どうも、ひらた店長です。
2002年製TACOMA5弦アコースティックベースのブレーシング剥がれリペア日記。その4回目。今回は「治具製作2」ということで綴って参ります。
↑今までの日記はこれら。経緯などはこれらをぜひ。
「その2」の際、店内にあるネジを組み合わせたりして、ブレーシングを接着した際に、ブレーシングを抑えておく「治具(ジグ)」を自作してみたという話をしたんですね。しかし、それは失敗作となりまして。
なので色々と調べて試作をしたりした結果、一番アナログな方法に落ち着きました。
そんなわけで完成した治具がこちら。
上の写真は接着した時に、しっかりと抑えることができるか?というシュミレーションをしている、というのと製作最中の写真でもあります。
短いと困るのでちょっと長めの状態で切ったのが上の写真でして。一番最初の状態は撮影し忘れたんですが、何の変哲もない普通の割り箸でございます。
それを地道に切ったり削ったりしながら長さを調節して、ブレーシングとトップ材の間にいい感じにハマるよう製作したわけです。コツは少し斜めにハマるように作る感じ。
棒の両端にはボディのトップ材の裏側とかに傷がつかないようにマスキングテープを巻いております。このマスキングテープを巻くことでも長さを微調整できます。
「その2治具製作」の時に作っていたネジは、原理としては「ジャッキ」なわけでして、実際にリペアの現場などで使われているのはそういうジャッキのような治具でございます。(「ブレーシング 剥がれ リペア」とかで検索するとたくさん画像が出て参ります)
しかし、その中で上記のように木の棒で支える方法を使っている方もいらっしゃったんですね。そんなわけでそちらを採用することに。
上記のような試作品も作ったのですが、これもやはり、ボディの奥に設置した際、片手の指先でうまく操作することができずに断念。ネジが指先ではうまく回せないんですね。回せても力がある程度必要なので、金具が目的の場所からズレてしまうのです。
そんなわけで「木の棒で支える」という方法を採用したというわけ。
使う場所によって一つ一つ手作りする必要がありますが、その分、設置する際に手間が少ない感じ。上手に作れていたら設置後に外れる心配もあまりないかな、と。結構しっかりとボディ内部にハマっている感じです。
さて。
そんなわけでブレーシング用治具は完成したので、次回はいよいよブレーシングを接着していこうと思っております。
それでは今回はこの辺で。
ひらた店長でした!
※「その5 ブレーシング接着1」はこちら。
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