2025年12月17日水曜日

AceProにNDフィルターを使って夕日を撮影してみた。【Insta360 AcePro】

どうも、ひらた店長です。
今回はアクションカメラ「Insta360 AcePro」のレンズ部分に被せるタイプの「フィルター」についての話題を。

以前に『AcePro用マクロレンズで桜を動画&写真撮影してみた。』という記事にて「マクロレンズ(マクロフィルター)」を使った撮影についてお伝えいたしました。
↑使用したマクロレンズはこちら。

それで今回は「NDフィルター」を使って夕日を撮影してみたという話。

使用している「Insta360AcePro」と
「NDフィルター(ND8)」。
「NDフィルター」のみ。
右上に「ND8」との記載。
ホコリはご勘弁を…。
Insta360 AcePro/AcePro2専用 フィルターキット(UV+CPL+ND8 16 32 64)
AceProに装着したところ。
本体がケースに入っていると
違和感がなく装着できる。
走行中の車内からND8を使っての写真撮影。
その2。
確かこれでもEV値は-1とかだったはず。
その3。
(一枚目とほぼ同じ場所)

比較のためにNDフィルターを使っていない状態でも写真撮影しておけばよかったのだが…失念しておりました。写真撮影はしていませんが、装着前と後のAceProのモニターを見ていると、装着前だと夕日の周りの「青空の白い部分」が大きかったです。

ND8を使用して動画撮影した例は以下。

こちらのショート動画では
ND8を装着したまま撮影してます。

実はAceProを購入した際に思い切ってNDフィルターなどもセットで手に入れていたんです。夕日を撮影したり自然を撮影したりするのも好きなので、その内に役に立つかなと思って。

しかし、普段の撮影ではあまり必要性を感じなかったので今まで使う機会がなかったのですが…思い立ってND8を使ってみたところ、夕日がやはり綺麗に映せるなと実感。今回撮影してみて今後はもっと積極的に使ってみようと思った次第です。

ちなみにフィルターのケースがこちら。
複数個のセットを買うと
もっと大きいケースがついてきます。
これは別のフィルターをバラで購入した際のケース。
普段はこれに入れて持ち歩いているのだが
そのままケースを閉めると
フィルターのレンズ部分がケースに当たりそう…。
なのでケースの中で裏側にひっくり返して
ケースを閉じて持ち歩いています。

Insta360 AcePro/AcePro2専用 フィルターキット(CPL+ND8+ND16)
Insta360 AcePro/AcePro2専用 フィルターキット(ND8PL+ND16PL+ND32PL+ND64PL)
↑NDフィルターはバラでは購入できず、こういうセットになってしまっています。(ND1000だけバラで購入可能。「PLフィルター」はフィルター部分が回転する機構になっていない点にご注意を)

↑所有していないがCPLのみが欲しい方はこちらの製品が良いかも。これだとフィルター部分が回転する機構になっているようです。(その内に欲しいとは思っている)

自分の場合はAceProとは長く付き合うつもりなので、そのためにフィルターも揃えよう!と購入してました。NDフィルターについてはまだまだ勉強中なのですが、天気のいい日中でも良い効果があるはずなので、今後は色々と実験していきたいと思っています。

AceProもしくはAcePro2ユーザーの方の参考になれば幸いです。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年12月13日土曜日

ついに案件が来たと思ったら詐欺メールだった話。

どうも、ひらた店長です。

今回は「ついに自分にも案件の依頼が…!」と思ったら見事に詐欺メールだったという話とともに、注意喚起もしていこうという話。最初、普通に喜んでしまったのだが…ぬか喜びでした。

アクションカメラ「Insta360 AcePro2」用の
バッテリーの案件…
に思えるメールタイトル。
メール本文。

このブログやYouTubeでアクションカメラ「Insta360 AcePro」を扱った記事・動画を投稿しています。なので「バッテリーのレビュー依頼」だと思って嬉しい気持ちで読んでいたわけです。最初の方、褒められているし。しかし本文をすべて読むと企業名などが全くない。(「りほしの」なる女性の名前っぽい記載のみ)

