2023年5月31日水曜日

小型スレッド型スタビライザー「Movo vs7」の改造。2【錘の追加とガタツキの調整】

どうも、ひらた店長です。

前回は『小型スレッド型スタビライザー「Movo vs7」の改造。【慣性モーメントの強化】』。いわゆる「スレッド型ステディカム」と呼ばれるタイプの一番小型&簡易版という感じのスタビライザー(ジンバル)を購入後、追加パーツ(寸切りボルト)を取り付けることで「回転しにくくする」という効果を得た話。

今回はその後、追加パーツを取り付けたことで変わったバランスを取るため「微調整用の錘」を追加した話と、追加パーツのガタツキの調整をした話も。

下に写っているのが大ウェイト。
上が中ウェイトに追加の錘を付けたところ。

追加の錘の正体がこちら。
M8サイズの長いナット。

シールを剥がしたところ。
ベタベタはベンジンなどで拭くと綺麗になる。

デジカムが乗った全体図がこちら。
上に乗っているマイクは
重量&重心の調整に一役買っている。

ついでに寸切りボルトをねじ込んでいる
本体側のネジ穴の調整を。

バラバラにしているところ。
右側に写っている白いテープを
寸切りボルトの端に付ける。

これは主に水道管などでねじ込みの緩みや
隙間を埋めるために使うテープ…のはず。
「シールテープ」という名前で
ホームセンターなどで販売されている。

シールテープを適度に巻き付け、
本体側にねじ込むようにしている。
本体側だけがガタツキがあったので
それを防止するため。

前回の慣性モーメントを得るために寸切りボルトを使うと、錘を逆向きに取り付けることになるわけ。すると錘のネジ部分が外側を向くわけなので、そこにナットを付ければ錘の微調整が可能なのでは?と思った次第。

そんなわけでさっそくサイズが合うナットを近所のホームセンターに見に行ったところ、上の長いナットを発見。こりゃ良いのでは?ということで即購入。

写真では中ウェイトに取り付けているが、これによって大ウェイトほど重くなく、でも元々の中ウェイトよりは重いという錘にすることが出来ました。ついでにナットの長さの分、さらに外側に伸びるので慣性モーメントも若干増したはず。

ちなみに中ウェイトに長いナットを取り付けると、ナットの端に小ウェイトも取り付けることが出来る。その状態でも大ウェイトまで重くないです。(正確に測っているわけじゃなく体感で)

重さを整理すると、重い順で「大>中>小>長ナット」ということ。
そして「大>中+小+長ナット」ということ。

今回は寸切りボルトを使っていて、ネジが外側を向いているのでナットを使ってますが、もし寸切りボルトを使わないで重さの微調整をするなら、中ウェイトや大ウェイトの端にねじ込める、サイズの合うボルトを用意しておくと良いかもしれません。

とりあえず、この長ナットをおかげでかなりバランスがよくなりました。
一旦、改造は完成として後は撮影の練習あるのみという感じ。ドロップタイムや全体のバランスの最適解もまだ見つかっていないので、同時並行でその辺も探りつつやっていこう。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

※続きの記事はこちらから。

2023年5月30日火曜日

小型スレッド型スタビライザー「Movo vs7」の改造。【慣性モーメントの強化】

どうも、ひらた店長です。

今回は『歩きながらの撮影のためにカメラスタビライザーを購入。』の続き。手ブレを抑えた動画撮影のために機械式スタビライザーを購入したという話。
いわゆる「スレッド型ステディカム」と呼ばれるタイプなのだが、それの一番小型&簡易版という感じのスタビライザーです。
それを上手に使うためにバランス調整をしたり撮影の練習をしているという話でした。

それで、です。

色々とネットで調べていたところ、一つ「改造」をすると良い結果になりそうなものがありまして。改造と言っても本体をいじるわけじゃなく、外部パーツを追加する形の改造です。

スタビライザーと一緒に写っている
「寸切りボルト」を使います。

参考にさせていただいた記事は『Andoer カメラスタビライザー インプレッションと改良』。同型のスタビライザーを使用されている方の記事で、使い方などたいへん参考になる記事&動画を作成されております。
この記事で紹介されている改造をそのまま実行したのが今回の話。

寸切りボルトはホームセンターにて。
長さは285mm。

サイズは「M8」でした。
(Movo vs7の場合。
他製品は違うかもしれないので要確認)

