2025年6月26日木曜日

ようやく人様にお聞かせできる音になったと思う。

どうも、ひらた店長です。

前々回『やはり一人で作り込んだ音は「良い音」ではないと痛感。』という記事にて、アコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りについて書き綴っていました。バンド内でアコベの音が通らない問題があり、その対策として本体のプリアンプにてHighを上げたというのと、ピッキング位置についての話が主でした。

その後にバンド練習があったので報告したいというのが今回の話。ようやく人様にお聞かせできる音になったように思う。

これは前回の音作り中の写真。
アコベ本体プリアンプとZOOM B3n」の設定をいじった。
前回記事ではHighは12時位置にしたが
練習中に調整して3時位置が最適と判断。

アコベのプリアンプは12時位置が「0」位置で、マイナス方向につまみを回すとカットに、プラス方向に回すとブーストになる。Vol(ボリューム)のところもプラスとマイナス表記があるが、これはマイナス一杯に回したところが「0」になる。これのおかげでHigh、Mid、Lowも同じ仕様なのかと勘違いしていた。

前回記事で予想していた通り、やはりこのHighが足りていなかったのがバンド内で音が抜けない大きな原因だった。12時位置の状態だとハイポジションでは音が抜けるが、ローポジションでは少し音抜けが足りないと感じ、ブーストしていったところちょうど良く感じたのが3時位置だったというわけ。

このセッティングとピッキング位置の調整で、ようやくバンド内で個人的にイメージしていた音になったように感じる。(後は本当に微調整でいいように思う)

現在の「ZOOM B3n」のエフェクトチェイン。
向かって左から右に向かって接続。
サチュレーション用に配置した「RC Boost」を廃し、
「Low EQ」に変更して不要な低音をカット。
コンプレッサー「MB Comp」の設定だけは
もう一考の余地があるかもしれない。
もしくはスラップ時のみONにするのもありかも。
ブースター「RC Boost」も廃してリバーブ「Spring」に。
メロディメインの際にかけるといい感じ。しかし…
リバーブ「Spring」をブースターに戻して
空間系はMOOER D7(ディレイ)」に統一するのも
ありかもしれないと一晩経って考えている最中。
ちなみにヒートシンクを取り付けたパワーサプライは
練習場所で扇風機が回っていたので
かなり仕事をしてくれていたよう。
2時間の練習でも以前よりも熱くなかった。
パワーサプライにヒートシンクを貼り付けてみた。

エフェクターの選択・設定にまだ一考の余地があるように思うが、基本的な音作りとしてはライブ直前でようやく一段落ついたと思う。今回の音作りは非常に苦戦しました…。

「音作りに苦労した」というよりは「アコベのことをちゃんと理解できていなかった」というのが原因のように思う。

今までエレキベースだと本体のつまみは全部フルテンで、後はアンプやエフェクターの設定を感覚でいじれば不満のない音に出来ていたが、アコベだとそうはいかなかった。ピックアップが今まで使用したことがないピエゾピックアップであることと、本体のプリアンプの特性、フェイズスイッチの理解、ボディの共鳴音問題、ピッキング位置の重要性など、エレキベースにはない難しさがアコベにはあるなと。

しかし、ここ数ヶ月悩んだおかげでだいぶアコベと友達になれたと思っています。


ちなみにライブは6月29日(日)、標茶町博物館「ニタイ・ト」にて13時30分から。詳細はアメブロの記事『博物館でのライブが2週間後に迫って参りました。』をぜひ。近隣にお住まいの方でご興味ある方、そしてアコベの音を聴いてみたい方はよろしければ足を運んでいただけると幸いです。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年6月23日月曜日

パワーサプライにヒートシンクを貼り付けてみた。

どうも、ひらた店長です。

現在、パワーサプライは「FIREGLOW PPS-05」という生産終了モデルを使用。フリマアプリにて手に入れたモディファイされた品で、その辺の話とパワーサプライそのものについてはパワーサプライをアイソレートタイプのものに変更。』という記事にて。

そのパワーサプライが結構発熱することが心配だったので、発熱対策と省スペース化を目的にパワーサプライの底に脚を取り付けて高さを出したというのがパワーサプライに下駄を履かせて発熱対策と向き変更。』という話。

そして、パワーサプライの発熱対策として「ヒートシンク」を取り付けてみたというのが今回の話。(「ヒートシンク」とはアルミニウムなどで作られている放熱板のこと。PC内部などに使われることが多い)