そんなわけで送信メールアドレス「jp03@vertue.cn」を検索してみると、ほぼ記事がヒットしない。そして他にもメールを受け取った方がいました。その方によると「vertue.cn」という中国のドメインでは実在する企業などがヒットしないとのこと。

↑「Jiro K」様のnoteの記事にて。

そして、そもそも「製品の提供を引き換えにAmazonレビューを依頼する」というのは「Amazonの規約違反」となっていて、それをすると最悪の場合は自分のAmazonアカウントが停止になる可能性もあるんだとか。恐ろしい。

そんなわけでこのメールは詐欺メールということで確定。なのでメルアドも含めて晒させていただき、注意喚起させていただいた次第。


こういうメールが来た場合、自衛のためにも相手方の情報は色々と調べる必要があると再認識いたしました。少なくともメール本文に正式な企業名がないのは間違いなくアウトですね。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

初めての案件かと思ったのに…無念。

2025年11月27日木曜日

【Insta360 AcePro】アクションカメラの持ち運びの話。その3

どうも、ひらた店長です。

今回はアクションカメラ「Insta360 Ace Pro」を持ち運ぶ時の話で、以前の記事の続きとなるような話です。

↑以前の記事というのがこちら。上が1回目で下が2回目。

1回目は2024年11月で「持ち運びにネックストラップを使うのがベストかも?」という話でした。AceProをネックストラップに付けてそのまま生活してみたのですが、個人的には仕事中などに邪魔に感じてしまった次第。

それを受けて日常の持ち運び方を変更したのが2回目である2024年12月の話。ネックストラップではなくハンドストラップへ変更して、持ち運びは普段から腰に付けている腰バッグの中に。それがしっくりと来たのでその後、腰バッグで日々持ち歩いておりました。

そして3回目となる今回は、持ち運び自体は腰バッグなのですがストラップとAceProとの接続部分を変更したことでより快適に、という話。

HAKUBA(ハクバ) カメラストラップ KST-68S
こちらのストラップを購入。
ネジ部分のアップ。ピンボケはご勘弁を…。
このストラップは金属部分に回転するところがあり
ネジが緩みにくい構造になっているのが気に入りました。
詳細は上の商品リンクをぜひ。
それが2回目の時のハンドストラップ使用時。
ハンドストラップにカラビナをつけて
AcePro用ケースなどもぶら下がるようにしてある。
これの詳しい話は2回目の時の記事をぜひ。

↑AceProとハンドストラップを接続しているメイン部品。これを複数持っていて、後述する自撮り棒などとの付け替えがワンタッチになるようにしている。
↑ケースとシリコンレンズカバーはこちらですが、上の写真に写っている同じものではございません。同じものはAmazonではなくなってしまったよう。

クイックリリースに丈夫な紐を通して
そこにカラビナをつけて色々とまとめている。
主にAcePro用に使用している自撮り棒&折りたたみ三脚。
PGYTECH MantisPod Z
この自撮り棒の先端はこうやって外れる。
そしてアクションカメラ用マウントの底には
三脚ネジ穴がある…ことに最近気付いた。
(この機構は上の商品ページに詳細あります)
そのアクションカメラ用マウントに
ハクバのストラップを取り付ける。
それをAcePro側へ取り付ける。
その状態でもケースはちゃんと閉まる。
ケースにはカラビナだけを残しておいて
ケースを外した際にジーパンなどに引っ掛ける想定。
(ストラップ側へ紐でくくりつけてケースをぶら下げるのは
動画だと映り込んだりするので最近は外して運用していた)
外したハンドストラップはクイックリリースから外し…
自撮り棒専用のハンドストラップへ転職。
クイックリリースも別の場所で活躍予定。
ハクバのストラップを外すだけで
自撮り棒への換装が完了する状態に。

