分を弾いて弦がビリビリとしないか?とか、低音側を弾いて同じくビリビリしないか、というのをチェック。
ビリビリと音がしていたりしたら弦高をちょっと上げて(ネックを順反り気味にして)、同じくどこを弾いてもビリビリとしないかチェックする感じ。

ビリつきがなくなるところを「下げられる限界」としているわけ。


自分の場合、ソロベースをしたりするのでハイフレットでコード弾きをした時にビリビリと鳴るのは好みじゃないんですね。なるべく綺麗に響いて欲しい派です。それに弦高はなるべく下がっていた方がコードを押さえやすいから。

なので「ビリつきがないこと」かつ「弦高を下げられる限界にすること」を目的に弦高調整しているわけですが…

エレキベースなどでハイフレットを使わない場合はビリつきがあっても良いかと思っております。特に歪ませた音がメインの方とか、スラップをメインにする方はビリつきがあるくらいの方が気持ちいい場合もあるかと。

そんなわけで弦高って究極的には「好みの問題」かな、とも思っているのですが、高すぎると単純に弾きにくいですよね。初めて購入したエレキベースは弦高が超高くセッティングされていて、でも弦高調整のことを知らなかったので弾きにくいまま練習しておりました(笑)


とりあえず、弦高やネックって自分で色々といじってみると発見があったりするので意外とオススメです。やり方などはネットで調べると一発な時代ですし(*´Д`)


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

ひらた店長でした!


2021年10月2日土曜日

アコベのブレーシング剥がれリペア日記。その11 ~充電式LEDライト~

どうも、ひらた店長です。

2002年製TACOMA5弦アコースティックベース「CB105C」。それのブレーシング剥がれを自力でリペアしていく様子を綴っているのが本シリーズ。本日は11回目。

↑今までのシリーズや経緯説明などは以前の記事でぜひ。


前回「その10」でブレーシングリペア作業は完了。現在は5番ブレーシングのタイトボンドが完全に乾くの待ちつつ、こうしてブログを書いている次第です。
それで今回は「その9」の時に初登場した「充電式LEDライト」について紹介を。


こちらが充電式LEDライト。
一眼レフカメラなどに装着できるもの。

製品の裏側。メーカーなどは後述。
左上のダイヤルでON・OFF。
右上のダイヤルで色合いを変えられる。

こういう白色と…

少しオレンジっぽい暖色に調節できる。

充電中。マイクロUSBのTypeC。
赤い4つの丸でバッテリー残量と
充電の進み具合が確認できる。

でも、角度によっては4つの丸から
どこが光っているか全然見えなくなる。
この辺は中国製ってことで…。


2020年にデジタルビデオカメラに使うために購入したこのLED充電式ライト。
メーカーは「VIJIM」。モデル名は「VL-81」。
先ほどもチラッと書きましたが、中国製なので少し精度が甘いなと感じる部分もありますが…自分としては必要十分な性能。動画撮影時に実際に使っていたりします。

それで今回、アコベのボディ内部、特に奥での作業の際、明かりが足りなかったのでこのライトをボディ内部に設置して作業したのですが…たいへん役に立ったんですね。かなり明るいので作業はもちろん、ブレーシングの隙間の確認などもしやすかった。最初から使えばよかった、と思ったほど。



↑Amazonでのページはこちら。
細かいスペックなどはこちらでどうぞ。


フル充電から3~4時間くらいは稼働できる…と思います。実際に実験したわけじゃないので参考程度に。
とりあえず、持っているとちょっとした懐中電灯代わりとか、停電時に地味に役に立ちそうなので安心っちゃ安心です。防災グッズとしてはもっとちゃんとしたライトを備えておくべきですが…(笑)

ただカメラはもちろん、スマホでの撮影の際とか、ちょっと明かりが必要という時には重宝するライトなので気になる方はAmazonのページ、ぜひのぞいてみてくださいませ。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

ひらた店長でした!