手前の青いパワーサプライの上部に
取り付けたのがヒートシンク。過程は以下に。
ヒートシンクを取り付ける前の状態。
用意したヒートシンクは以下にAmazonのリンクを。
ヒートシンク 熱伝導両面テープ付き アルミニウム 40x40x11mm
色んなサイズのヒートシンクが販売されている。
パワーサプライの上部。
ロゴが見えなくなるので記念に一枚。
アルコールで清掃後に2つ並べて貼り付け。
パワーサプライの幅は84mmなのでちょうど良い。
エフェクターボード全景。
見た目がゴツくなって個人的には好き。
さっそく通電して放熱のチェック。

ヒートシンクを貼り付けた後、通電させて様子を見てみると、ヒートシンクもしっかり温かくなっていました。ちゃんと熱が伝わっていて一安心。

そのまま2時間ほど通電させてみたわけだが、パワーサプライ本体が熱くならない、ということはなく。パワーサプライ自体はいつも通り発熱していて触ると「熱い」と感じるわけだが、その熱をこのヒートシンクが効率よく逃がしてくれている…と思う。たぶん。

どの程度の冷却効果があるのかはハッキリわからないわけだが、ヒートシンクによってパワーサプライ内部の温度が多少なりとも下がって回路などが長持ちしたらいいな~という期待を込めて取り付けた次第。要するに気持ちの問題なわけだ。

個人的にはこれ以上の発熱対策は思いつかないので、パワーサプライは今後、このヒートシンク付きの状態でがんばってもらおう。


さてさて。
それでは今日はこの辺で。

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・2025年7月12日追記
ヒートシンクを貼り付けた後、バンド練習やライブをいたしましたが、空気の流れがある場所だとヒートシンクなしの頃と比べて明らかにパワーサプライのボディが熱くなっていませんでした。キンキンに冷えているわけじゃないですが、うまく放熱してくれているようで効果は実感できた次第です。

2025年6月22日日曜日

やはり一人で作り込んだ音は「良い音」ではないと痛感。

どうも、ひらた店長です。

前々回『アコベの音作りをゼロベースで見直し。』にて、アコベ本体のプリアンプとマルチエフェクターZOOM B3n」で音作りをして『「(一人で)音を出してて気持ちいい」と感じる音にすることが出来た。これがバンドで他の楽器と混ざっても同じように感じられるかが問題だが、おそらくいけるような気はしている。』と書いた。

そして前回『エフェクターボードにプラスペダルを組み込んで変態仕様に。』という記事にて『アコベ用エフェクターボードはこれで「完成」と言って良いと思う。後はバンド練習時に実際に使用してみて、また変更などが出ればあればあらためて。長々と話題にして来ましたが、お付き合いくださった方には本当に感謝。』などと最終回チックな雰囲気を出したわけだが…

その後、実際にバンド練習で音を出してみて「やはり部屋で一人で作り込んだ、楽器単体で気持ちいいと思う音は、バンドに混ざると良い音とは限らない」ということを痛感したというのが今回の話。思い上がっていた自分が恥ずかしい。

そんなわけで練習を経て、プリアンプ・エフェクターの設定で変更点が数点出たこと、そしてアコベのピッキング位置であらためて発見があったので報告をしたいというのが今回の話。

バンド練習後、再び音作りをしているところ。

バンド練習で音を出してみると、アコベの音が異常にこもっているように感じた。音が全然通っておらず気持ちよくない。練習中に時間をもらってB3nでトレブルを上げることで多少改善させたが…自分がイメージしている音とは方向性が違う。納得のいかない音だった。

練習後に色々と試したところ、
おそらく原因はアコベ本体プリアンプで
「High」を下げ過ぎていたこと。

前々回に音を作った時、音がキンキンするのが好みではないので本体プリアンプのHighのつまみを9時位置にしていた。つまり高音をカットしていたわけ。それによってミッドが強調されてアコベ単体では個人的には「気持ちいい」と感じる音だったわけだが…これがバンドに入ると音が通らない原因になったのではないかと推察。バンド練習中にはこのことに気付かずHighは9時位置のままだった。
あらためて音作りをやり直し、Highのつまみを12時位置にしたことでB3n側でトレブルを上げずとも通る音にできたのではないかと現時点では考えている。次回練習で音が通らない場合はHighをさらに上げてみる予定。