PGYtechの独自マウントの底に三脚ネジ穴があることを発見し、それなら…と試してみたわけだが、こうすることで余計な紐などもなくなって見た目もスッキリしました。

それと嬉しい誤算として、アクションカメラ用マウントを持つことで簡易的な自撮り棒の役割も果たしてくれる。仕事中などだとどうしても自撮り棒本体は持ち歩いていないことが多いので、簡易的でも自撮り棒のように持てると水平を保つのにありがたいんですよね。

持ち運びそのものは最初にも書いた通り、腰バッグでの持ち運びとなり、その点に関してはこの約一年使ってみて不満はない。個人的にはベストだと思う。

今後はこの構成で運用して参ります。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

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※2025年12月6日追記
しばらくこのストラップで運用していますが、個人的にはこれが最高の形かもしれません。記事内にある通りマウント部分が簡易自撮り棒になるので、横型動画はもちろん縦型動画も撮りたい時にすぐ撮影開始できて嬉しい。(縦型へのマウントは記事内写真でAceProに装着している金属ケースにて)
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2025年11月24日月曜日

「Insta360 AcePro」をWebカメラとして使う際の注意点など。【OBSでのライブ配信】

どうも、ひらた店長です。

アクションカメラ「Insta360 AcePro」をWebカメラとして使用してライブ配信をしてみたので、その使用感や注意点などをお伝えしたいというのが今回の話。

ライブ配信中の画面の切り抜き。
これが「Insta360 AcePro」の映像です。
ライブ配信は趣味であるベースを弾いたり…
お付き合いくださっている方々と
雑談しているゆるいものです。

「Insta360 AcePro」をWebカメラとして使用してライブ配信する場合、注意したいのが配信ソフトやAcePro本体の設定です。

これは配信ソフト「OBS」の映像(カメラ)のプロパティ。
赤線を引いた部分が「デバイスの既定値」のままだと
映像が粗い状態になってしまう点にご注意を。
必ず「カスタム」を選び、直下にある
解像度の設定にてフルHDなど任意の数値に指定。
カメラ近くに手を伸ばしているシーン。
ピントは腕辺りに一番合っているように思う。
顔からカメラまでは90~100cmくらい。

こちらがライブ配信のアーカイブ。
上のスクショはこちらから。
「AcePro」のホワイトバランスは固定。
シーン設定は標準でEV+1.5にて。
測光モードは「多分割」。
(EV値は部屋の明るさによって最適値は変わると思う)

これはカメラ設定を失敗したまま配信したアーカイブ。
「AcePro」の測光モード「顔優先」にしていて
OBS側のカメラプロパティから明るさをいじったら
顔が映っていると画面が暗く、
顔がないと画面が明るいという現象になってしまった。

これは映像のプロパティを「デバイスの既定値」のまま
配信してしまっていた時の映像。
YouTubeの画質を上げてもこのくらいの粗さになる。
(「フェイス・スマートロック」機能を1:06:20辺りで使用)

ウェブカメラモードでPCに接続中の「AcePro」。
「フェイス・スマートロック」という
表示は消すことができないし、
PC接続中はカメラ設定を変更できない。

画像とアーカイブを紹介しつつ、注意点などもザックリと書かせていただいた。以下でもう少し詳しくお伝えさせていただきたい。

PCにWebカメラとして接続し、配信ソフト「OBS」にてライブ配信した際、解像度はプロパティから「デバイスの既定値」を「カスタム」にしないとフルHDなどにならないのは上記した通り。(AceProは1080P/30fpsがマックス)
そして、Webカメラモードでは「AcePro」の画角が超広角の「ウルトラ」のみとなる。これは事前にカメラ側で「デワープ」に設定していても強制的に「ウルトラ」になります。クラリティズームも使用不可。

Webカメラモードとして接続中は「AcePro」本体の設定画面を開けないので、画角は当然いじれないとして、ホワイトバランスやEV値、測光モード、シャープネスなども変更できない点に注意。Webカメラモードにする直前の設定がそのまま反映される。
ちなみにGPSリモコンをAceProに接続した状態でWebカメラモードにしてみたが、その場合はGPSリモコンの接続が解除されてしまう。したがってWebカメラモード中にGPSリモコンで設定変更をしようとしてもできない。

