前回『不要な高音をイコライザーでカットし、ブースターをミュートスイッチに。』に引き続き、ひたすらにアコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りの話題を。ただ、お伝えするのは今回で一段落となる予定。
1週間前の6月29日(日)に標茶町博物館「ニタイ・ト」にてライブがあり、それを経て音作りに改善を加えていたわけだが、それは本日7月6日(日)のライブに向けてという意味もありまして。ちなみに本日のライブに関してはややクローズドなイベントであったため告知は広く行っていませんでした。ただ動画撮影はしているので後日に動画はアップ予定。
(7月6日のライブに関してはこちら『実は今日も「たまゆら」としてライブ、やってきました。』のアメブロでの記事にて。博物館ライブは『標茶町博物館ライブ、無事(?)に演奏して参りました~!』にて)
今回はそのライブ会場での音出しをした結果、音作りの改善点が一つ見えたという話。
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セッティングしたアコベとエフェクターボード。 |
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バンドはアコベ、ピアノ、ドラムの構成。 (写真だとわかりにくいが) |
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会場の端から演奏スペースを見たところ。 写真の奥が演奏スペース。 |
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会場は標茶町コンベンションホール「うぃず」。 ここの特徴的な天井は音を吸う構造になっている。 |
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さらに壁の上半分はこういう有孔ボードで 音の反射が少ない会場。 |
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そういう会場での演奏となったわけ。 |
前日に機材搬入した際に音出し。その際にレコーダーを一番離れた席に置き、音出しを録音してその場で聴き直すという方法でバランスを見た。(PAがいないため)
するとアコベの音、特に低音が回っているというか…低音がバンド全体の音の邪魔をしてしまっていると感じた次第。音出しの途中でアコベ本体のプリアンプで低音をカットしてみると「マシ」にはなった。なったが…それでも低音が邪魔になっていると感じている状態で音出しは終了。
博物館ライブの際に低音をカットする「Low EQ」をマルチエフェクター「ZOOM B3n」から外したわけだが、やはり必要だなと考え帰宅後に再配置。すでに「High EQ」も配置していたので、その隣に配置してみたのだが…これってよく考えるともうイコライザーを配置した方が良いのでは?と考え至る。
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昨夜に構築した新たなエフェクトチェイン。 向かって左から右へ向かって接続されている。 |
もともと配置していたスプリングリバーブを外して7バンドグラフィックイコライザー「Bass GEQ」を配置。浅く掛けて常時オンにしているプレートリバーブ「PLATE」はチェインの最後に移動。
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7バンドグラフィックイコライザーは エフェクトの枠を2つ分使うエフェクター。 低音50Hzを全カットして120Hzも少しカット。 高音域10kHzも多少カットした。 |
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ちなみに隣のフットスイッチを押すと 画面右上にあるように「B」画面に変わる。 つまりAとBの2つのパターンを使い分け可能。 |
低音域50Hzを全カットした状態(アコベ本体プリアンプのLowはフラット位置)で本番直前に音を出してみると、スピーカーからの出音は個人的に納得の音だったので上の写真の設定Aのまま本番スタート。
そして本番が終わり、家でレコーダーを聴き返してみたところ今度は少々低音を削り過ぎた気もしなくない。ただしレコーダーの位置が音出し時の一番遠くの席ではなく、本番では自分のやや前くらい、観客最前列よりちょっと前くらいの位置に。なので単純な比較はできないが…特に120Hzを-4にしたのはやり過ぎたかもしれないと反省。(50Hz全カットはそのままでいいように思う。アコベのローはかなりキツイので)
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そんなわけで帰宅後に120Hzを-1に。 ついでに800Hzを+1に。 |
次回のバンド練習日は決まっていないので、またバンド練習をすると変更が出るように思うが、一旦はこの設定で固定しておこうと思う。
ちなみに「ベース 帯域」と検索すると大まかなHzの値がどういう役割の音域なのか簡単に出てくるので、気になる方はぜひ検索を。実はグラフィックイコライザーを真剣に設定しようとしたことがなくて、今回初めてそうやって検索したのだがかなり参考になった。インターネットに感謝。
次回のライブはまだ確定ではないのだが、あるとすると10月らしい。そちらもクローズドなイベントなので告知はいたしません。というか「出来ない」が正しい表現か。
アコベの音作りに関しては一段落で、そのライブに向けた練習が始まったらまた書くことが出てくるかと思う。その際はご興味ある方のお目汚しになれば幸い。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
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