音が通らなかったもう一つの原因。
それはピッキングする位置の問題。

以前、アコベを演奏中に「低音がキツすぎるのでは?」と思う場面があり、その対策としてピッキングを基本的にブリッジ寄りにしていた。基本的に上の写真の位置で弾いていたわけ。
ローポジションではそれで大きな問題はないのだが、ハイポジション側を弾く時にも頑なにブリッジ寄りのピッキングで演奏していた。そのせいでハイポジション時の音から低音や高音の成分が失われていたわけ。
そのことにバンド練習後に自室で気付いた次第で、これも音が通らなかった原因の一つと思う。

以下、アコベでのピッキング位置の考察を少々。

1弦(Hi-C)ではこのくらいの位置の方が
バランスの良い音が出るようにあらためて気付く。
高音にもっと低音成分が欲しい時には
このくらいネック寄りにするといい感じ。
場合によってはもっとネック寄りもあり。
つまり美味しい音が出る範囲は
このくらいと考える。
対して5弦(開放E音)では
この範囲がいいように思う。
この平行四辺形の範囲が
自分のアコベの美味しい範囲なのかも。

ピッキング位置に関しては以上のように考察するが…これはあくまでも自分のアコベ、そしてピエゾピックアップで音を出すことを前提にしたピッキング位置の話。
ピックアップがピエゾピックアップ+マイクの場合や、マグネティックピックアップの場合、そしてマイクのみで音を拾う場合は話が変わってくると思われるので鵜呑みにされないよう。

ZOOM B3n」のコンプのパラメータ。
一部の音がかかり過ぎているように感じたので
低音のスレッショルドとかかり自体を落とした。
(前回設定はアコベの音作りをゼロベースで見直し。』にて
プリアンプ「DI-5」とサチュレーション用「RC Boost」も
変更点があるので以下に記載。

前々回にて「サチュレーション」、つまり『アンサンブルと混ざると歪んでいるのがわからない程度にすることで、高音域・倍音が出て音がよくなるらしい。』との情報を聞きかじり、クリーンブースター「RC Boost」を配置して軽く歪ませていたのだが…これは同じことがDI-5のみで出来るように思ったので「RC Boost」は外す予定。「DI-5」にてゲインを100にすることで歪む寸前のような音になっていると思う。

アコベ本体のプリアンプにてHighのつまみを見直したこと、そしてピッキング位置の調整・ピッキングの強さの調整で演奏中、特にメロディを弾くハイポジションでの音の通りは改善する見込み。次回の練習で要確認なわけだが、それがうまくいくとブースター用に配置していた2つ目の「RC Boost」もいらないかもしれない。


ライブが6月29日なので後一週間なわけだが、それまでに納得の音になるように最善を尽くしたいと思う。(ライブに関してはアメブロの記事『博物館でのライブが2週間後に迫って参りました。』にて)


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年6月20日金曜日

エフェクターボードにプラスペダルを組み込んで変態仕様に。

どうも、ひらた店長です。

アコースティックベース(以下「アコベ」)の本体プリアンプにて音作りをした後、マルチエフェクター「ZOOM B3n」に繋ぎ、音を出している自分が「気持ちいい」と感じる状態まで作ることができたというのが前回アコベの音作りをゼロベースで見直し。の話。
話の最後にB3n以外に何を繋ぐかを大いに悩んでいるという話もしていたのだが、色々と悩んだ結果、「MOOER D7(ディレイ)」と「Game Changer Audio PLUS Pedal(以下「プラスペダル」)」を組み込んでみたというのが今回の話。

ペダルがついているのが「プラスペダル」。
ピンクの小さいのが「MOOER D7」。
エフェクターボード全体図。
右上の青いのはパワーサプライで
左上の黒いのはジャンクションボックス。
パワーサプライに下駄を履かせてなければ
この場所に設置できなかった。

プラスペダル」のみの写真。
ラトビアのメーカー「Game Changer Audio」の製品。
(メーカー名の読みは「ゲームチェンジャーオーディオ」)
製品名が「PLUS Pedal(プラスペダル)」。
変わったコンセプトの製品。

プラスペダルは簡単に説明すると、音を出した直後にペダルを踏むことで、音のサスティンを任意の長さにすることができるというもの。ペダルを踏んだ瞬間の音を短くループする「ショートルーパー」なのだが…言葉だとイメージしにくいかと思う。

