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2026年10月11日日曜日

「ジリジリ…」というノイズがリバーブペダルからした話と解決方法。【EBS DynaVerb】

先日にライブ配信をしようとした際、リバーブ「EBS DynaVerb(Black Label)」をオンにしたら、リバーブ量を増やすと「ジリジリジリ…」というノイズが発生していることに気付きました。
ベースアンプから音を出している時には気付かなかったのですが、MTRに接続してヘッドホンで音を聴いた際に気付いたわけです。

今回はその原因とノイズの解決方法について。

『「DynaVerb」の音をお伝えしたりしたライブ配信でした。』
↑上が使用感などの話で、下がライブ配信をした報告。

「EBS DynaVerb(Black Label)」
「Black Label(ブラックレーベル)」は生産終了してます。

オーディオインターフェースとして使用しているのは
MTR(マルチトラックレコーダー)「
ZOOM R4」。

実際のノイズは以下のアーカイブの「23:39~」からイヤホンやヘッドホンで聴くとご確認いただけると思います。大きなノイズではないのですが、リバーブ量を増やした時やトーンツマミで高音域も活きるようにした時などに目立ちます。


ベースを音を出している時には気にならなくなるのですが、ベースの音が小さくなってくるに連れて、「ジリジリジリ…」というノイズが目立ってくる感じ。

ライブ配信後に調べた結果、原因と解決方法が分かりました。

原因は「EBS DynaVerb」に入力される音量が小さかったことで、解決方法は「EBS DynaVerb」の前段でボリューム(ゲイン)を増やすということ。

ライブ配信時の装備。
DynaVerbの前段にあるB3nでボリュームを稼げば解決。

B3n内のエフェクトチェイン。
パライコやローカット、DIとコンプがあるので
いずれかでアウトプットゲインを増やす。

DIとコンプの「VOL」を増やしました。

エフェクターを使う際、ベース(またはギター)って「ベース本体のボリュームを全開」にした状態と、「エフェクターをオンオフした際のボリューム」が変わらないようにセッティングするのが定番だと思うんです。どこで見たのか、誰に教わったのか忘れましたが自分はずっとそうしていました。

ベースからエフェクター、そしてベースアンプに繋ぐ場合にはその定番で問題なく、仮にその状態でDynaVerbなどのリバーブペダルで「ジリジリジリ…」というノイズが発生していても「ベースアンプの特性上聴こえない」か、音が空気中を伝わる際に耳に届く前に消えてしまうので「ノイズは聴こえない」という理屈みたい。

しかし、ベースからエフェクターを経由してMTRやオーディオインターフェースに直接接続した場合はボリュームが足りずに「ジリジリジリ…」というノイズが発生し、配信の音声や録音した際にそのまま収録されてしまうんだそうです。(録音時にもノイズがあるのは確認済み)

この「ジリジリジリ」というノイズの正体は、古めのデジタルエフェクター特有のノイズとのこと。以下、「Google検索 AIモード」で調べた際の記述を引用。

・「ジリジリ」の正体:初期デジタルエフェクター特有の「量子化ノイズ」

 ベースを弾いた後、音が小さくなる(サスティンやリバーブが消えかける)タイミングで「ジリジリ」と聴こえるのは、デジタル処理における「量子化ノイズ」(または過渡応答ノイズ)と呼ばれるものです。

 仕組み: デジタルリバーブは、入力されたアナログ音を一度デジタルデータ(0と1)に変換して残響を計算し、再度アナログ音に戻します。音が大きい時はデータが細かく再現されますが、音が小さくなるとデジタルの限界(階段状のガタガタな波形)になり、これが高音域の「ジリジリ・チリチリ」という砂嵐のようなノイズとして現れます。

 なぜ今気づいた?: ブラックレーベルのDynaVerb(特に初期〜中期型)は非常に高品位ですが、基本設計は少し前の世代のデジタルエフェクターです。現在の24bit/32bitプロセッサーを積んだ超最新MTRのヘッドホン端子で聴くと、当時のデジタル特有の粗さ(仕様としてのノイズ)が、アンプ時とは比較にならないほど鮮明に聴こえてしまうのです。


