前回『ライブの報告とアコベ音作りの総括。』に引き続いてアコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りについて。
スラップをした際に高音が妙にキンキンしていたことに対応するべく、昨夜にマルチエフェクター「ZOOM B3n」のエフェクトをコンプレッサーからイコライザーに変更したという話と、ふと思い立ってブースターをミュートスイッチとしてみたというのが今回の話。
ライブで演奏中の一幕。 指弾き時の音は不満なし。 |
スラップ時の音量変化に対応するべくコンプを設定していて、ライブではスラップ時のみコンプをオンにする使い方をした次第。すると音量変化というよりも音質変化が気になったというのが前回の話で、具体的には高音域がやたらとキンキンしてしまっていた。
そうなると必要なのはコンプではなくEQ(イコライザー)なのでは?と考え、B3nのエフェクトを見直し。
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思案した結果、コンプを廃し「High EQ」に。 名前の通り高音域のみが対象のイコライザー。 |
上のパラメータだと8k以上の高音域をカットする設定になっている。このくらいだと指弾き時の高音域は失われずに、スラップ時に突出してしまう高音域のみ削ることができた。バンドで合わせると微調整は出るかもしれないが、おそらく大丈夫…だと思う。
ちなみにアコベ本体のプリアンプでmidも多少カットしていたが、これも高音域が目立つ要因になっているように思えたのでフラットに戻した。
ライブ時にボリューム不足がなかったためクリーンブースターも使用する機会がなかった。そのためエフェクトを外そうと考えていたが…ふと思い立ってミュートスイッチとして運用してみることに。上記のパラメータで「RC Boost」をオンにするとミュートになる。
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クリーンブースターとして配置してある「RC Boost」。 ゲインとボリュームを0に。 |
ライブ時にボリューム不足がなかったためクリーンブースターも使用する機会がなかった。そのためエフェクトを外そうと考えていたが…ふと思い立ってミュートスイッチとして運用してみることに。上記のパラメータで「RC Boost」をオンにするとミュートになる。
現在のエフェクターボードにはチューナーやボリュームペダルがないため、今までワンタッチでミュートにすることができなかった。
マルチエフェクターのチューナーを立ち上げることでミュートにすることは可能だが、「フットスイッチを長押ししてチューナーを起動させてから別のスイッチを押す」という手順が必要。もしくはアコベ本体のボリュームつまみを0にする必要があり、ワンタッチではない点に不便を感じていた。
B3nにはボリュームペダルのエフェクトもあるが、これには外部ペダルを接続する必要がある。しかし現在のエフェクターボードにはペダルを配置する隙間がない。
自分に必要なのはボリュームコントロールではなくミュート機能のみなので「ミュートスイッチのみのエフェクトってないのか?」とエフェクトリストを見ていたら、上記の使い方を思いついた次第。(ちなみにミュートのみのエフェクトはない)
おそらくボリューム・ゲインのパラメータがあるエフェクトなら数値を0にすることで、すべてミュートスイッチとしての運用ができるような気がする。とりあえず自分は「RC Boost」を当面、ミュートスイッチとして使ってみようと思う。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
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