Webカメラモード中はAceProの画面は消えず、上記の画像のように「フェイス・スマートロック」の表示も消すことができない。ちなみに「フェイス・スマートロック」はZOOMなどでリモート会議をする際に顔を大きく映し追従するための機能で、個人的にはライブ配信向きではないと思う。(どのくらいの大きさになるかは上で紹介したアーカイブを参照くださいませ)

最後に、WebカメラモードとしてPCに接続して「OBS」でライブ配信をすると、PCから接続解除後に「AcePro」の設定が「8K 24フレーム」に強制的に変更(リセット)されている。その他、画角も「ウルトラ」に、手振れ補正も「なし」に、HDRも「なし」となるので、再設定する手間が発生する。(PCにWebカメラモードとして接続するだけでは設定リセットされない。OBSでライブ配信するとなるようだ)

とにかく「解像度は配信ソフト側で設定しないといけない」という点と、「カメラのホワイトバランスやEV値はWebカメラモードにする前に確認・設定すること」という点にご注意を。


ライブ配信中の画質としては、個人的には綺麗だと思う。映像の画質やピント具合などは最初に紹介したライブ配信アーカイブをご参照いただければ。(ライブ配信の内容はさておき)


以上が「Insta360 AcePro」をWebカメラとして使用した際の注意点などとなります。
あまりネット上ではアクションカメラをWebカメラとして実際に使用した際の情報がない…ような気がするので、どなたかの参考になれば幸いです。

個人的には上記した点に注意すればアクションカメラをWebカメラとして使用してライブ配信するのは「アリ」と感じている。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年11月6日木曜日

ヘッドホン「MXL HX9」のレビューと注意点。エージングは必須だと思う。

どうも、ひらた店長です。

密閉型のヘッドホンがあると便利だな…と以前から思っていたところ、楽器を弾く人にはお馴染みの「サウンドハウス」様にて大幅に値下げされている「MXL HX9」というヘッドホンが目につきまして。気付いたらポチっていた、というのが今回の話。(実際は結構悩んでからポチりました)

プロ用マイクが有名な「MXL」というメーカーの
「HX9」というモデル。

ファーストインプレッションなどの感想をお伝えする前に、まずは手元に届いた「HX9」の開封写真に少々お付き合いくださいませ。注意点なども軽くお伝えしています。

パッケージの裏面。製造は「メイド・イン・チャイナ」。
メーカーの本社はアメリカです。
パッケージを開けたところ。
ケーブルを取った先に
ソフトケースと本体。
パッケージに入っていたのは
写真に写っているものがすべて。
ケーブルはカールしているタイプ。
両側の端子はねじって外すとミニタイプに。
ヘッドホンの左側は太い端子じゃないと
入らないようになっていて…
右側は細い端子じゃないと入らない点に注意。
(写真の太い端子じゃ入らない、ということ)
本体はこうやって折りたたみできない。
これは不具合ではなく仕様だそうです。
写真は無理にやっているから真似しないように。
(右側の付け根が完全に曲がらない)
メーカーのホームページだと
こういう状態で「折りたたんでいる」
ということになってます。
イヤーパッドはフカフカしていて
付け心地は良い。
メガネユーザーだがその点は気にならない。
頭に当たる部分はメッシュのようになっている。
通気性は悪くなさそうかも。
ちょっとクッション性もある。

以上が開封写真とちょっとした注意点など。

↑メーカーのホームページ&製品ページはこちらから。

↑サウンドハウスが現在7,980円でAmazonよりも圧倒的にお安いです。

それでは以下にファーストインプレッションを書いていくわけですが…その前にもう一点。

自分が主に使用しているヘッドホンは「AKG K240studio(開放型)」で、それ以上の価格帯のヘッドホンを使用したことがない人間がお伝えするファーストインプレッション、及びレビュー・感想であるということは念頭に置いていただけると幸いです。

