2025年9月11日木曜日

アコースティックベースにアコースティックシミュレーターを試してみた。

どうも、ひらた店長です。

本日はアコースティックギターのベース版である「アコースティックベース(以下、アコベ)」の話題。正式に言うと「アコースティックベースギター」の方です。ウッドベース(コントラバス)ではなく。

その音作りについて
このブログでずっと書き綴っています。

自分の使っているアコベは「TACOMA CB105C」でピックアップはピエゾのみ。それをマルチエフェクター内のDIやEQを駆使して音作りをしている、ということを過去のブログ記事で散々書いておりました。

ちなみに地元で組んでいるバンドは電子ピアノと電子ドラム、そして自分のアコベという3人編成が基本。曲によってドラムが電子オルガン(エレクトーン)になったりする。
その中で「アコベらしさを活かしたい」というのが自分なりの目標。

しかし、なかなか上手くいっている気がしないというのが現在の個人的な感想。(現状でも悪い音ではないけど自分の理想とは少しズレているように感じている)

なんとかできないか…と悩んでいたところで本日の本題。

アコースティックシミュレーターを持っているのを
ふと思い出したので試してみることに。

かなり前になんとなく購入したお安いアコースティックシミュレーター『Rowin アコースティックシミュレーター AC stage LEF-320』が眠っていることをふと思い出したんです。
購入は2018年7月でエレキギターに試してみて「おぉアコギの音がする」と感心したっきり、棚にしまっていたことを忘れておりました。

そのアコースティックシミュレーターをアコベに使ったらどうなるんだ?と思い立って試してみたわけです。部屋のアンプから音を出しながら試すと「ピエゾの音」がまるで「アコベの生音」のように。

…なんでもっと早く試さなかったのか…
と、若干後悔した。本当に生音がアンプから出ているよう。

最高だ!と喜び勇んでバンド練習へ。

しかし。ピアノ、ドラムと合わせると「アコベ×アコースティックシミュレーター」の音は埋もれる埋もれる…

エフェクターのツマミをいじると低音・ローポジションではなんとか使える音にできたが、高音・ハイポジションでは音が埋もれてしまう。アタック時の「バリッ」とした音しか聴こえないくらい。自分の場合はハイフレットでメロディを弾く曲があるのでコレでは使えない。
指弾きでピッキングしているわけだが、指の当たり具合を色々と試してみたがそれでも「バンド内で埋もれない音」にすることは自分にはできなかった。

そんなわけでアコースティックシミュレーターは足元から外すことに。良い思いつきだと思ったのだが…良い結果にならず残念だ。


ただ、最後にお伝えしておきたい。

アコベとアコースティックシミュレーターは自分の場合、バンド内では使うことはできなかったが、アコベでのソロ演奏とかならいいと思う。試していないがアコギとアコベの演奏とか、アコギとアコベとカホンみたいな完全なアコースティック編成ならハマるかもしれない。
あくまでもここまでの話は「自分のバンド内では使えなかった」ということで、アコベにアコースティックシミュレーターは意味ないとかそういう話ではないことは明言しておきます。むしろソロ演奏ならめちゃ気持ちいいです。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

エフェクターボードの中身、もう一度見直してみるか…。

2025年9月3日水曜日

できなかったことが急にできるようになったりすることがある。

どうも、ひらた店長です。

8月27日に書いた『やはりドラムの練習はパッドより電子ドラムの方がいいね。』という記事にて、「ようやくキックペダルを踏む感覚が体に馴染んできたように思う」という趣旨のことを書きました。
今回はその辺の「これって楽器練習あるあるなんじゃないかな」という話をしてみたい。

ようやく自然にキックペダルを踏めるようになった。

8ビートを文章で書くと「ドッ、タン、ドド、タン」という感じだが、この「ド」がバスドラムを鳴らすタイミング。最近、バスドラムを鳴らすためのキックペダルを踏む感覚が特に馴染んできたと感じたのは「ドド」と連続して踏む時の話でして。

