2023年4月27日木曜日

初めてのピンマイク用ウィンドマフ【ZOOM LMF-2】

どうも、ひらた店長です。

昨年、「ZOOM F2-BT」というフィールドレコーダーを購入しまして。それにはいわゆる「ピンマイク(ラベリアマイク)」が付属していたわけです。
そのピンマイクを使って録音する際、風切り音などが入らない(軽減される)ようにする「ウィンドマフ(ウィンドジャマー、または風防)」を初めて買ってみたという話。

このモフモフしたヤツ。
テレビなどの野外ロケとかに使うもの。

パッケージに入った状態。
商品ページは記事の最後の方で。

ウィンドマフを初めて購入したので
穴がどこかわからないので確認中。
手触りで入り口はわかるけど
マイクをうまく入れられなかったので…。

うまくマイクに取り付けられたところ。
使用マイクは「ZOOM LMF-2」。

↑ラベリアマイク「ZOOM LMF-2」はこちら。
「ZOOM F2」に付属されているが、このように単品でも販売されている。

収納は余っていた小さいタッパーを。
モフモフが型崩れしないしちょうど良い。

↑購入したのがこちら。調べた中では唯一、送料無料だった。
他にも同じような商品で同じような価格で販売されているが、送料は2000円以上無料という感じ。

購入したウィンドマフは商品ページにて「0.5cm」「1cm」「1.5cm」と3種類、ピンマイクの経に合わせて販売されている。手持ちのピンマイク「ZOOM LMF-2」は測ってみると0.7cmで、購入したのが0.5cmのもの。

正直、ちゃんと入るか不安でしたが…ウィンドマフの入り口を調べてみたら、小さいゴムバンドが使われていて入り口は少し広がるようになっていた。なので0.7cmでも無事に装着することが出来て一安心。(もし装着出来なかったら入り口を無理やり広げようかと思っていた)

あまり野外で録音する機会はないんですが、今度ちょっと野外で撮影してみたいことがあるのでその際に活躍してもらおうと思っている。室内でもノイズ(PCのファンノイズとか)の軽減の効果はありそうなので試してみようかな。

とりあえずこのモフモフ。
ちょっとプロっぽくて持っているとテンション上がります。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年4月24日月曜日

指板延長アコベの初陣をライブ配信で。

どうも、ひらた店長です。

先週4月19日の夜、ライブ配信にて指板を延長したアコースティックベースの初陣をしました。

その時の配信中の画面。
足元にあるのはルーパー。

ライブ配信のアーカイブはこちら。

ライブ配信中に延長した指板上の音を、ループの上で弾いたりしてました。その様子は→こちらから←。
「Isn't She Lovely」に合わせて弾いてみたんですが、音が外れている感じもせずとても良い感じ。そもそも今までアコベではこのキーで弾けなかったのでちょっと感動でした。

そんな感じでアコベ自体には問題なくカスタムの経過は順調なわけですが…一つ配信中に問題が。

配信はミキサー(オーディオインターフェイス)をPCに繋いで、そこにマイクや楽器を繋げてやっているんですが、楽器(アコベ)のボリュームを上げるとノイズが乗っていました。
エレキベースの時にはなかったノイズで、これがアコベのせいなのかミキサーのプリアンプのせいなのかはちゃんと原因究明しないといけないのですが…ルーパーでループをさせた際、ループさせているフレーズにはノイズは乗っていないように聞こえたので、アコベやルーパーじゃなくてミキサー側のプリアンプの問題なのかなと。

今度、接続する場所を替えて実験してみる必要がありそう。

ノイズに関して気になる方はアーカイブを見た際、ボリュームをかなり上げると聞こえると思います。ただ、かなり上げないと聞こえないとも言えますし、演奏中は気にならないっちゃ気にならないんですが…演奏している本人、つまり自分にはヘッドホンから大きくノイズが聞こえるので気になるんですよね~。