↑現在はどちらも7000円後半。お手頃だが定番で評判の良いヘッドホン。

↑オーディオテクニカさんの解説ページへのリンクです。


さて。それでは。

2025年11月3日に手元に届いた「MXL HX9」を開封し、さっそくPCのミキサーに繋いで音楽を聴いてみました。すると…

音が全体的にこもっていて男性ボーカルの声が歪んでいる

という状態でした。
「え?マジで?」というのが正直なファーストインプレッション。
(同じ環境で「AKG K240」で聴くと歪んだりしていない。違うのはヘッドホンだけ)

不良品を疑うレベルだったのですが、ヘッドホンには「エージング」という概念があるじゃないですか?数十時間、音楽を流したりして「振動板を慣らす」という作業です。(詳しくは「ヘッドホン エージング」などで検索を)

なので諦める前に初日は3時間ほどヘッドホンに音楽を流しっぱなしにしておきました。

【初日の感想】
全音域でこもっているように感じた。低音も出ていない。音量をある程度上げると男性ボーカルが歪む。音質が耳に刺さるように感じる。


その状態で次の日(2日目)の夜。
「MXL HX9」であらためて男性ボーカルのバンドの曲を聴く。すると今度は音が歪んでいない。明らかに初日と音質が変わっている。これには本当に驚きました。
一応、ベース弾いたり動画編集したりマスタリングしたりするので「気のせい」や「耳が慣れた」とかではない、というのは強調しておきたいです。本当に歪みがなくなっていました。

【2日目の感想】
男性ボーカルの歪みが解消されている。明らかに低音域も出るようになっている。しかし全音域でわずかにこもっているようには感じる。高音域が強いのかやはり耳に刺さる感じ。


歪みの解消、音質の改善は数時間のエージングの効果なのかもしれないし、もしくは外気の湿度に影響されたのかも?と推察してみたり。原理など詳しくはわかりませんが、とにかく初日と比べて音が変わったことは事実。(軽く調べてみると製造直後の慣らし運転のことを海外では「バーンイン」と呼ぶそう。もしかするとエージングではなく「バーンインで変わった」と表現するのが正解なのかも)

そして2日目の数時間、ヘッドホンに音楽を流しっぱなしにして、3日目に音楽を聴いたところ、音のこもりがわずかに改善した…ように思う。低音域と高音域に「こもり」を感じず良く出ている。しかし女性ボーカル、男性ボーカルとも歌がある帯域がこもっているように感じる。そして耳にキンキンとするようにも感じる。

もしかするとこれから長く使えばもっと音質は良くなるのかもしれないし、現状のままかもしれない。この辺はしばらく使い続けてみて、あらためてブログ記事にしてみたい。変化を感じたことがあれば順次、この記事に追記していきたいと思う。(追記は本記事の最後に)


とにかく、ですね。

今回、特にお伝えしたいのは「MXL HX9」に関しては、開封直後は音質が安定しない個体もあるかもということです。少なくとも自分の個体は上記のような状態でした。
ネット上に「MXL HX9」のレビューが極端に少ない、というか「自分が調べた範囲では見つからなかった」ので今回の情報が何かのお役に立てればと思う次第です。


ちなみに「音質が良いのか?」という点に関しては個人の感じ方によるところが大きいと思うので自分の感想を述べるのが「はばかられる」わけだが…エージングしながら3日目の音質を聴くと「悪くない」とは思う。
密閉型ヘッドホンなので低音域がしっかりと出ているわけだが、高音域も綺麗に出ている。しかし上記のように女性ボーカル・男性ボーカルとも、歌のある帯域がこもっている状態なのは「歌物の音楽を聴く」という用途においてはちょっと厳しいかも。それと個人的には高音域が耳に刺さるのが気になる。(少し大きめの音量で聴いていると本当に耳が痛くなる)
自分が確認した中ではジャズやピアノのみの曲などだと「こもり」が気になることなく聴けた。