「ド」と一つ踏むのもタイミングが怪しかったりしていたが、特に「ドド」と連続するのはタイミングもボリュームもバラついていたんですよね。それを無理に揃えよう揃えようとして余計に力が入る、みたいな。
それがクリックを鳴らしながら練習を続けていたある日。突然、力が抜けて「ドド」とスムーズに、しかも自分の思っているタイミングに鳴らせるようになった次第。

これ、「どうだスゴいだろう」と自慢したいとかそういう話じゃなくて。(いやこの程度自慢にもならないが)

楽器練習をしていると、この「ある日突然できるようになる」ということがままあるように思うんです。
「全然うまくできねぇ…ッ!」と思いながら練習し続けていると、ある時嘘みたいにスムーズにできるようになったりするのは経験ある方が多いんじゃないでしょうか。毎日練習している中はもちろん、意外と一度諦めて期間を空けてから再挑戦するとなぜかスムーズにできるようになっていたりとか。

この現象、店長は「神経が繋がる」と勝手に表現しています。

これって楽器練習に限らず、スポーツとか技術習得の際に「あるある」の現象だと思っております。最近では店長、ドラム練習中でしたが、ベースのテクニック習得の時とかにも時々経験してきたことでして。共感いただけるんじゃないかなと。

一番わかりやすいのは「自転車に乗れるようになった瞬間」かもしれない。あの感覚が楽器練習などの最中にも感じることがあるわけです。しかも一度できるようになると、自転車のように期間を空けてもいつでもできるようになっているわけ。

そしてこの「神経が繋がる現象」って、経験すると結構気持ちいいよね、というのをお伝えしたかったのが本日の話。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年9月2日火曜日

自室の簡易版ドラム練習環境はこんな感じ。

どうも、ひらた店長です。

前回、ドラム練習環境に関して『やはりドラムの練習はパッドより電子ドラムの方がいいね。』という記事を書きました。当店の店内にある電子ドラムがなかなかいいという趣旨でした。
その中で「自室では練習パッドなどを使ってドラム練習をしている」とも書いたわけです。

そんなわけで今回は、現在の自室での練習環境はこんな感じというのをお伝えしたいという話。

2025年9月現在のドラム練習環境。
小さい練習パッドや練習用キックペダル、
ドラム椅子などが追加になっている。
背景が汚いのは御愛嬌ということで…。
椅子をのぞいて撮影した写真。

小さい練習パッドは『aleawol ドラム練習パッド 8インチ』のようなヤツで、大きい方が『EVANS 練習用パッド 12インチ』。2023年の記事では、大きいEVANSの中でタム回しの練習をしていると書きました。

2023年に作成した画像。
現在でも中心のハイハット以外は
このように叩き分けて練習している。
現在の練習用キックペダルはこちらで。
以前は自作したものを使っていたが
これは市販されていたもの。

Amazonで探してみると同じ製品はすでにないようだが『MAXTONE BASSキット』『Pearl バスドラムパッド』が同じ趣旨の製品。自分のものはキックのバネが弱いようで踏み心地が軽いが、いいヤツはその辺も調整できるのだと思う。

ハイハット用練習パッドの足元には
ペダルのビーターを外したものを置いている。
1~2cm踏むと底に当たるように調整。
ハイハットのペダルを踏む練習ができるようにした。

8ビートなどの基本パターンの練習をするのに使っているのですが、現状では十分な環境じゃないかと思う。しかし前回の記事で書いた通り、電子ドラムでの練習を経験してしまうとちょっと物足りなく感じてしまうのも事実。

ただ自室内には電子ドラムを置けるスペースはないし、この環境が自室ではベストじゃないかと思う。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年8月27日水曜日

やはりドラムの練習はパッドより電子ドラムの方がいいね。

どうも、ひらた店長です。

2年前、2023年6月に『簡易版ドラム練習環境がなかなか良い。』という記事を書きました。

地元で組んでいるバンド「たまゆら」でベースを弾いているわけですが、曲によってはドラムを叩くことになったため、そのための練習環境を整えるべくドラムパッドや練習用キックペダルを自作したりした次第。その簡易版ドラム練習環境がなかなかいい、という話をしたのが2023年6月の話。