何とかしたい問題です。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年4月18日火曜日

ヘッドのヒビ割れもついでにリペア。【トラスロッドカバーのネジ穴】

どうも、ひらた店長です。

2021年1月にフリマアプリにて購入した5弦アコースティックベース「TACOMA CB105C」(以下、「アコベ」で統一)。その指板を延長した話は『「音出し動画」の報告と指板延長計画の完了を宣言。』にて。

このアコベ、購入当時から気になる点として「トラスロッドカバーのネジ穴が1ヶ所割れていてネジが効いていない」というのがあったんです。
↑それをリペアしようとして以前にこのような記事を。

単純に割れをタイトボンドで接着して再びネジを打ってみたけど…やはりまた木材が割れてしまった、という経緯。そんなわけでアコベの指板を延長している際にも割れたままだったわけ。

ここまで色々と作業して来たので、ついでにそこもリペアしちゃおう!というわけです。作業内容は以下。

指さしている方のネジ穴に
割れが見えるかと思います。
ここにネジを打っても空転しちゃう。

離れてみたところ。
割れているところが
木材の縁過ぎるのが原因。

手に持っているのはローズウッド材の欠片。
以前にフィンガーレストを作った際に出たもの。

これを削っていきます。

そして割れているネジ穴のところに
はめ込むことで再び割れないようにする計画。

100均のクランプで挟み、
その状態でヤスリで削る。

削る際には後ろ側を
親指と人差し指で支えるとやりやすかった。

削って形を合わせたところ。

トラスロッドを避けるように
はめ込めるように成形。

はめ込んだところ。
こうすることでヒビ割れを
外側から押さえつける。

ネジをしっかりと打つために
穴は一度埋めることに。
ヒビにタイトボンドを塗り込み、
爪楊枝でネジ穴を埋める。

ビニールを噛ませてローズウッド材をはめる。
余分なタイトボンドは拭き取っている。
ビニールはローズウッド材が接着しないよう。

一日放置した後に外して
爪楊枝を折る。

折った爪楊枝を平らにする。
カッターの刃を長めに出して
こうやって慎重に削って平らに。

平らになったところ。
小キズが心配な方は
マスキングテープをしましょう。

そこにローズウッド材をはめ込む。

トラスロッドカバーを戻して終了。
ネジはしっかりと効きました。

ヒビ割れの原因はトラスロッドカバーの位置が微妙にズレていて、ネジが木材の縁に打たれたこと。なので、単純にヒビ割れだけを直した前回は再びネジを打ったらやはり割れたわけです。

ならば木材を足してヒビ割れを常時押さえておくようにすれば良いのでは?ということで、今回のようにローズウッド材でトラスロッドに覆いかぶさるように成形した次第。

他の解決方法としては「トラスロッドカバーの位置をズラす」ということも考えられると思うのですが、その際にはネジ穴を一度、木工パテかヘッドと同色のマホガニー材で埋め、トラスロッドカバーをズラしてネジを打つということになる。
それは大掛かりになってしまうのと木工パテもマホガニー材も手元にない。可能な限り本体には穴を開け直したりしたくないのもあって今回の方法を採用。

ローズウッド材は固定しているわけじゃないので、トラスロッドをいじる時には外せばいいだけだし。

これでアコベの気になる点はすべて解決。
しっかりとネジが効き、カバーを固定出来たので結果には大満足。精神衛生上、とても気持ちいいです。これからさらに可愛がっていこう。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年4月17日月曜日

フィンガーランプに追加パーツを付けて伸ばしてみた。

どうも、ひらた店長です。

前回の記事『フィンガーレスト&フィンガーランプの製作過程。』に引き続き、最終フレットが20のアコースティックベース(以下、アコベ)を29フレットまでにする指板延長計画の話。計画は完了しているので今回は番外編的な感じ。

指板延長計画の最終工程としてフィンガーレストとフィンガーランプを取り付けたわけですが、フィンガーランプを実際に使ってみると「長さが足りない」と感じたわけです。1弦からもうちょっと板が出ていた方が使いやすいなと。
ちなみにフィンガーランプは弾いた時に指が深く入り過ぎないので、ピッキングしやすくするための板。自分はコード弾きの時に便利に感じました。