「モニターヘッドホン」としてどうか?というのは、残念ながら自分の経験が浅くてなんともお答えのしようがない、というのが正直なところ。もし使用中の「AKG K240studio」が「フラットな音」であるとするならば、それと比べて現状の「MXL HX9」だと「低音域が強めで高音域もやや強め。ボーカルがこもっているように感じるので中音域は下げられている?」という印象。現状が意図した音質ならば「ドンシャリ」というイメージ。このことを念頭にモニターする、という感じになるかと。(エージング3日目での印象)

↑上記感想はあくまで「エージング3日目時点での」という点にご注意くださいませ。


ちなみに「MXL」はコンデンサーマイクが有名で評判が良いメーカーでして。以前にたまたま程度の良いコンデンサーマイク「MXL 2003A」を手に入れる機会があったんです。
↑詳細に関してはこちらを。

自分の聞きかじった知識によると「マイクを作るのとスピーカーを作るのは同じ技術」と記憶しているので、「良いコンデンサーマイクが作れるなら、当然ヘッドホンも良いものなのでは?」とレビューが見当たらない状態で人柱に思い切って購入してみた次第。

そんなわけで先ほど書いた通り、エージングによって「こもり」が解消して音がクリアになり「さすがMXL」という音質になることを期待したい。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

ここまで長々お付き合いいただき誠に感謝。

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▼2025年11月8日追記
一日数時間、ヘッドホンに普段聴く音楽を流して5日目。ボーカルの「こもり」と高音域の耳に痛い「キンキン」は収まって来たように感じる。(耳が慣れてきたせいではない…と思う)(音を聴いて確認したのは11月7日ということで「5日目」。追記したのが11月8日)
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▼2025年11月9日追記
一日数時間のエージングをして7日目。耳に刺さる「キンキン音」は確かに収まったと思う。2~3日目では数曲も聴けば耳が痛くなったが、現在は2時間くらい聴いても痛くない(側圧の締め付け感も自分は感じない)。ボーカルもこもっている感じはなくなった。ただ「密閉型」のヘッドホンの特性なのか、音量を上げて聴いているとボーカルや高音域が「抜け切らない」という風に感じる瞬間がある。(当方、密閉型を使用するのが初めて)
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▼2025年11月11日追記
9日目。7日目で感じていた「ボーカルが抜け切らなさ」も収まってきたように思う。ボーカルや中音域が出てくるようになったように感じる。これで全音域に「音の曇り」のようなものは感じなくなった。ちなみに調べてみると密閉型のヘッドホンは開放型と比べて『音の広がりが弱いためボーカル音の強調が苦手』との記載を発見。(こちら『ヘッドホンのドライバーとは?』という記事内の「ヘッドホンのスペックを決める3大要素」という項目より)確かにボーカルはこもっているわけではないが、他の楽器よりちょっと後ろにいるような感じがする。
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▼2025年11月14日追記
12日目。HX9から再生される音は全体的に腰高というか、キラキラした高い音に感じていた。そのキラキラな感じが急に落ち着いたように思う。再生されるボリュームも下がった…かも。超高音域が出なくなったのか、中音域が出るようになったのかはわからないが、中音域は以前より出るようになったように感じる。個人的感想だがすごく好みの音になってきた。重ねてお伝えするが「自分の耳が慣れてきた」という変化ではないと思う。毎日同じ曲を聴いてチェックしているが日々変化しているように思う。
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▼2025年11月17日追記
15日目。12日目と全体の音質は変化なし。現在のHX9の音質は、サウンドハウス様のスタッフレビューにある『高音域は自然で柔らかく聴きやすい印象。一方で、低音は量感がしっかりとありながらも過剰な強調がなく、低域から高域までバランス良くモニタリングできます。』との文言の通りに思える。ただ、一つだけ気になるのは「ドラムの音が弱い」ように感じる。ドラムの迫力が足りないというか…そんな感じ。これは単純な好みかもしれないが。
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▼2025年11月28日追記
26日目。12日目と音質の変化はなし。どうやらエージング(バーンイン)は完了したと考えて良さそう。音質に関しては11月17日に追記した文章の通りではあるのだが、HX9は「やや高音が強め」の音質であるように思う(個人の感想)。個人的には「低音が少し物足りない」とは感じるが、低音から高音まで音を聴き分けることは可能なので「モニターヘッドホン」という名に恥じないと思う(「AKG K240」は低音が強調されていて、やや高音が弱い。それから比べるとバランスよく出ているのだと思う)。女性ボーカルの「さ行」などが耳に刺さす寸前くらいで痛くはないが…人によっては刺さるように感じてしまうのかもしれない。その点にはご留意を。
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2025年10月28日火曜日