その後、今年2025年5月末に、当店(ひらた家具店)の中に電子ドラムが設置されました。

設置された電子ドラム。
「YAMAHA DTXPLORER」。
当店に設置されているフリーピアノの横に
「フリードラム」として設置。

この電子ドラム、店長のものではなくてバンド「たまゆら」のピアニスト「ゆき」さんが中古で手に入れたもの。それを当店に設置していってくれたという流れ。(ちなみにフリーピアノもゆきさんのお古)

ちなみにこれが自室の
簡易版ドラム練習環境。
その後、小さいパッドが増えて
ハイハットは別になったりした。

「どなたでも自由に弾いてください」という意味で「フリーピアノ」「フリードラム」という呼び名としてます。そして店長自身のドラム練習としても使ってもいいよ、とのことだったので最近、時々店内で練習しております。その様子をちょっと撮影してみたのが以下。

これが現状での全力。
初心者の練習風景だというのはお忘れなく。

最近の練習はショート動画でやっている通り、クリックを鳴らしながらひたすら8ビートを叩いています。(バンドでの演奏曲が中島みゆきさんの「糸」なので)

電子ドラムで練習していて思ったのはやはり、ドラムパッドよりも電子ドラムの方がいいということ。
「いい」というのはドラムの練習としてはやはり、一つ二つのドラムパッドで行うよりも、ドラムセットの形になっている電子ドラムの方が練習効率がいい、という意味。タム回しもそうだし、キックペダルの感覚もやはりいい。(ちなみにバンド内で叩くドラムも電子ドラム)

この電子ドラムでひたすら8ビートを叩いていて、最近ようやくキックペダルを踏む感覚が体に馴染んで来たように思うんですよね。今までもなんとか演奏はしてましたが、やっぱり変なところに力が入っている&慣れていないおかげで体が痛くなったり、キックペダルがテンポと微妙にズレていることが多かった。

それがクリックを鳴らしての反復練習によって余分な力が抜けて、自分の意図しているタイミングにキックを入れれているような感覚になってきました。今までは「足を動かす→キックが鳴る」という二段階だったのが、ダイレクトに「キックを鳴らす」という行動ができている感じ。…伝わるかな…。


それと個人的にはクリックを鳴らしてひたすら8ビートを叩くのは楽しいです。
リズムキープをするのはもちろん、叩きながらスティックの振り方とか足の踏み具合とかを調整して、改善を実感できるのがいい。そうやって叩いていると20分30分は余裕で時間が経ってしまう。

複雑なドラムパターンも叩いてはみたいが、まずは基本である8ビートをしっかりと叩けるようになってからと考えています。タム回しもまだまだ安定しないし。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年8月13日水曜日

DJI MIC2にはマグネットネックストラップが便利だと思う。

どうも、ひらた店長です。

ワイヤレスマイク「DJI MIC2」を胸元や首元に固定するのには、マグネットネックストラップが便利だというのが今回の話。

向かって左が「DJI MIC2」。
右がマグネットネックストラップ。
黒い板のところに磁石が入っている。
購入したのは「SJCAM」というメーカーのもの。
製品へのリンクは記事の最後の方に紹介。
DJI MIC2に付属している磁石は
強力だけどちょっと小さい。
このネックストラップなら…
MIC2全体がくっついて安心感がある。
歩く程度なら今のところ外れたことはない。
Tシャツの下にストラップを入れて
DJI MIC2を固定したところ。

磁石の力だけを単純に比較すると付属の小さい磁石の方が強いのだが、ネックストラップはDJI MIC2の背面全体がくっつくおかげで、保持している力は付属の磁石よりも強いように感じる。
付属の磁石だと厚手の服の場合は固定できなかったりするが、このネックストラップならくっつけられるという場面もあった。(その状態で歩いていないので歩いたりする場合は事前の確認が必要)