この寸切りボルトを三等分にカット。

カットした部分を金属用ヤスリで
形を整えて作業完了。

このようにスタビライザーの下部で
錘をより外側に配置するために使用。

ねじ込んだ状態だと71mmの延長。
寸切りボルト自体は三等分して
91mmくらいだったはず。

この改造によって錘がより外側に、本体から離れる形になるわけです。すると何が変わるかというと「慣性モーメントがより働くようになる」とのこと。

この慣性モーメントは簡単に言うと、フィギュアスケートで氷上をクルクルとスピンしている選手が手を広げていると「ゆっくり回転」していて、手を畳む(体に近づける)と「速く回転」するということの原理。
人間の重さは変わらないのに、手が外側にあるか内側(体側)にあるかで回転する速度が変わるわけです。

詳しく知りたい方は『慣性モーメント 同じ重さなのに』という記事をぜひ。

要するになるべく錘をスタビライザーから離すことで、使用中に「回転しにくくする」という効果を狙うわけです。

さっそく上のようにしてみた結果、確かに回転しにくくなりました。この改造は同型のスタビライザーを使っている方はみんなした方が良いのでは?と思えるほどです。
ただし寸切りボルト分の重量が増えることと、錘の位置がわずかに下に移動したことで重心の位置が変わるので、今まで合っていたバランスが同じ錘を使っていても変わります。

そんなわけで、またバランスの微調整をする必要性が。

そして個人的にはカメラ側の重量とスタビライザー下部の重量を合わせる「ダイナミックバランス」の調整がシビアに感じます。この製品、錘が「大」「中」「小」と3種類あるんですが、大と中の間に結構差があるので、その中間が欲しいなというところ。重さの微調整が難しいのでダイナミックバランスを取るのがより難しくなっている感じかと。

この辺も何か考えていきたいところです。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

※この記事の続き「改造2」はこちらに。

2023年5月29日月曜日

歩きながらの撮影のためにカメラスタビライザーを購入。

どうも、ひらた店長です。

2023年5月21日。歩きながらデジタルビデオカメラ(以下、デジカム)で撮影するために、手ブレを抑える「スタビライザー(ジンバル)」を購入した次第。

向かって左がスタビライザー本体。
右に写っているバッグと
重さ調整用の錘も付属品。

このように手で持って使う。
モーターでバランスを取る電動式ではなく
錘でバランスを取る機械式。
スレッド型のステディカムとも呼ばれる。

↑購入したのはこちらの「Movo vs7」というモデル。

購入は新品ではなくフリマアプリでの中古。たいへんお手頃だったので「まずは…」ということで手を出したわけ。この「Movo」はアメリカのメーカーだそうで、日本国内のAmazonのページではすでに販売されていないが、アメリカのページではまだ若干販売されているよう。ただし日本には発送してくれないので現在は中古以外では手に入れる機会はなさそう。

↑こちらは「iFootage Wild CaTII」という商品。

調べた感じ、これがオリジナルでこの形をパクった模倣した商品が数点存在した模様。今回手に入れたのはアメリカ製だが、他に中華製もあったようです。

広角レンズを装着した「CANON ivis HF S21」。
これを載せて使うために購入。

撮影時の状態。
カメラの重みと、下の錘で
「やじろべえ」のようにバランスを取る。

冒頭に書いた通り手に入れたのは2023年5月21日(日)。そこからバランスを取ったり持って歩く練習をしたりしながら、数日後にとにかく動画にしてみることに。

それがこちらの「試し撮り」動画。
ここからの成長記録的な意味もあって。

ひらた家具店の店内をスタビライザーを使用して歩きながら撮影。練習して数日後なのでスタビライザーを使用しててもまだまだ揺れがあるけど…手でデジカムを持って撮影した映像も比較してあります。それから比べると「見れる映像」じゃないかなと。

購入を決意したキッカケになったのは
こちらの自分の動画。

この動画、デジカムを手持ちして山の中を散策したり歩いて撮影しているわけですが、相当映像が手ブレしてました。動画編集ソフトで手ブレ補正をしてますが、そのおかげで映像が歪んで見えてます。逆に言うと、それをしないととてもじゃないけどお見せ出来る状態じゃありませんでした。

こうやって散策したりする動画、今後も撮っていきたいのでスタビライザーの導入をしたというわけ。

このスタビライザーはバランスを取るための調整が難しいのと、スタビライザーを使っての撮影は「そのための練習」が必須になるんですね。その辺も知った上で、あえて電動式じゃなくて機械式のスタビライザーを導入いたしました。