楽器練習のためにメトロノームアプリをスマホに導入。

どうも、ひらた店長です。

本日はスマホのアプリについての話。
メトロノームアプリ「Tempo Lite」というのをインストールしてみたのですが、これがなかなかいい。

実際の画面のスクショ。

設定画面がこちら。

↑ダウンロードのリンクはこちらから。

ダウンロードは無料でできるが、無料版は広告が表示されます。課金することで広告が非表示となり、選べるクリック音が増えたりする。

自分は最近、ドラムの練習を真剣にしていて、部屋でドラム練習パッドを叩いていることがあるわけ。その際にメトロノームがあった方がいいなと思っていたところ、見ていたドラムに関するYouTubeチャンネルでオススメされていたのがこちらのアプリ。

メトロノームとしての機能は無料版アプリで十分なのだが…自分は課金しました。
電子音がなるメトロノームも持っているのですが、それが電池切れしてましてね。その電池を買うより安かったので課金した感じ。広告も邪魔と言えば邪魔だったし。

メトロノームアプリとしての使い勝手は良いと思う。
経過時間毎にテンポを指定した数値上げたりすることができるので、エクササイズとかにも便利。


気になる方はまずは無料版をダウンロードしてみては?
というのが本日の話。

さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年10月7日火曜日

バスドラムの位置を移動する練習に取り組んでいます。

どうも、ひらた店長です。

今回はドラムの練習についての話題を。

当店に電子ドラムがあるという話は『やはりドラムの練習はパッドより電子ドラムの方がいいね。』という記事にて、自室の練習環境に関してはこちら『自室の簡易版ドラム練習環境はこんな感じ。』という記事にて書いております。

それらの練習環境で「バスドラムの位置移動」をやっているというのが今回の話。

店長の手書きのパターン表。
アクセント移動の練習にも使うパターン。
パターン表は電子ドラムのユニット部分に。
電子ドラム全体図。

YouTubeでドラム練習動画を探していたら偶然見つけたのが『「《奏屋》クンゴ先生」のYouTubeチャンネル』というチャンネル。こちらのチャンネルで解説している方はプロのドラマーの方で、どの動画も非常に参考になります。

そして上のパターン表を使ったバスドラムの練習を紹介されているのが以下の動画。

『バスドラムのダブルだって自由自在に踏めて
リズム安定するから《1日3分》一緒にやろう!』
というタイトルの動画。

この練習、バスドラムの位置を色々と練習できるので、自分的には次のステップアップとして最近、ずっと練習しています。ちなみに最初はテンポ50とかでも出来なくて、メトロノームなしの超ゆっくりから体を慣らしました。

そして動画内で表示されているパターンを書き出して表にしたのが最初のパターン表というわけ。ちなみに同じ手書きの表を自室の練習環境のところにも置いてあります。

PCのエクセル(スプレッドシート)でも作ってみた。
もし必要ならご自由にダウンロードしてください。

↑スプレッドシートそのものが欲しい方はこちらからダウンロード可能なはず。

※パターン表の画像やスプレッドシートがお役に立てた場合、「ありがとう」代わりに本記事の広告をクリックしていただけるとマジで嬉しいですm(_ _)m


このパターン表、バスドラムの位置移動だけではなく、アクセント移動練習にも使えます。パーカッショニストの方のYouTubeチャンネルでも、各パーカッションの練習の際に使われていたパターンでございます。
その方は各パターンの最後に「アクセントなし」というパターンも入れていたので、作った表では16パターン目に「アクセントなし」があるわけです。(クンゴ先生の動画には「アクセントなし」のパターンは出てこない)