↑自分が購入したのはこちらのメーカーの製品。SJCAM製のウェアラブルカメラを固定するための商品のようだ。

「磁気吸着マウント」という名前で販売されているマグネットネックストラップ。ちなみに「マグネットネックストラップ」というのは私が勝手に呼んでいる名前で、マグネットストラップとかネックブラケットとか色んな名前で販売されている。

↑「Insta360 Go3」用のストラップでも同じ使い方ができるはず。


DJI MIC2のマイク(トランスミッター)をこうやって磁石入りのネックストラップに固定するアイディアは、たまたまX(旧Twitter)の投稿で見たもの。便利そうだと思ってさっそくマグネットネックストラップを購入してみたら想像以上に便利でした。感謝。

MIC2は結構重いのでこういうストラップは一つ持っておいて損はないように思う。付属の磁石をなくす心配もないので個人的にはかなりオススメです。

↑マイクの取り付け位置による音質の違いを検証したのがこちらの話。
↑アクションカメラ「Insta360 AcePro」とのBluetooth接続の話はこちらにて。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年8月2日土曜日

たまゆらライブの録音はZOOM H1eにて。

どうも、ひらた店長です。

地元、標茶町で「たまゆら」という3人組バンドを組んでおります。
その「たまゆら」で6月29日に行った標茶町博物館「ニタイ・ト」でのライブ映像を、昨日8月1日にYouTubeで公開しました。(公開方法はプレミア公開にて)

四の五の言わずにまずはライブ映像を紹介します。

ライブは1部と2部に分かれていて
こちらが「1部」の映像。MC込み。

こちらが「2部」の映像。
フルーティストの方が加わって
4人編成での演奏となりました。

6月29日のセットリストは以下。

●1部(たまゆら)
1,オリビアを聴きながら / 杏里
2,ルビーの指環 / 寺尾聰
3,真夏の果実 / サザンオールスターズ
4,Summer / 久石譲
5,フラワーダンス / DJ Okawari

●2部(たまゆら+フルート)
1,HONESTY / ビリー・ジョエル
2,松田聖子メドレー
 (青い珊瑚礁→赤いスイートピー→スイートメモリーズ→瑠璃色の地球)
3,First Love / 宇多田ヒカル
4,天城越え / 石川さゆり
アンコール,情熱大陸~エトピリカ / 葉加瀬太郎

上記の動画ではチャプター分けもしているので、気になる曲がありましたらぜひのぞいていただけると嬉しいです。
ちなみにアコースティックベースでメロディを弾いているのは1部「真夏の果実」で、2部の「First Love」ではフルートとのデュエットが楽しめます。両曲ともオススメですが、基本的には全部見ていただけるともちろん嬉しい限り。ピアノメインの曲があったり、エレクトーンがメインの曲もあります。

動画で使っている音声の録音は
レコーダー「ZOOM H1essential」にて。
吹き抜けになっている会場の2階から。
手すりの下部にある柵に
クランプとショックマウントと付けて
そこに本体を固定していました。

↑レコーダーのスペックなどが気になる方はこちらを。

↑H1eはそのままだと風の吹かれに弱いので外での録音をしたい方はアクセサリーパックのウインドジャマー(風防)は必須。室内でも風が動いていると風切音が入る危険性があるので、今回のライブでは風防をつけての録音でした。ちなみに風防と一緒にケースに入れたい場合は専用収納ケースが便利。

↑クランプはこちらを使用。

↑ショックマウントはこちら。自分が持っているのは「BOYA」の方だが、「Movo」でも同じ形みたい。三脚穴があるレコーダーには便利だと思う。

その装備であえて会場の中程から録音。

会場全体から見ると中程の位置にレコーダーを固定して録音しました。それをPCに取り込んで音声編集ソフトにて聴きやすいように加工をしたのが動画で使われている音声です。