そして、その解決方法として『MTR側ではなく「リバーブの前に」十分な音量を送る』ということをAIモードは提案してくれました。

TACOMA(アクティブ)のボリュームをしっかり上げ、DynaVerbのインプットに入る段階で「ノイズに対してベースの音が十分に大きい状態(高S/N比)」を作ってあげると、相対的にジリジリノイズを小さく抑え込むことができます。

そんなわけでDynaVerbの前段にあるマルチエフェクター「ZOOM B3n」にてボリュームを上げたところノイズは発生しなくなりました。「発生していない」というよりも、ベース音とリバーブ音が大きくなったので「相対的にノイズが聴こえなくなった」ということ。
B3nでボリュームを上げたことで、心なしかDynaVerbのリバーブもさらに良い音になった気がします。(これは本当に気のせいかも)

ただしB3nの方でボリュームを上げすぎると、今度はB3nの内部のノイズが目立って来ます。上げまくればいいというわけではないので、MTRに接続したヘッドホンなどからノイズが目立たないボリューム具合に調整しましょう。


今回は「EBS DynaVerb」の話でしたが、古めのリバーブなどのデジタルペダルだと同じ問題が発生するかもしれないので、どなたかが困った際の参考になれば幸いです。


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2026年10月4日日曜日

リバーブ「EBS DynaVerb」のファーストインプレッション。【Black Label】

ベース用エフェクターを主に作っているスウェーデンのブランド「EBS」のリバーブ「EBS DynaVerb(Black Label)」をついに手に入れたので、今回はそのファーストインプレッションや各モードでのツマミの操作で個人的に感じたことなどを。手に入れた時の喜びの声は昨日9月30日『手元に届いた!』という記事にて。

ファーストインプレッションなどを書き綴る前に少々前置きを。

10月2日の夜にじっくりDynaVerbと向き合いました。
お酒をチビチビしながらのまったり音出しチェック。

アコースティックベース「TACOMA CB105C」(以下、アコベ)を使用。
マルチエフェクター「ZOOM B3n」でイコライジングやDIを設定。

DynaVerbは2つのツマミとミニスイッチが2つ。
2つのミニスイッチで8種類のリバーブが選択可能。

▼左右のツマミの役割。
・REVERB(左ツマミ):原音(ドライ音)に混ぜるリバーブ音の量を調整。(7時位置でオフ)
・TONE(右ツマミ):リバーブ音の高域(トレブル)のトーンを調整。時計回りにMAX(5時位置)まで回すとフィルターはオフ。

『EBSリバーブは裏蓋を開けるとスイッチがある。』
↑裏蓋を開けて基盤のスイッチをいじると「リバーブ音のみ(100%Wet)の出力」が可能。

▼選択可能な8種類のリバーブ。
・ROOM A:典型的なスタジオルームの響き。
・ROOM B:小ぶりで温かみのある部屋。
・ROOM C:広めの部屋のリバーブ。
・PLATE A:ヴィンテージ風プレート。
・PLATE B:クラシックな定番プレート。
・PLATE C:クリアで透明感のあるプレート。
・HALL A:広大で開放的なホール。
・HALL B:アンビエンス感のあるホール。
・HALL C:※HALL Bと同じ音色   
(「ROOM(部屋の響き)」「PLATE(プレートリバーブ)」「HALL(ホールの響き)」)


前置きはここまで。

じっくりと使ってみて、2つのツマミを操作することで自然な浅いリバーブから、アンビエント演奏に使えそうな深いリバーブまで作ることができ、思ったよりも幅広いリバーブをかけることが可能だと感じました。

「ROOM A」で原音に空気感を与えるような浅いリバーブ。

ベースをローポジションで弾いた時の低音はぼやけず、しかしハイポジションを弾いた時にはふんわりと浅いリバーブがかかっているのがわかるのが上の設定。
DynaVerbの回路のおかげか音がわずかに太くなるのでハイポジションを弾いた時も音に芯がある印象。