※「その12 ~リペア完了報告~」はこちら。


2021年10月1日金曜日

アコベのブレーシング剥がれリペア日記。その10 ~ブレーシング接着4~

どうも、ひらた店長です。

2002年製TACOMA5弦アコースティックベース「CB105C」。それのブレーシング剥がれを自力でリペアしていく様子を綴っているのが本シリーズ。本日は10回目。

↑今までのシリーズや経緯説明などは以前の記事でぜひ。


今回は前回に引き続き、ボディ1番奥のブレーシングの接着作業を。
ついに最後の「剥がれ」箇所の作業です。


作業開始前に気合を入れて一枚。


ボディ1番奥の5番ブレーシング。
図で言うと手前の箇所。

この写真の奥、向かって右がリペア箇所。

ヘラを挿し込んでいる図。
この状態でタイトボンドを塗っていく。

小皿をボディ内部に置き、
そこにタイトボンドを適量入れる。

それをヘラ(パレットナイフ)ですくう。

そしてブレーシングの下に塗る。

ある程度塗ったら最初のヘラを移動。

そして残り箇所にボンドを塗る。

ボンドを塗り終わったら治具を設置。


6ヶ所もリペアしているのでだんだんと手順や作業工程に慣れてきました。なので、ボディ内部が狭いので苦戦しつつも、作業自体は滞りなく完了。

これにてすべてのブレーシング剥がれへのリペアが完了となるわけです。

後はボンドの乾燥を待ち、治具を外し、外したプリアンプやネックなどを元に戻してリペア終了。9月始めにブレーシング剥がれが発覚してから約1ヶ月。自分がんばった。


リペア完了の報告や音出しはYouTubeでのライブ配信「ひらた店長のベースdeぬるっとnight」を予定。音がどうなっているか不安ではありますが…楽しみでもあります。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

ひらた店長でした!


※「その11 ~充電式LEDライト~」はこちら。


2021年9月30日木曜日

アコベのブレーシング剥がれリペア日記。その9 ~ブレーシング接着3~

どうも、ひらた店長です。

2002年製TACOMA5弦アコースティックベース「CB105C」。それのブレーシング剥がれを自力でリペアしていく様子を綴っているのが本シリーズ。本日は9回目。

↑今までのシリーズや経緯説明などは以前の記事でぜひ。


「その8」で製作した重りのついた木材を使い、ついに1番奥のブレーシング、通称「5番ブレーシング」の剥がれリペアに着手していくのが今回9回目。
5番ブレーシングは両端の2ヶ所が剥がれているので、1ヶ所ずつ接着して参ります。


リペアに使う道具たち。

1番奥のブレーシングなので
ヘラの柄を割り箸で延長。

固定は結束バンドで。
押したり引いたりしてもズレないように。

今回初投入の新兵器。
カメラに使う充電式LEDライト。

かなり明るい。
これについては別の機会に紹介します。

ボディの内部にライトを置いて撮影。
写真じゃわかりにくいですが視認性はアップ。


ヘラを挿し込んでブレーシングに隙間を。
タイトボンドを隙間に入れていきます。

作業完了の図。
作業中はやっぱり撮影できない…。


上の写真で1番奥、5番ブレーシングだけじゃなく、手前の4番ブレーシングにもタイトボンドが塗られております。裏板が膨らんでいる部分があり、その影響で4番ブレーシングにちょっと隙間があったので、それをタイトボンドで埋めたんですね。その辺の詳しい状況は「リペア日記その3」にて。


ブレーシングの上に治具を設置。

別アングルにて。
治具は3つ使いました。


ブレーシングに設置した治具は「リペア日記その8」で製作したものですが、一応予備もかねて3つ作っていたんですね。結局、上の写真のように3つ使ったので用意しておいてよかった…。

4番ブレーシングの時と同じく、ブレーシングにジャッキをかませているわけじゃないので、ボディにはクランプをかませておりません。単純にブレーシングに荷重をかけて、このまま24時間ほど放置します。


ブレーシングの剥がれを図にしたもの。
今回は5番の、図でいうと上の箇所。


さて。いよいよ残りは5番のもう1ヶ所のみ。ここは作業している自分から見ると手前なのですが、その分かえって見づらかったりするんですね。そういう意味では苦労もあるかと思うのですが…

もうちょっとでリペアが完了する、というワクワクが大きいです。タイトボンドの固着完了が待ち遠しい。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

ひらた店長でした!


※「その10 ~ブレーシング接着4~」はこちら。