吹き抜けの雰囲気やお客さんの声なども自然に入っていて、個人的にはよかったと思う。思うんですが…レコーダーの位置はもっと前でもよかったなと編集中に思った次第。客席の中程からステージ側を狙ったので、それぞれの楽器の音の迫力が少し欠けてしまったように思う。
それと同時に、アクションカメラも2階の柵に固定して、2階からのアングルが一つあっても良かったのかなと。

音に関しては動画を見てくれた方がどのように感じるのか少し気になるけど、やはり「良い音」を録音するには、レコーダーは可能な限りスピーカーに近づける方が良い結果になりそうだ。


ちなみに、アコースティックベースの音は100%スピーカーから出た音だが悪くない音だと自画自賛している。(もちろん反省点はあるが)


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年7月28日月曜日

AceProで撮影した写真にレンズ補正をかけてみた。

どうも、ひらた店長です。

久々にアクションカメラ「Insta360 Ace Pro」についての話題。

AceProは動画撮影はもちろん写真撮影もできるわけだが、広い画角にしていると写真に歪みがあるわけです。アクションカメラで広角レンズなので当然なわけだが、これをPCの写真編集ソフトでレンズ補正をかけると歪みのない写真にできるのか?ということを思い立ったので試してみたというのが今回の話。

AceProの写真モードにて店内を撮影。
画角設定は一番歪みが少ない「デワープ」で。
窓枠なので歪みがあるのがわかりやすい。
これを写真編集ソフトに入れてレンズ補正を。
ソフトは「CyberLink PhotoDirector7」。
動画編集ソフトを購入した際に付属してきたもの。
レンズ補正の項で「魚眼歪み」の数値をいじる。
ちなみに数値をいじるとグリッドが出てくる。
「+28」に設定すると窓枠は真っ直ぐになった。
魚眼歪み補正をかけて出力した写真。
窓枠は真っ直ぐになったが
写真上のカーテンレールが不自然に。
こちらが補正する前の写真。
補正すると端がクロップされているのがわかる。
これは以前に近所で撮影した写真。
向かって左の柱がちょっと歪んでいる。
魚眼歪み「+28」で補正。柱は真っ直ぐに。
風景写真なら端の違和感はないかも。
ちなみにこれは「デワープ」の状態で
クラリティーズームを使用している状態。
ピントは合ってないが歪みが少しあるのがわかる。
これもレンズ補正してみる。
魚眼歪み「+3」くらいが限界値かも。
魚眼歪み「+3」で出力。
当然だけどクラリティーズーム使用時の方が
歪みが少ない写真になる。

以上が写真編集ソフトにてレンズ補正を試してみた結果。
別の写真編集ソフトだと数値が違うかと思うので参考程度にしていただければ。

今回、好奇心からレンズ補正を試してみたが屋外での撮影や、室内でも切り抜くのを前提にした撮影だとレンズ補正をかけるのはアリかなと思った次第。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年7月11日金曜日

イコライザーを5つ配置するのが現状ではベストかも。

どうも、ひらた店長です。

前回『別会場で音出しした結果、7バンドイコライザーを追加。』に引き続いてアコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りの話。前回に「音作りに関しては今回で一段落」などと書いたわけだが…結局、その後にあらためて設定見直しをしたので、その結果を報告したいというわけ。「現時点での総まとめ」としてお付き合いいただけると幸いです。

アコベはTACOMA「CB105C」Hi-C仕様。
自分で指板延長カスタムをしたもの。
ちなみに撮影はバンドメンバーのゆきさん。
音作りはマルチエフェクターZOOM B3n」にて。
アコベ本体のプリアンプ。
各ツマミ設定はこれで固定しての音作り。
(Vol以外は12時位置がフラット)
2025年7月10日時点でのエフェクトチェイン。
プリアンプ1つにイコライザーが5つという内容に。

前回、ライブ会場にて低音が邪魔に感じたので7バンドグラフィックイコライザー「Bass GEQ」を設定し、そこで低音域50Hzを全カットして120Hzも少々削った次第。悪い結果ではなかったが、さすがに低音を削りすぎたと反省し次回のバンド練習に向けてあらためて音作りをしておきたかった。(次回のバンド練習日は未定だがそれに備えて)

