2023年3月17日金曜日

延長指板の素体の加工・成形。その1

どうも、ひらた店長です。

前回の記事『サンディングブロック完成と延長指板の素体作成。』に引き続き、アコースティックベース(以下、アコベ)の指板延長計画の話。
17インチRのサンディングブロックを自作し終わり、いよいよローズウッドの板を必要な分切り出したというのが前回までの話。厚紙で型紙も作成済み。

型紙の形をローズウッドの板に書き写してあるので、その形通りに加工・成形していくのが今後の作業。

ノコギリなどを使うので
クランプで板を固定。

ネックの下側に当たる部分は
両側に突起を作るので
その突起を残すためにノコギリで切り込みを。

切り込みを入れて
ノミで削ろうとしたけど
ローズウッドの板が想像より硬い。
向かって左のように
細かく切り込みを入れる作戦に移行。

全体に細かく切り込みを入れた図。

その状態ならノミで何とか落とせた。
大まかに成形したところ。

続いて側面の成形をするため
平面になっているところに
擦ってみるけど…
この手作業は時間がかかりすぎる。

そんなわけで当店にあった
古のグラインダー(サンダー?)で
側面を削っていく作戦に移行。
前回「手作業で慎重に合わせていく」と言ったな?
あれは嘘だ。

側面を削り終わったところ。
次に向かって左の突起を残しつつ
そこの形も成形。

再び固定して紙ヤスリ・鉄ヤスリで
手作業で合わせていく。
硬いのでとにかく時間がかかる。

型紙から引いた線通りに
成形し終わったところ。
板が硬いのでこの突起が残せる。

先ほどから何度も書いてますが、ローズウッドの板はとにかく硬い。調べてみたら木材の硬度をまとめてあるサイトではかなり硬い方に分類されていたので納得。かなり荒い紙ヤスリでもそんなに一気には削れないんですよね。

とにかく「延長指板の形」にかなり近づいて来ました。
今後はこれをいよいよアコベ本体・ネック本体に合うように成形して参ります。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

※指板延長計画の続きの記事はこちら。

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