前々回『やはり一人で作り込んだ音は「良い音」ではないと痛感。』という記事にて、アコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りについて書き綴っていました。バンド内でアコベの音が通らない問題があり、その対策として本体のプリアンプにてHighを上げたというのと、ピッキング位置についての話が主でした。
その後にバンド練習があったので報告したいというのが今回の話。ようやく人様にお聞かせできる音になったように思う。
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これは前回の音作り中の写真。 アコベ本体プリアンプと「ZOOM B3n」の設定をいじった。 |
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前回記事ではHighは12時位置にしたが 練習中に調整して3時位置が最適と判断。 |
アコベのプリアンプは12時位置が「0」位置で、マイナス方向につまみを回すとカットに、プラス方向に回すとブーストになる。Vol(ボリューム)のところもプラスとマイナス表記があるが、これはマイナス一杯に回したところが「0」になる。これのおかげでHigh、Mid、Lowも同じ仕様なのかと勘違いしていた。
前回記事で予想していた通り、やはりこのHighが足りていなかったのがバンド内で音が抜けない大きな原因だった。12時位置の状態だとハイポジションでは音が抜けるが、ローポジションでは少し音抜けが足りないと感じ、ブーストしていったところちょうど良く感じたのが3時位置だったというわけ。
このセッティングとピッキング位置の調整で、ようやくバンド内で個人的にイメージしていた音になったように感じる。(後は本当に微調整でいいように思う)
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現在の「ZOOM B3n」のエフェクトチェイン。 向かって左から右に向かって接続。 |
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サチュレーション用に配置した「RC Boost」を廃し、 「Low EQ」に変更して不要な低音をカット。 |
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コンプレッサー「MB Comp」の設定だけは もう一考の余地があるかもしれない。 もしくはスラップ時のみONにするのもありかも。 |
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ブースター「RC Boost」も廃してリバーブ「Spring」に。 メロディメインの際にかけるといい感じ。しかし… |
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リバーブ「Spring」をブースターに戻して 空間系は「MOOER D7(ディレイ)」に統一するのも ありかもしれないと一晩経って考えている最中。 |
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ちなみにヒートシンクを取り付けたパワーサプライは 練習場所で扇風機が回っていたので かなり仕事をしてくれていたよう。 2時間の練習でも以前よりも熱くなかった。 『パワーサプライにヒートシンクを貼り付けてみた。』 |
エフェクターの選択・設定にまだ一考の余地があるように思うが、基本的な音作りとしてはライブ直前でようやく一段落ついたと思う。今回の音作りは非常に苦戦しました…。
「音作りに苦労した」というよりは「アコベのことをちゃんと理解できていなかった」というのが原因のように思う。
今までエレキベースだと本体のつまみは全部フルテンで、後はアンプやエフェクターの設定を感覚でいじれば不満のない音に出来ていたが、アコベだとそうはいかなかった。ピックアップが今まで使用したことがないピエゾピックアップであることと、本体のプリアンプの特性、フェイズスイッチの理解、ボディの共鳴音問題、ピッキング位置の重要性など、エレキベースにはない難しさがアコベにはあるなと。
しかし、ここ数ヶ月悩んだおかげでだいぶアコベと友達になれたと思っています。
ちなみにライブは6月29日(日)、標茶町博物館「ニタイ・ト」にて13時30分から。詳細はアメブロの記事『博物館でのライブが2週間後に迫って参りました。』をぜひ。近隣にお住まいの方でご興味ある方、そしてアコベの音を聴いてみたい方はよろしければ足を運んでいただけると幸いです。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
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