同じく「ROOM A」。リバーブ量を増やした状態。

色々といじった感じ、リバーブツマミを写真のように3時位置くらいに上げた際は、トーンツマミは反対の9時位置に絞ると自然なリバーブになると個人的には感じました。トーンツマミが3時位置のままだと高音域がバキバキと響いて耳に刺さる感じ。(この辺は好みだと思いますが)

各モードでしっかりとリバーブに個性があって、演奏する曲やバンドの方向性などに合わせて普段使いのモードが見つかりそう。
「ROOM」は自然な広がりという感じで、「PLATE」はリバーブの中に高音域がプラスされている感じ、「HALL」はソロベースでコード弾きするのに最適ですけどリバーブツマミを9時位置に絞るとかけっぱなしもいけると思います。

各モードでリバーブツマミを9時から10時位置くらいに絞れば低音がぼやけない。増やせば自然な響きのコード弾き(ソロベース)に合うように出来ます。後はリバーブそのものの響きの好みって感じなのかなと。同じROOMでもリバーブの音が明るかったり暗かったり、PLATEでも高音域のクリアさが変わったりします。

個人的には浅くかけっぱなしなら「ROOM C」が好みで、ソロベースでしっかりとリバーブを効かせたい時には「HALL A」という感じ。「HALL B」でリバーブ全開で悦に浸るのもいい。「PLATE」はハイが抜けるのでメロディを弾く曲に合いそうな気がします。

DynaVerbは常時オンでの使用を想定。
その状態でリバーブ「FS02」をオンにすると
FS02のリバーブにも艶が出る感じでいい音になった。

DynaVerbはアコベの「生っぽい響き・箱鳴りの音」を再現するため、というのが入手の主な目的。なので常時かけっぱなしの予定。リバーブ「FS02」はアンビエント演奏とか派手にリバーブをかけたい時にオンにする予定です。

リバーブ2台を同時にオンにするとややこしくなるかなと心配してましたが、むしろいい音になったと感じています。試しにDynaVerbを「HALL B」にしてリバーブ全開でFS02の「cave(洞窟リバーブ)」をオンにしてみましたが、それでも音は破綻していないと感じました。これはこれで幻想的でいいじゃんって感じ。


購入検討時にDynaVerbについて色々と調べましたが「プロからの評価も高い」という話がありました。EBSの設計思想「ベースの原音が最優先」の通り、低音が痩せることのない自然なかかりのリバーブは弾いていて本当に気持ちいいです。

これはフリマアプリや中古市場に数が少ないのも納得です。自分もこのペダルは今後、手放すことはないと思います。


そして今回、自分が購入したDynaVerbは「Black Label(ブラックレーベル)」という現在は生産終了しているデザイン・仕様のものです。現行のDynaVerb(記事執筆時)は「Spring Limited Edition」というモデルになります。(EBSの現行シリーズ「ブルーレーベル」ではリバーブは作られていない)

EBSのコンパクトエフェクターの各モデルやブラックレーベルなどの変遷に関して知りたい方はこちら『EBSの思い出と深堀り。』という記事にて。


ここまでお付き合いいただき誠にありがとうございます!
すでに生産終了しているエフェクターですがどなたかの参考になれば幸いです。


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2026年10月3日土曜日

EBSリバーブは裏蓋を開けるとスイッチがある。

2026年9月30日に手元に来たスウェーデンのエフェクターブランド「EBS」のリバーブ「EBS DynaVerb(Black Label)」。その音を確認してファーストインプレッション記事を書く前に、まずはいつもの通り裏蓋を開けて中を拝見。

EBSのコンパクトエフェクターは裏蓋を開けると、基盤に機能の一部をいじったり変更したり出来る部分があるんです。

向かって左がリバーブ「DynaVerb」。
右はトレモロ「TremoLo」。両方ともブラックレーベル。

トレモロに関しては『EBSトレモロ、思った効果が得られてよかった。』にて裏蓋を開けた写真もご覧いただけるのと、過去に所有していたコーラス「UniChorus」の裏蓋を開けた記事へのリンクもありますのでご興味ありましたら。
ちなみにトレモロは「ゲイン調整のためのポット」があり、コーラスはエフェクト音とベース原音の「ミックスを調整するためのポット」がありました。