その結果、上のエフェクトチェインになったので、以下で各パラメータを紹介。

接続順は向かって左からで、プリアンプ「DI-5」→パラメトリックイコライザー「BASS PEQ」x2→低音域用イコライザー「LOW EQ」→高音域用イコライザー「HIGH EQ」→7バンドグラフィックイコライザー「Bass GEQ」となっている。

前回からの変更点は、浅い掛かりで常時オンにしていたプレートリバーブと、ミュートスイッチにしていたクリーンブースターを外して「LOW EQ」「HIGH EQ」にした点。

プリアンプ「DI-5」は基本的な音作り用に。
アコベと相性が良いように思う。
Toneを上げるとセクシーな音になるのが好み。
2つのパラメトリックイコライザー。
それぞれボディの共鳴音を抑制するために設定。
設定値は昨夜微調整したので以前とちょっと違う。
「Low EQ」で低音域30Hz以下を全カットし、
「High EQ」は高音域16kHz以上をほぼカット。
高音域はカットしすぎるとハーモニクスなどに影響がある。
最後に「Bass GEQ」で各ヘルツ帯の微調整を。
ちなみに「Bass GEQ」はエフェクト2つ分の枠を必要とする。

昨夜の音作りではアンプではなくミキサーに繋ぎ、そこからヘッドホンでアコベ+エフェクターの音を聴きながらの調整を。普段のバンド練習ではアンプを使用せず、直接ミキサーに入力しているのでその方が良いと昨夜にようやく気付いた…。

その状態で前回設定した音を聴くと「Bass GEQ」での50ヘルツ全カットはさすがにやり過ぎている感じがしたので-7.5のカットに。そしてややカットしていた120Hzもフラットに。
これで低音は前に出過ぎず、しかし低音を感じる音になったのだが…低音がボヤーっとするのが気になった。なので「Low EQ」を配置して30Hz以下をカットしてみることに。すると低音がしっかり引き締まったように思う。いい感じ。

500Hzはややカットすることで全体の音の印象がスッキリするように感じた。後はハイポジションを弾いた際の音の抜けとブライト感を出すために4.5kHzをわずかに持ち上げ、スラップ時にキンキンするように感じる10kHzをややカットした形。

「Bass GEQ」は向かって右のスイッチを踏むと
設定Bに変えることができる。先程のは設定A。
(「A」「B」表記はパラメータ画面右上に)
設定Bのボリュームを0にしてこれをミュートスイッチに。

前回は7バンドグラフィックイコライザーを配置するので「Low EQ」と「High EQ」は不要と判断したわけだが、グライコのパラメータをいじっているとそこではいじれない帯域が気になり始めたわけ。なので結局「Low EQ」「High EQ」も配置して、全体を見るとEQが5つでプリアンプ1つという設定に落ち着いた次第。

今回の音作りで個人的にはアコベの生音に近くなったように感じる。結構納得の音になったが、毎度お伝えしている通りバンド練習で音を出すと微調整が必要になるとは思う。
しかし配置している各エフェクトに関しては今回の形で固定しても良いように思うくらいには納得している。ソロで音を出していても気持ちいいし、それでいて前回から大きく変えているわけではないのでバンド練習時にも音が抜けないということはないはず。


個人的な理想を言うと「アコベの生音がアンプからそのまま出ている」という状態であって欲しいわけだが、今回の調整で最終的に生音に近くなったのは嬉しい限り。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年7月6日日曜日

別会場で音出しした結果、7バンドイコライザーを追加。

どうも、ひらた店長です。

前回『不要な高音をイコライザーでカットし、ブースターをミュートスイッチに。』に引き続き、ひたすらにアコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りの話題を。ただ、お伝えするのは今回で一段落となる予定。

1週間前の6月29日(日)に標茶町博物館「ニタイ・ト」にてライブがあり、それを経て音作りに改善を加えていたわけだが、それは本日7月6日(日)のライブに向けてという意味もありまして。ちなみに本日のライブに関してはややクローズドなイベントであったため告知は広く行っていませんでした。ただ動画撮影はしているので後日に動画はアップ予定。