そんなわけでフィンガーランプに
追加パーツを取り付けて伸ばしてみた。

こっちが伸ばす前。
フィンガーランプは下のブリッジの
すぐ上にある四角い板のこと。

近くで見るとこんな感じ。
後から取り付けました感がありますが…
悪くはないんじゃないかと。

離れて全体を見た図。
ちょっと見た目のバランスに
違和感がなくもないが…
これは見慣れていないせいかも。

製作過程を簡単に。
ローズウッドの板をこれくらい用意して
ひたすら削って形を合わせるだけ。

小さい板とかは裏側に
両面テープを張り
そこに指をくっつけると
削りやすかったりする。

削って成形し終わったところ。
これを強力両面テープで貼り付け。

先ほど書いた通り、ちょっとこの追加パーツが長くて「飛び出ている感」を感じるわけですが、弾いてみるとなかなか演奏性は良いんですよね。(もうちょっと短くても問題なさそうだけど)

追加パーツをつける前には1弦を弾いた時にフィンガーランプが全然機能してない感じだったわけです。(2弦より上は機能していた)それが改善されてコード弾きの際、すべての弦でフィンガーランプの恩恵を感じることが出来るように。

そんなわけで結果は満足ですが…見た目の違和感がしばらくしても抜けなかったら外部パーツを外してもうちょっと短くするのもアリかなと思っております。とにかくしばらくはこのまま使ってみよう。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2024年4月8日追記。

※この記事の後日談は以下にて。


2023年4月15日土曜日

フィンガーレスト&フィンガーランプの製作過程。

どうも、ひらた店長です。

前回の記事『「音出し動画」の報告と指板延長計画の完了を宣言。』に引き続き、最終フレットが20のアコースティックベース(以下、アコベ)を29フレットまでにする指板延長計画の話。
計画の完了報告と実際に延長指板上の音を出している動画を紹介してます。

今回はフィンガーレストとフィンガーランプの製作過程の話を。

まずは厚紙でだいたいの形を製作。
アコベ全体が曲線っぽいので
こういう形がいいかなと。
サウンドホール側は形を合わせている。

フィンガーランプに関しては
延長指板を作った際に長くて
カットした部分をそのまま流用。
なのですでに17Rの曲線になっているので
バリを取るくらいで完成。

フィンガーレストの型紙を
ローズウッドの板に書き写す。

それを切り出す。相変わらず硬い。

それを延長指板を作った時に使用した
ヤスリなどを使いひたすら削る。

角なども丸めるように削る。

製作中の一枚。
少しイメージに近づいて来た。

いきなりだがさらに削って完成。
これはサウンドホール側。

こちらはブリッジ側。

レモンオイルを両面テープを貼る
底面以外に軽く塗ったところ。

底面に強力両面テープを貼ったところ。
曲線になっている方を切るのに手こずった…。
強力両面テープの幅は狭いものを
購入した方がよかったかも。

その両面テープにあらかじめ
付属のマスキングテープを貼る。
本体側に貼ると形が合わせられないので。

それを貼り付けて完了。

ちなみに前回の記事は触れなかった(動画では触れていた)ですが、このフィンガーランプは「フィンガーレストを支える」というのが大きい役割。フィンガーレストに親指を置いた時に下方向に掛かる力をフィンガーランプの木材で支える、という意味合いが大きいわけです。

なので実はフィンガーランプは正常に機能しなくてもいいや、という気持ちで付けている「フィンガーランプもどき」だったんですね。しかし試してみたところ、コード弾きの際などに役立っているので結果オーライということで。

延長指板のようにフレットを打つわけじゃないし、正確な寸法に削らなくてもいいので気楽な作業ではありましたが…ローズウッドの板はとにかく硬い。そういう意味では思った形にするのには苦労しました。

