前回『小型スレッド型スタビライザー「Movo vs7」の改造。2【錘の追加とガタツキの調整】』に引き続き、いわゆる「スレッド型ステディカム」と呼ばれるタイプの一番小型&簡易版という感じのスタビライザー(ジンバル)の話題。
手軽に出来るカスタムと微調整をして、かなりバランスがよくなったという話でした。
その後、撮影のための練習や好みのバランスを探っていたところ、ダイナミックバランスが微妙に合っていないことに気付いた次第。
ダイナミックバランスは「カメラを載せたスタビライザーを動かした時のバランス」のことで、合っていると急に横に動かしたりしてもカメラを含むスタビライザー全体が揺れないわけなのです。
そのバランスを微調整したというのが今回の話。
ダイナミックバランス調整後。 おそらく現状ではこれがベスト。 |
下は寸切りボルトと中ウェイト。 そして長いナット。 |
以前はカメラの上にこのマイクを 載せていたんですが、 これがちょっと軽かったみたい。 |
考えた末、手元にあった三脚に使う部品を こんな感じで乗せて調整を。 ちなみに音声は別で録るのでマイクはなくてOK。 |
ショットガンマイクが乗っている状態の時に、スタビライザーを急に横に動かすと「下(錘側)が少し遅れてついてくる」という状態だったわけ。つまり「下の方が重い=上が軽い」という状態だったわけです。
下の錘はもう微調整出来ない状態だったので、後は上側を重くして調整するしかないということで先程の写真の状態に。
この状態にするとスタビライザーを急に動かしてもほぼ同時に全体が動いていて、揺れは最小限になっていると思います。
ダイナミックバランスって、上と下の重さを調整してちょうどハンドル(ジンバル部分?)があるところに重心が来るようにする、というバランス調整なんだと思うのですが、これが合うと移動している時の揺れが軽減されるように思うわけです。
もし、このような小型のスタビライザーを使っている方で、どうしても下の錘だけじゃ合わないという場合は、上(カメラ側)に何かを取り付けて重くしてみると良いかもしれません。自分の場合もデジタルビデオカメラのみではどうしても軽すぎてバランスが取れなかったので。
よろしければ参考までに。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
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