そんなわけで、購入から一週間ちょっと。バランスの微調整をしたり、持って撮影する練習を隙間時間にしたりしている日々でございます。

もうちょいまともな映像が撮れるようになったらまた動画にしてみようと思います。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

※この記事の続きはこちらに。


2023年5月8日月曜日

広角レンズ用にSIOTIのメタルレンズフードを購入してみた。

どうも、ひらた店長です。

YouTube用などの動画撮影にデジタルビデオカメラ「Canon iVIS HF S21」を使っていて、0.43倍の広角レンズも装着しております。

その「0.43X 広角レンズ」用にレンズフードを購入してみたという話。

購入したものを開封したところ。
メタルレンズフードとクリーニングクロス付き。

キャップも付属しているのがいい。

「SIOTI」という中国メーカー。
製品は広角用の82mm。
後で紹介する商品ページには他の形も。

広角レンズにもキャップは付いているが…

付属していたものは精度が低い。
それにホコリが付着しやすい気がする。

レンズフードを装着した図。
この状態でキャップをつけると
ホコリ対策にも良い…気がする。

↑購入したのがこちらのメタルレンズフード。

↑ちなみに使用している広角レンズはこちら。
数年前は2000円台だったんだけど、いつの間にか値段が高くなってた。


メタルレンズフードは「SIOTI」という中国のメーカー。
Amazonの販売ページで各サイズと「標準」「広角」「フォーカス」など選べる製品となってます。使いたいレンズに合わせて選ぶよう。

私はレンズフードというのを購入するのがそもそも初めてだったので、「本当に広角用を購入してケラレが出ないのか…?」と超不安でございました。(ケラレ=画面の四隅に影が映り込むこと)

不安だったので手元に届いた際、さっそく試してそれを動画にしてみました。

どなたかの参考になれば幸いです!

そもそも「レンズフード」は屋外での撮影時に、レンズに余計な光が差し込まないようにするという目的のもの。しかし、上の動画後半で比較したように室内でもわずかに効果があるように感じました。

個人的には「陰影がハッキリした」という印象を受けました。これは広角レンズというのも影響しているのかもしれない。

とりあえずキャップが付属していたのもポイント高くて勢いで購入してみましたが、個人的には大満足でございました。これからは基本的にレンズフードを装着したままにしておこう。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


2023年5月2日火曜日

指板延長計画の作業工程を動画で公開。【アコースティックベース】

どうも、ひらた店長です。

最終フレットが20のアコースティックベース(以下、アコベ)に「21~29フレットがついた指板」を後付けすることでフレットを増設する指板延長計画。この個人ブログで経過などを書き綴って、すでに完了報告をしておりました。

向かって左が改造前。
右が改造後。フレットの増設と
フィンガーレストとフィンガーランプも。

ボディ部分のアップ写真。

この指板延長計画の完了の報告をしたのが以下の動画。

増設したフレット上の音も出してます。
その他、改造の概要と総括など。

この動画の最後にもお伝えした通り、作業工程をまとめてお伝えする動画というのが4月末に完成し公開済みでして。それが以下。

PCの画面に写真などを映して録画を。
それを見ながらしゃべって解説するスタイルの動画。

この動画、正直もうちょっと短くコンパクトに出来ると思っていたんですが…約1時間45分という大容量のものとなりました。

00:00~ 挨拶&趣旨説明
01:56~ 内容の大まかな流れ
04:02~ 用意したもの+使ったもの
13:18~ サンディングブロック作成1
18:31~ サンディングブロック作成2
23:20~ ローズウッド材加工
39:56~ フレットの溝の加工
45:18~ フレット打ちとトラブル発生
52:45~ フレット加工+スロープ作成
59:48~ 延長指板の接着
1:03:52~ フレットすり合わせと仕上げ作業
1:16:27~ ネック調整&弦高調整
1:22:41~ フィンガーレスト&フィンガーランプ作成
1:30:07~ 色合いについて
1:32:14~ ネジ穴のヒビ割れリペア
1:38:21~ 終わりに

長い動画なのでこのようにチャプターも設定もしっかりと。基本的にはこのブログで書いていたことではあるのですが、その時にこうだったとか色々と話しながら解説しているので、ブログで書いてないこともしゃべっている…はず。

そんなわけで気になる作業工程があればのぞいてみていただければ幸いです。
暇な時にラジオ的な感じで楽しんでもらえるとなお嬉しいです。内容がマニアック過ぎますが…(笑)


さてさて。
それでは今回はこの辺で。