一つだけ誤算だったのはフィンガーレストは単体で見ていた時と、実際に取り付けた後だと印象が変わったこと。しっかり取り付ける前に何度か本体に仮止めしてみたらよかったな、と反省。

ただ両方とも取り付けてよかったことは間違いない。
演奏性も増したし見た目もさらに良くなったと自負しております。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

※指板延長計画の続きの記事は以下。

2023年4月14日金曜日

「音出し動画」の報告と指板延長計画の完了を宣言。

どうも、ひらた店長です。

前回の記事『弦高を下げるためにフレットの一部を削る。』に引き続き、最終フレットが20のアコースティックベース(以下、アコベ)を29フレットまでにする指板延長計画の話。
外部パーツ「延長指板」を取り付けてネック調整&弦高調整をし、そこで障害になった1フレット中央を少し削ったというのが前回まで。

その問題も解決出来たので前回で「計画の完了」は宣言してました。

そしてその後、フィンガーレスト&フィンガーランプも取り付けたので我が「TACOMA CB105C」は究極進化体になったわけです。その報告&宣言をあらためてしたいというのが今回の話。動画もあります。

延長指板とフィンガーレスト、
そしてフィンガーランプを装着している図。

全景がこちら。
うん。いいね。

ちなみに進化前はこちら。
この見た目も好きなんだけどね。

音出しを含めた報告動画がこちら。
計画の概要やフィンガーレストなどの話も。

00:00~ カスタム内容概要
03:27~ 延長指板上の音
06:51~ ピッチについて
09:17~ 指板延長した理由
13:47~ 使用可能なフレット
16:00~ フィンガーレストについて
17:43~ フィンガーランプについて
20:00~ パーツの色合いについて
20:44~ カスタムしてみて
22:21~ 作業工程について
23:18~ エンディングトーク

動画は約25分という長さになってしまったのでご興味ある方は上のチャプターをご利用いただければ。延長指板上の音だけ気になる方は太字にした「延長指板上の音」をぜひ。

フィンガーレストとフィンガーランプも
強力両面テープで接着。
両面テープに付属しているマスキングテープも使用。
この角度で見ると両面テープなどが見える。

光の当たり方によっては
既存の指板と外部パーツの色合いが
このように違って見えます。
同じ木材じゃないから仕方ない。

フィンガーレストは幅2cm。

下側も約2cm。

フィンガーレストは動画内でも言ってますが「緩やかなS字」を描くように削った…つもりだったんですが、思ったよりもS字になっていませんでした。削っている時にはS字になったと思ったんだけどな…。

そして幅2cmあるので5弦を弾く時にフィンガーレストに親指を置くと「ちょっと遠い」とも感じます。この辺は慣れると思いますが、1~1.5cmくらいでもよかったと思う。S字も大胆にやっておけばよかったかも。

フィンガーランプに関しては「指が入り過ぎないので弾きやすい」という情報の通り、思ったよりも弾きやすいです。普通に指弾きする際にはそもそも指がそんなに深く入ってないので効果がわからなかったんですが、フィンガーランプ上でコード弾きをするフォームの時にはとてもいい感じ。
しかし、写真の通りフィンガーランプは1弦の直下くらいで木材がなくなっているので、1弦でも効果を発揮するには木材はもうちょっと長い方がよかった。これは今後、その部分だけ木材を追加するかも。


詳しい話は動画を見ていただければと思うわけですが、とにかく指板延長計画は完了し、それについて大変満足しております。最初に言った通りこのアコベは「究極進化体」になり、店長カスタムとしてこの世で一本しかないものになったわけですから。

実は手持ちのベースを改造したのは今回が初めてで、そういう意味でも満足、そして愛着の増すカスタムとなりました。これは眺めながらお酒が呑めるレベル。


さてさて。
それでは名残惜しいですが完了報告はここまで。

今後は「作業工程の報告動画」を作ったり、ブログではフィンガーレスト&フィンガーランプの作成過程の記事も書いておこうと思います。

ではまた。

※指板延長計画の続きの記事は以下。