2018年末に思い切って購入した際に撮影した動画。
外箱やエフェクター外観に興味がある方向け。

「Wham!」の「Last Christmas」をプラスペダルを使用して演奏。
この動画をご覧いただけるとペダルを踏むことで
サスティンをコントロールしているのがお分かりいただけると思う。

もっと詳しくプラスペダルについて知りたい方は
よろしければこちらのライブ配信アーカイブを。
私がダラダラとプラスペダルを試している内容ですが…。

今までエフェクターボードに組み込んでいた「SANSAMP BASS DRIVER DI」は外しました。
個人的に思い出深いエフェクターなので「使いたい」という想いが強くて、必要かどうかは無視して組み込んでいたんです。使う前提で組んでしまっていたので、それも音作りをより複雑にしてしまっていたんだと思う。

前回の音作りによってアコベとB3nで音は納得がいくものになったので、今後はDIが必要になった際に活躍いただこう。


組み込んだ「MOOER D7(ディレイ)」は空間系エフェクトが必要な際に使うのはもちろん、ルーパー機能もあるのでそちらの使用目的も。
そしてプラスペダル」は棚の飾りになってしまっていたので、こうやって組み込むことで使用していきたい!という覚悟を。うまく使うとベースのみでアンビエント系の演奏が可能。

ちなみに繋いだ順番は、アコベ→ZOOM B3n→MOOER D7→プラスペダルとなっている。


アコベ用エフェクターボードはこれで「完成」と言って良いと思う。後はバンド練習時に実際に使用してみて、また変更などが出ればあればあらためて。長々と話題にして来ましたが、お付き合いくださった方には本当に感謝。

ライブが落ち着いたら実際の音を動画でお伝えできればと考えております。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年6月18日水曜日

アコベの音作りをゼロベースで見直し。

どうも、ひらた店長です。

アコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りの迷宮にハマっている、というのが前回『アコベの音作りの迷宮にどっぷりハマっている。』の話。
エフェクターボードに隙間が出来たからと言って使用頻度の低いオートワウを入れてみたり、マルチエフェクター「ZOOM B3n」のエフェクトを入れ替えたりそれなりに迷走試行錯誤していたのですが…正直、マジでわからなくなってきまして。

全然納得のいく音にならない&ノイズ問題が解決しないので、もういっそのこと最初からやり直そうと思い、ゼロベースで音作りを見直したというのが今回の話。おかげでノイズの原因を見つけることができ、音作りも良い方に向かったと思う。

昨夜の音作り中の様子。
これは前回記事のエフェクターボード。
これを一度バラしての再考。
再考してこの状態にしたが…
納得いかずこれもバラした。

今までは「エフェクターで音を作って、アコベ本体のプリアンプは補正に使う」的な発想をしてましたが、そもそもそれが良くないのでは?と思い、まずはアコベとアンプのみで音作りを。

アコベ本体のプリアンプ。これは前回の状態。

プリアンプの設定を上の写真の状態にしていたのですが、アンプに入れただけだと音はイマイチ。正直、いい音じゃないよなと思いつつじっとプリアンプを眺めていると…これってそもそも12時位置が「0」なのでは?という疑問が。なんとなく「-」の位置が「0」だと思い込んでいた。(ボリュームがそうなので)
それでつまみをすべて12時位置にするとアコベのみで結構いい音に。思い込みは良くないと反省。

見直し後のプリアンプの設定。
これでmidが0位置で、highとlowを削っている状態。
本体ボリュームも基本は全開が良いことに気付く。
アコベのみで音を作った後に
マルチエフェクター「ZOOM B3n」に繋ぐ。

今まではアコベの次に「SANSAMP BASS DRIVER DI(プリアンプ)」を繋ぎ、SANSAMPで作った音をアコベやB3nで補正するという発想だったが、今度はアコベで作った音をB3nで補正していくという発想に。というか、たぶん音作りってそもそも「楽器本体で音を作る」というのが最初にあるべきとあらためて思った次第。それをエフェクターなどで補正するのが正しい手順のように思う。(冷静に考えると当たり前なんだが、ちゃんとこの考えに至るまで時間がかかってしまった)

それでアコベで音を作った後に「B3n」のみを繋ぐとすぐに問題が発生。やはりノイズが発生している。
音を出していない時の「ジーーー」というホワイトノイズや、音を出した際にノイズが音に含まれてしまっている。アコベのみだと発生していないので、こりゃB3nが悪いのか…?そう思いつつ色々と設定を見直していると原因に行き当たる。