とにかく。

このパターン表を使ってのバスドラム移動練習は、「ドラム叩いている!」という感じがして楽しいです。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年9月26日金曜日

アコベでメロディを弾く場合のピッキングを変えてみた話。

(※記事の内容に誤りがあったため9月30日に写真を追加しつつ加筆修正いたしました。9月26日~29日までの間に読んでくださった皆さま、大変申し訳ございません…)

どうも、ひらた店長です。

今回も「アコースティックベース(以下「アコベ」)」の音作りの話。毎度お伝えしていますがコントラバスではなく、アコースティックギターのベース版の方のアコベです。

前回『ZOOM B3nのEQをフル活用するためエフェクターの構成を変更。』の最後に「メロディを弾く際のピッキング(指弾き)のやり方もちょっと変えました」と書きまして。そして、それは次回にでも、と書いたわけですがちょっと記事を書くのに期間が空いてしまいました。申し訳ないです。

さて。それではさっそくですがピッキングの話を。

普段の指弾きのピッキングフォーム。
バッキングではこのフォーム。
コードを弾く際のピッキングフォーム。
これはネック寄りだけど、
普段はもっとブリッジ寄りで弾くことが多い。
これが最近、メロディを弾く際のフォーム。
コード弾きフォームの状態で人差し指を伸ばす感じ。

自分から見た視点。
これはバッキング時のフォーム。
親指が5弦に触れていない点にご注目。
こちらがコードを弾く際のフォーム。
親指と親指の根元で3,4,5弦に触れている状態。
これがメロディを弾く時。
コード弾きの時と人差し指の形が違うのが
わかりやすいかと思います。

「メロディを弾く際のフォーム」はコード弾きの際にやっているフォームで人差し指を伸ばした、という感じ。

これ、やろうと思ってやったわけじゃなく、たまたまバンド練習中にいつものフォーム(バッキング時のフォーム)でメロディを弾いていた際に低音弦のミュートが出来ていないのが気になり、4,5弦をミュートするために親指を弦に当てた、というのがキッカケ。
するとコード弾きをする際のフォームのように手が寝た状態になり、そのままバッキングする際のように人差し指でピッキングしたらこうなったというわけです。(文章での説明がややこしくて申し訳ない)

その状態で1弦や2弦のハイフレットを弾くと、低音がよく出て柔らかい音になりまして。バッキング時のフォームだと「高音は出ているけど低音が足りない」と以前から感じていたので、このフォームはいいなと。

親指を持ち上げてピッキングしている
人差し指の指先が見えるようにした写真。
これはバッキング時のフォームで
当たっているのは指先。
こっちがコードを弾く際のフォーム。
人差し指の先の親指側が当たっている状態。
これがメロディを弾く際のフォーム。
人差し指の先の中指側が当たっている。

メロディを弾くフォームを正面から。
指先で「つまむ」ように構えて
人差し指だけ動かす感じ。

当たっている指先の硬さが違うせいなのか、当たる面積のせいなのか力のかかり具合のせいなのか…とにかく柔らかい音が出るんですよね。不思議。

何はともあれメロディを弾く際、写真でお伝えしたようなフォームにしたところ低音が出て好みの音になったという話。そして、それに伴ってメロディを弾く際の音をイコライザーで補正するため、前回の話のようにパラメータなどをいじる必要が出たというわけです。

このフォームにしたおかげでメロディを弾く際の音もイメージに近くなったので、前回にも書いた通りアコベの音作りもほぼ完成と思って良い気がする次第。あとはイコライザーのパラメータの微調整くらいのような気がしています。


そんなわけでそろそろ、アコベの現状の音などは動画でお伝えするように準備をしていきたいとも思っている次第。もしご興味ある方がいらっしゃいましたら気長にお待ちいただけると幸いです。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。