(7月6日のライブに関してはこちら『実は今日も「たまゆら」としてライブ、やってきました。』のアメブロでの記事にて。博物館ライブは『標茶町博物館ライブ、無事(?)に演奏して参りました~!』にて)

今回はそのライブ会場での音出しをした結果、音作りの改善点が一つ見えたという話。

セッティングしたアコベとエフェクターボード。
バンドはアコベ、ピアノ、ドラムの構成。
(写真だとわかりにくいが)
会場の端から演奏スペースを見たところ。
写真の奥が演奏スペース。
会場は標茶町コンベンションホール「うぃず」。
ここの特徴的な天井は音を吸う構造になっている。
さらに壁の上半分はこういう有孔ボードで
音の反射が少ない会場。
そういう会場での演奏となったわけ。

前日に機材搬入した際に音出し。その際にレコーダーを一番離れた席に置き、音出しを録音してその場で聴き直すという方法でバランスを見た。(PAがいないため)
するとアコベの音、特に低音が回っているというか…低音がバンド全体の音の邪魔をしてしまっていると感じた次第。音出しの途中でアコベ本体のプリアンプで低音をカットしてみると「マシ」にはなった。なったが…それでも低音が邪魔になっていると感じている状態で音出しは終了。

博物館ライブの際に低音をカットする「Low EQ」をマルチエフェクターZOOM B3n」から外したわけだが、やはり必要だなと考え帰宅後に再配置。すでに「High EQ」も配置していたので、その隣に配置してみたのだが…これってよく考えるともうイコライザーを配置した方が良いのでは?と考え至る。

昨夜に構築した新たなエフェクトチェイン。
向かって左から右へ向かって接続されている。

もともと配置していたスプリングリバーブを外して7バンドグラフィックイコライザー「Bass GEQ」を配置。浅く掛けて常時オンにしているプレートリバーブ「PLATE」はチェインの最後に移動。

7バンドグラフィックイコライザーは
エフェクトの枠を2つ分使うエフェクター。
低音50Hzを全カットして120Hzも少しカット。
高音域10kHzも多少カットした。
ちなみに隣のフットスイッチを押すと
画面右上にあるように「B」画面に変わる。
つまりAとBの2つのパターンを使い分け可能。

低音域50Hzを全カットした状態(アコベ本体プリアンプのLowはフラット位置)で本番直前に音を出してみると、スピーカーからの出音は個人的に納得の音だったので上の写真の設定Aのまま本番スタート。

そして本番が終わり、家でレコーダーを聴き返してみたところ今度は少々低音を削り過ぎた気もしなくない。ただしレコーダーの位置が音出し時の一番遠くの席ではなく、本番では自分のやや前くらい、観客最前列よりちょっと前くらいの位置に。なので単純な比較はできないが…特に120Hzを-4にしたのはやり過ぎたかもしれないと反省。(50Hz全カットはそのままでいいように思う。アコベのローはかなりキツイので)

そんなわけで帰宅後に120Hzを-1に。
ついでに800Hzを+1に。

次回のバンド練習日は決まっていないので、またバンド練習をすると変更が出るように思うが、一旦はこの設定で固定しておこうと思う。

ちなみに「ベース 帯域」と検索すると大まかなHzの値がどういう役割の音域なのか簡単に出てくるので、気になる方はぜひ検索を。実はグラフィックイコライザーを真剣に設定しようとしたことがなくて、今回初めてそうやって検索したのだがかなり参考になった。インターネットに感謝。


次回のライブはまだ確定ではないのだが、あるとすると10月らしい。そちらもクローズドなイベントなので告知はいたしません。というか「出来ない」が正しい表現か。

アコベの音作りに関しては一段落で、そのライブに向けた練習が始まったらまた書くことが出てくるかと思う。その際はご興味ある方のお目汚しになれば幸い。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。