原因は「B3n本体のマスターレベルを120に設定していたこと」。

重複して恐縮だが、最近は「エフェクターで作った音をアコベ本体のプリアンプなどで補正する」という発想になっていた。これはボリュームに対しても同じように考えていて、アコベ本体のプリアンプのボリュームはマックスにせず、エフェクターやアンプのボリューム(練習場所ではミキサーのボリューム)を上げておいて、足りなかったら本体のボリュームをさらに上げて調整しよう、みたいな発想だった。

なので、どこかのタイミングでB3nのマスターレベルをマックス(120)にしたわけだが…これがノイズの原因になってしまっていた。B3nのマスターレベルは初期設定では100になっているはずで、その状態ではノイズはほぼ目立たないんだが、120にするとB3n内で発生しているノイズやエフェクト自体のノイズのボリュームまで上がってしまう。そりゃ当然の話なのだが、これを見落として安易にマスターレベルをマックスにしてしまっていたわけ。

そんなわけでアコベ本体のボリュームをマックスに固定し、B3nのマスターレベルは100とすることで、音を出していない時の「ジーーー」というホワイトノイズや、音を出した際に音に含まれるノイズ成分を減らすことができた。この点に気付けたことはかなり収穫だと感じる。

ノイズ問題が一段落したところでエフェクトの見直し。
エフェクトチェインは最終的にこの状態に。

ノイズが減ったのでエフェクトも以前から変更。向かって左から「DI-5→RC BOOST→Bass PEQ→Bass PEQ→MB Comp→PLATE→RC BOOST」という順に接続されている。以下に趣旨などを簡単に説明させていただく。

まずはアコベで作った音を「DI-5(プリアンプ)」で調整。このDI-5の音がアコベにすごく合うと感じていて好き。アコベとDI-5のみでかなりいい感じになったので、その音を補正するのが以降のエフェクトの役目。

DI-5の次に配置した「RC BOOST」は最後にもクリーンブースターとして配置しているけど、軽い歪み系としても使えるエフェクト。そんなわけで2番目に配置し、わずかに歪ませ「サチュレーション」目的に使用。アンサンブルと混ざると歪んでいるのがわからない程度にすることで、高音域・倍音が出て音がよくなるらしい。完全に聞きかじった知識で今回が初の配置。次回の練習時に具合を確かめたい。

その次の「Bass PEQ」はパラメトリックイコライザー(以下「パライコ」)。
1つ目のパライコでE音の共鳴音をカット、2つ目でG音の共鳴音をカットするのが目的。詳細は『パライコをさらに追加してアコベの共鳴音の対策を。』にて。

「MB Comp」はコンプレッサー。EBSのマルチコンプのシュミレータで、他のコンプも試してみたが自分としてはこれが一番好きな音に出来た。ハイとローを別々の掛かり具合に設定できるので、スラップ時の暴れるローを抑え込みつつ、ボリュームが落ちて感じるハイを持ち上げる目的で使用。

「PLATE」はプレートリバーブで、常時浅くかけておくことで音が少しキラッとする。そして音の重心がわずかに上がる感じ。音に味付けするような感じで使用。

そして最後の「RC BOOST」はクリーンブースターとして。音色は変えずにボリュームのみを上げたい時に使用。

各パラメータ。B3nのマスターレベルを100にしたので
DI-5のゲインを上げてハイカットをオフにしても
耳障りなノイズを感じなくなった。
各パライコの設定値。
1つ目のFREQを150から160に変更。
それぞれのカットするゲインも最小限に。
コンプとリバーブは最小限に。
最後のクリーンブースター以外は常時ONを想定。

以前は「アコベ→SANSAMP BASS DRIVER DI→REVOL effects EWA-01 AUTO WAH(オートワウ)→MOOER D7(ディレイ)→ZOOM B3n」と繋いでいた。その順番自体も見直して「アコベ→ZOOM B3n」となったわけだが、これで基本的な音作りは良いと思う。

そんなわけでB3nの後に何を繋ぐか
という問題が発生中。

「SANSAMPは思い出の品だから使いたい」という気持ちで組み込んでいたのだが、B3nでほぼ音作りは完成してしまった感じがある。なのでSANSAMPを歪み系として残すか外すか、そしてその他のエフェクターもどうするのがベストなのかで現在大いに悩み中。