DynaVerbの裏側。四隅のネジを外していきます。
マジックテープは前オーナーさんが貼ったもの。

パカッ。

基盤の全体図。

基盤にミニスイッチがあります。(写真中央)
右上のシールにはシリアルナンバーなど。

DynaVerbの基盤にあるミニスイッチでは「通常モード」と「パラレルモード」を切り替えることができるそう。

写真の向かって左に「ON」と書かれていて、スイッチがそちら向きに入っていると「通常モード」で「原音とリバーブ音が混ざって出力」されます。(スイッチが2つあるのはステレオ出力のためだと思われます)
向かって右にスイッチが入っていると「パラレルモード」で、楽器の原音が完全にカットされて「リバーブ音のみ(100%Wet)が出力」されます。このパラレルモードはミキサーのセンドリターンとかに接続しての使用を想定しているモードらしいです。

自分の使い方だとこのスイッチは今後いじる必要はなさそう。


基盤にあるシールには「Flodafors Lego AB」とあります。これはスウェーデンのフローダフォシュ(Flodafors)にあった、電子機器の受託製造(EMS/基板組み立て)専門の会社を示しているそう。

EBSのブラックレーベルは前期だとスウェーデン国内で組み立てをしていて、後期には組み立ては海外生産になったみたいなので、このDynaVerbは前期型(初期型)ってことになります。シリアルナンバーも「2148」と結構若い。レア感があって個人的に嬉しいポイント。
(ちなみにトレモロのポットには「TAIWAN(台湾)」と書かれていたのでブラックレーベル後期のもの。ブラックレーベル自体は2000年初頭から2015年までの製造)


さて。裏蓋も開けてスッキリしたところで今度こそじっくりと音出しチェックして参ります。

ちなみにEBSのコンパクトエフェクターのモデルやブラックレーベルなどの変遷に関して知りたい方はこちら『EBSの思い出と深堀り。』という記事にて。


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2017年1月30日月曜日

EBS「Unichorus」は裏蓋を開けるとエフェクトのバランスを調整できる。

どうもこんにちは!
ひらた店長です。


店長愛用エフェクターの裏蓋を外してみるシリーズの2回目。

今回は2回目にしてこの企画のメインディッシュとも言えるエフェクターです(笑)


今回はEBS「Unichorus」。
マーカス・ミラーが使ってるなら買うしかない、と大学生の時に買った一品。

最近はデザインが変更されて、なんかテカテカしてますが...
この頃のマッドな質感の方が店長は好きだな。




『KORGチューナー「DT-10」の裏蓋を外してみた。』
↑ちなみに1回目のお話しはこちらです♪





さて。

タイトルにも書きましたが、これは裏蓋を外すとエフェクト音のミックス具合を調整できる部分があるんです。



とりあえず裏蓋を外してみましょうね。





EBS「Unichorus」
最近のデザインよりこの頃の方が好き。


裏側はこんな感じ。
四隅にネジ止めされてます。


パカッ。


基盤はこんな感じ。
以前も言いましたが、
こういうのを眺めるの好き。

何がどうなってるか分かんないけど(笑)


基盤の左下にあるここで
ベースの原音とエフェクト音のバランスを変えられる。
プラスドライバーなどで調整。

工場出荷時は真ん中の50%になってるはず。



上の写真の状態でエフェクト音25%~30%って感じ。
(エフェクト音3:原音7って感じ)

このミックス具合を変えることで自分の好みにすることが出来るんですね~。

店長は常時コーラスを浅く掛けたい派なので3:7くらいがベスト。


買ったから結構長い期間、こうやって調整できるのを知らなくて「ちょっとエフェクトのかかりが強すぎるな...」と悩んでいたのは内緒の話。危なく売ってしまうところでした(笑)



調整すると劇的に変わるので、もし持っていてご存知ない方は試してみてね~♪



さて。
それでは今回はこの辺で。

ひらた店長でした~(*´∀`*)





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裏蓋を外すシリーズの3回目はこちら♪
『SANSAMP「BASS DRIVER DI」の裏蓋を外してみた。』