2025年7月4日金曜日

不要な高音をイコライザーでカットし、ブースターをミュートスイッチに。

どうも、ひらた店長です。

前回『ライブの報告とアコベ音作りの総括。』に引き続いてアコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りについて。
スラップをした際に高音が妙にキンキンしていたことに対応するべく、昨夜にマルチエフェクターZOOM B3n」のエフェクトをコンプレッサーからイコライザーに変更したという話と、ふと思い立ってブースターをミュートスイッチとしてみたというのが今回の話。

ライブで演奏中の一幕。
指弾き時の音は不満なし。

スラップ時の音量変化に対応するべくコンプを設定していて、ライブではスラップ時のみコンプをオンにする使い方をした次第。すると音量変化というよりも音質変化が気になったというのが前回の話で、具体的には高音域がやたらとキンキンしてしまっていた。

そうなると必要なのはコンプではなくEQ(イコライザー)なのでは?と考え、B3nのエフェクトを見直し。

思案した結果、コンプを廃し「High EQ」に。
名前の通り高音域のみが対象のイコライザー。

上のパラメータだと8k以上の高音域をカットする設定になっている。このくらいだと指弾き時の高音域は失われずに、スラップ時に突出してしまう高音域のみ削ることができた。バンドで合わせると微調整は出るかもしれないが、おそらく大丈夫…だと思う。
ちなみにアコベ本体のプリアンプでmidも多少カットしていたが、これも高音域が目立つ要因になっているように思えたのでフラットに戻した。

クリーンブースターとして配置してある「RC Boost」。
ゲインとボリュームを0に。

ライブ時にボリューム不足がなかったためクリーンブースターも使用する機会がなかった。そのためエフェクトを外そうと考えていたが…ふと思い立ってミュートスイッチとして運用してみることに。上記のパラメータで「RC Boost」をオンにするとミュートになる。

現在のエフェクターボードにはチューナーやボリュームペダルがないため、今までワンタッチでミュートにすることができなかった。
マルチエフェクターのチューナーを立ち上げることでミュートにすることは可能だが、「フットスイッチを長押ししてチューナーを起動させてから別のスイッチを押す」という手順が必要。もしくはアコベ本体のボリュームつまみを0にする必要があり、ワンタッチではない点に不便を感じていた。

B3nにはボリュームペダルのエフェクトもあるが、これには外部ペダルを接続する必要がある。しかし現在のエフェクターボードにはペダルを配置する隙間がない。
自分に必要なのはボリュームコントロールではなくミュート機能のみなので「ミュートスイッチのみのエフェクトってないのか?」とエフェクトリストを見ていたら、上記の使い方を思いついた次第。(ちなみにミュートのみのエフェクトはない)

おそらくボリューム・ゲインのパラメータがあるエフェクトなら数値を0にすることで、すべてミュートスイッチとしての運用ができるような気がする。とりあえず自分は「RC Boost」を当面、ミュートスイッチとして使ってみようと思う。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年7月3日木曜日

ライブの報告とアコベ音作りの総括。

どうも、ひらた店長です。

前回『ようやく人様にお聞かせできる音になったと思う。』で、アコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りがある程度納得のいくものになったこと、そして6月29日にライブがあることに触れました。

本日は7月3日。そんなわけでまずはライブの報告から。

バンド「たまゆら」として演奏中。
二部ではフルートに加わってもらって。
会場は標茶町博物館「ニタイ・ト」にて。
一階ロビーを会場に。

ライブ(イベント)全体はトラブルなどはなく無事に終了。一安心。ただし自分の演奏などに関しては反省点が残る。
演奏面に関しては自分の未熟なので割愛するとして…やはりライブ会場では音作りに変更が必要だった。

そんなわけで以下は音作りに関して。

アコベ演奏中の図。
足元にはいつものエフェクターボード。
ライブ当日の「ZOOM B3n」のエフェクトチェイン。
「Low EQ」を廃して「RC Boost」を再追加。
一考した結果、コンプは常時ONから
スラップ時にのみONにする使い方に変更。
「RC Boost」はクリーンブースターとして。
スラップ時の音量変化をコンプで
なるべく最小限にできればと考えた。

会場での音出しリハをした際、アコベの音量は不足しておらず、むしろ大きいくらいだった。なので、自分の弾く力・ピッキング位置で音量をコントロールする方法に変更。そのため音量不足用に用意していたクリーンブースター「RC Boost」は結果的に使用しなかった。なので「RC Boost」に関しては外す予定。

そして音量が足りているなら常時コンプをONにしている理由がないので、音量が上がるスラップ時にのみONにするように。結果は悪くはなかったと思うが…スラップによる音量の変化よりも「音質の変化」の方が気になった。

本番、会場に人が入ったことで低音が吸われるのは想定内だったが、それによってスラップ時にハイが必要以上にキンキンしていた。(録音していたレコーダーでも確認)
なので今後はエフェクトチェインからコンプを外して、スラップ用にイコライザーを入れておくのも手かと考えている。もしくはスラップが必要な曲はいっそ、アコベではなくエレキベースを用いるのも手かと思うが…なるべくアコベにこだわりたい気持ちもある。この辺は悩み中。

アコベの「基礎的な音」に関しては満足のいくものだったが、エフェクターの使い方に関してはまだまだ探求が必要と感じた、というのが今回の総括。


趣味として音楽をやっているわけだが、聴いてくれている方に心地良く届く音を今後も求めていきたいと思う。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。