前回の記事『「音出し動画」の報告と指板延長計画の完了を宣言。』に引き続き、最終フレットが20のアコースティックベース(以下、アコベ)を29フレットまでにする指板延長計画の話。
計画の完了報告と実際に延長指板上の音を出している動画を紹介してます。
今回はフィンガーレストとフィンガーランプの製作過程の話を。
まずは厚紙でだいたいの形を製作。 アコベ全体が曲線っぽいので こういう形がいいかなと。 サウンドホール側は形を合わせている。 |
フィンガーランプに関しては 延長指板を作った際に長くて カットした部分をそのまま流用。 なのですでに17Rの曲線になっているので バリを取るくらいで完成。 |
フィンガーレストの型紙を ローズウッドの板に書き写す。 |
それを切り出す。相変わらず硬い。 |
それを延長指板を作った時に使用した ヤスリなどを使いひたすら削る。 |
角なども丸めるように削る。 |
製作中の一枚。 少しイメージに近づいて来た。 |
いきなりだがさらに削って完成。 これはサウンドホール側。 |
こちらはブリッジ側。 |
レモンオイルを両面テープを貼る 底面以外に軽く塗ったところ。 |
底面に強力両面テープを貼ったところ。 曲線になっている方を切るのに手こずった…。 強力両面テープの幅は狭いものを 購入した方がよかったかも。 |
その両面テープにあらかじめ 付属のマスキングテープを貼る。 本体側に貼ると形が合わせられないので。 |
それを貼り付けて完了。 |
ちなみに前回の記事は触れなかった(動画では触れていた)ですが、このフィンガーランプは「フィンガーレストを支える」というのが大きい役割。フィンガーレストに親指を置いた時に下方向に掛かる力をフィンガーランプの木材で支える、という意味合いが大きいわけです。
なので実はフィンガーランプは正常に機能しなくてもいいや、という気持ちで付けている「フィンガーランプもどき」だったんですね。しかし試してみたところ、コード弾きの際などに役立っているので結果オーライということで。
延長指板のようにフレットを打つわけじゃないし、正確な寸法に削らなくてもいいので気楽な作業ではありましたが…ローズウッドの板はとにかく硬い。そういう意味では思った形にするのには苦労しました。
一つだけ誤算だったのはフィンガーレストは単体で見ていた時と、実際に取り付けた後だと印象が変わったこと。しっかり取り付ける前に何度か本体に仮止めしてみたらよかったな、と反省。
ただ両方とも取り付けてよかったことは間違いない。
演奏性も増したし見た目もさらに良くなったと自負しております。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
※指板延長計画の続きの記事は以下。
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