どうも、ひらた店長です。
今回は『歩きながらの撮影のためにカメラスタビライザーを購入。』の続き。手ブレを抑えた動画撮影のために機械式スタビライザーを購入したという話。
いわゆる「スレッド型ステディカム」と呼ばれるタイプなのだが、それの一番小型&簡易版という感じのスタビライザーです。
それを上手に使うためにバランス調整をしたり撮影の練習をしているという話でした。
それで、です。
色々とネットで調べていたところ、一つ「改造」をすると良い結果になりそうなものがありまして。改造と言っても本体をいじるわけじゃなく、外部パーツを追加する形の改造です。
スタビライザーと一緒に写っている 「寸切りボルト」を使います。 |
参考にさせていただいた記事は『Andoer カメラスタビライザー インプレッションと改良』。同型のスタビライザーを使用されている方の記事で、使い方などたいへん参考になる記事&動画を作成されております。
この記事で紹介されている改造をそのまま実行したのが今回の話。
寸切りボルトはホームセンターにて。 長さは285mm。 |
サイズは「M8」でした。 (Movo vs7の場合。 他製品は違うかもしれないので要確認) |
この寸切りボルトを三等分にカット。 |
カットした部分を金属用ヤスリで 形を整えて作業完了。 |
このようにスタビライザーの下部で 錘をより外側に配置するために使用。 |
ねじ込んだ状態だと71mmの延長。 寸切りボルト自体は三等分して 91mmくらいだったはず。 |
この改造によって錘がより外側に、本体から離れる形になるわけです。すると何が変わるかというと「慣性モーメントがより働くようになる」とのこと。
この慣性モーメントは簡単に言うと、フィギュアスケートで氷上をクルクルとスピンしている選手が手を広げていると「ゆっくり回転」していて、手を畳む(体に近づける)と「速く回転」するということの原理。
人間の重さは変わらないのに、手が外側にあるか内側(体側)にあるかで回転する速度が変わるわけです。
詳しく知りたい方は『慣性モーメント 同じ重さなのに』という記事をぜひ。
要するになるべく錘をスタビライザーから離すことで、使用中に「回転しにくくする」という効果を狙うわけです。
さっそく上のようにしてみた結果、確かに回転しにくくなりました。この改造は同型のスタビライザーを使っている方はみんなした方が良いのでは?と思えるほどです。
ただし寸切りボルト分の重量が増えることと、錘の位置がわずかに下に移動したことで重心の位置が変わるので、今まで合っていたバランスが同じ錘を使っていても変わります。
そんなわけで、またバランスの微調整をする必要性が。
そして個人的にはカメラ側の重量とスタビライザー下部の重量を合わせる「ダイナミックバランス」の調整がシビアに感じます。この製品、錘が「大」「中」「小」と3種類あるんですが、大と中の間に結構差があるので、その中間が欲しいなというところ。重さの微調整が難しいのでダイナミックバランスを取るのがより難しくなっている感じかと。
この辺も何か考えていきたいところです。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
※この記事の続き「改造2」はこちらに。
0 件のコメント:
コメントを投稿