どうも、ひらた店長です。
2002年製TACOMA5弦アコースティックベース「CB105C」。それのブレーシング剥がれを自力でリペアしていく様子を綴っているのが本シリーズ。本日は9回目。
↑今までのシリーズや経緯説明などは以前の記事でぜひ。
「その8」で製作した重りのついた木材を使い、ついに1番奥のブレーシング、通称「5番ブレーシング」の剥がれリペアに着手していくのが今回9回目。
5番ブレーシングは両端の2ヶ所が剥がれているので、1ヶ所ずつ接着して参ります。
リペアに使う道具たち。 |
1番奥のブレーシングなので ヘラの柄を割り箸で延長。 |
固定は結束バンドで。 押したり引いたりしてもズレないように。 |
今回初投入の新兵器。 カメラに使う充電式LEDライト。 |
かなり明るい。 これについては別の機会に紹介します。 |
ボディの内部にライトを置いて撮影。 写真じゃわかりにくいですが視認性はアップ。 |
ヘラを挿し込んでブレーシングに隙間を。 タイトボンドを隙間に入れていきます。 |
作業完了の図。 作業中はやっぱり撮影できない…。 |
上の写真で1番奥、5番ブレーシングだけじゃなく、手前の4番ブレーシングにもタイトボンドが塗られております。裏板が膨らんでいる部分があり、その影響で4番ブレーシングにちょっと隙間があったので、それをタイトボンドで埋めたんですね。その辺の詳しい状況は「リペア日記その3」にて。
ブレーシングの上に治具を設置。 |
別アングルにて。 治具は3つ使いました。 |
ブレーシングに設置した治具は「リペア日記その8」で製作したものですが、一応予備もかねて3つ作っていたんですね。結局、上の写真のように3つ使ったので用意しておいてよかった…。
4番ブレーシングの時と同じく、ブレーシングにジャッキをかませているわけじゃないので、ボディにはクランプをかませておりません。単純にブレーシングに荷重をかけて、このまま24時間ほど放置します。
ブレーシングの剥がれを図にしたもの。 今回は5番の、図でいうと上の箇所。 |
さて。いよいよ残りは5番のもう1ヶ所のみ。ここは作業している自分から見ると手前なのですが、その分かえって見づらかったりするんですね。そういう意味では苦労もあるかと思うのですが…
もうちょっとでリペアが完了する、というワクワクが大きいです。タイトボンドの固着完了が待ち遠しい。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
ひらた店長でした!
※「その10 ~ブレーシング接着4~」はこちら。