とにかくゼロベースで見直したことで、「音を出してて気持ちいい」と感じる音にすることが出来た。これがバンドで他の楽器と混ざっても同じように感じられるかが問題だが、おそらくいけるような気はしている。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年6月16日月曜日

「Cameron Sino」の互換バッテリーを購入してみた。【Leica X vario】

どうも、ひらた店長です。

最近はライブに向けてのバンド練習が活発なのでアコースティックベースの話が多かったですが、今回はカメラの話題を。

2025年3月末にライカのカメラ「Leica X vario」を購入したというのが、こちら『「Leica X vario」を思い切って購入。ちょっとした裏話も。』という記事でした。手に入れてから大切にしつつもちょこちょこと使って写真を楽しんでいます。

カメラについて何の不満もないんですが、一つ不安だったのがバッテリー問題でして。
「Leica X vario」は2013年発売のモデルで、すでに生産終了しているわけですが、実は純正バッテリー「BP-DC8」も生産終了してしまっているんです。記憶が間違っていなければ確か2024年に生産終了した…はず。

そんなわけで「Leica X vario」用予備バッテリーとして、「Cameron Sino(キャメロン・シノ)」製の互換バッテリーを購入したというのが今回の話。以下、開封時の写真などを並べつつ購入した互換バッテリーの話などを。

Cameron Sino 交換用バッテリー X1 (1400mAh) BP-DC8用
「キャメロン・シノ」という中国のバッテリーメーカーのものを
Amazonにて購入。送料がそれなりにかかる点に注意。
バッテリー本体。容量なども純正バッテリーと同じよう。
一応、「Leica X vario」の写真も。
他のXシリーズもバッテリーの品番は「BP-DC8」。
上が互換バッテリーで下が純正バッテリー。
当然だが形は同じ。
接点の部分の形状がちょっと違うが問題なし。
X varioにて起動は確認しました。
互換バッテリーの裏面には何も記載がない。
パッケージの裏面。すべて英語。
下記に記載するホームページと同じ内容のよう。
一応、Googleレンズで翻訳したものを。
パッケージ上部。回路の保護などもされているみたい。
パッケージ側面にはマニュアルへのQRコード。
QRコード先『バッテリーガイドライン』。
リンク先は英語なのでブラウザなどで翻訳を。
パッケージからバッテリーを出したところ。
透明なフィルムで軽く固定されている。
内側のパッケージを開くと
バッテリーが簡単に取り出せる仕組み。

「キャメロン・シノ」という会社は、本社が香港にある大手バッテリーメーカーだそう。様々な製品の互換バッテリーを製造している会社のようです。
↑ホームページへのリンクはこちら。

上記にもリンクしたバッテリーガイドライン』のページを見ると、過充電の保護や過電流保護、回路の保護もされているとの記載があります。

「Leica X vario」(及びXシリーズ)の純正バッテリー「BP-DC8」が生産終了してしまった今、新たにバッテリーを購入するなら互換バッテリーしか手に入らないわけで。(中古の純正バッテリーを探す手もあるけど…なかなか出てこない気がします)

そうなれば「安い互換バッテリー」を探すよりは「可能な限りちゃんとしてそうな互換バッテリー」を探すのが最善かなと思う次第。もちろん、安い互換バッテリーを高頻度で入れ替えるというのも一つだとは思うのですが、色々と悩んだ結果、自分はCameron Sino 交換用バッテリー X1 (1400mAh) BP-DC8用』を選んでみました。

リンク先はAmazonのページで、同じキャメロン・シノ製の「BP-DC8」が複数出品されています。出品者は別々のようですが、バッテリーの価格と送料もバラバラなのでご注意を。自分はトータルで一番安くなる上記リンク先から購入しましたが…冷静に考えると送料がそれなりにかかるならバッテリーは一つじゃなくて二つ買っちゃえばよかったと後悔しているところです。ちなみに中国からの発送になるので、自分の場合は注文してから手元に来るまで10日ほどかかりました。


まだ手に入れて数日なのでバッテリー持ちなどはレビュー出来ないのですが、現時点では少なくとも「X vario」の電源が入るのは確認しております。(充電もLeica純正バッテリーチャージャーで出来ました)

今度、ちゃんと使用してみて、バッテリー持ちなどをお伝えできればと思う次第です。

とにかく、予備バッテリーは一つ持っておきたかったのでこれでちょっと安心。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。