2025年7月28日月曜日

AceProで撮影した写真にレンズ補正をかけてみた。

どうも、ひらた店長です。

久々にアクションカメラ「Insta360 Ace Pro」についての話題。

AceProは動画撮影はもちろん写真撮影もできるわけだが、広い画角にしていると写真に歪みがあるわけです。アクションカメラで広角レンズなので当然なわけだが、これをPCの写真編集ソフトでレンズ補正をかけると歪みのない写真にできるのか?ということを思い立ったので試してみたというのが今回の話。

AceProの写真モードにて店内を撮影。
画角設定は一番歪みが少ない「デワープ」で。
窓枠なので歪みがあるのがわかりやすい。
これを写真編集ソフトに入れてレンズ補正を。
ソフトは「CyberLink PhotoDirector7」。
動画編集ソフトを購入した際に付属してきたもの。
レンズ補正の項で「魚眼歪み」の数値をいじる。
ちなみに数値をいじるとグリッドが出てくる。
「+28」に設定すると窓枠は真っ直ぐになった。
魚眼歪み補正をかけて出力した写真。
窓枠は真っ直ぐになったが
写真上のカーテンレールが不自然に。
こちらが補正する前の写真。
補正すると端がクロップされているのがわかる。
これは以前に近所で撮影した写真。
向かって左の柱がちょっと歪んでいる。
魚眼歪み「+28」で補正。柱は真っ直ぐに。
風景写真なら端の違和感はないかも。
ちなみにこれは「デワープ」の状態で
クラリティーズームを使用している状態。
ピントは合ってないが歪みが少しあるのがわかる。
これもレンズ補正してみる。
魚眼歪み「+3」くらいが限界値かも。
魚眼歪み「+3」で出力。
当然だけどクラリティーズーム使用時の方が
歪みが少ない写真になる。

以上が写真編集ソフトにてレンズ補正を試してみた結果。
別の写真編集ソフトだと数値が違うかと思うので参考程度にしていただければ。

今回、好奇心からレンズ補正を試してみたが屋外での撮影や、室内でも切り抜くのを前提にした撮影だとレンズ補正をかけるのはアリかなと思った次第。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年7月11日金曜日

イコライザーを5つ配置するのが現状ではベストかも。

どうも、ひらた店長です。

前回『別会場で音出しした結果、7バンドイコライザーを追加。』に引き続いてアコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りの話。前回に「音作りに関しては今回で一段落」などと書いたわけだが…結局、その後にあらためて設定見直しをしたので、その結果を報告したいというわけ。「現時点での総まとめ」としてお付き合いいただけると幸いです。

アコベはTACOMA「CB105C」Hi-C仕様。
自分で指板延長カスタムをしたもの。
ちなみに撮影はバンドメンバーのゆきさん。
音作りはマルチエフェクターZOOM B3n」にて。
アコベ本体のプリアンプ。
各ツマミ設定はこれで固定しての音作り。
(Vol以外は12時位置がフラット)
2025年7月10日時点でのエフェクトチェイン。
プリアンプ1つにイコライザーが5つという内容に。

前回、ライブ会場にて低音が邪魔に感じたので7バンドグラフィックイコライザー「Bass GEQ」を設定し、そこで低音域50Hzを全カットして120Hzも少々削った次第。悪い結果ではなかったが、さすがに低音を削りすぎたと反省し次回のバンド練習に向けてあらためて音作りをしておきたかった。(次回のバンド練習日は未定だがそれに備えて)

その結果、上のエフェクトチェインになったので、以下で各パラメータを紹介。

接続順は向かって左からで、プリアンプ「DI-5」→パラメトリックイコライザー「BASS PEQ」x2→低音域用イコライザー「LOW EQ」→高音域用イコライザー「HIGH EQ」→7バンドグラフィックイコライザー「Bass GEQ」となっている。

前回からの変更点は、浅い掛かりで常時オンにしていたプレートリバーブと、ミュートスイッチにしていたクリーンブースターを外して「LOW EQ」「HIGH EQ」にした点。

プリアンプ「DI-5」は基本的な音作り用に。
アコベと相性が良いように思う。
Toneを上げるとセクシーな音になるのが好み。
2つのパラメトリックイコライザー。
それぞれボディの共鳴音を抑制するために設定。
設定値は昨夜微調整したので以前とちょっと違う。
「Low EQ」で低音域30Hz以下を全カットし、
「High EQ」は高音域16kHz以上をほぼカット。
高音域はカットしすぎるとハーモニクスなどに影響がある。
最後に「Bass GEQ」で各ヘルツ帯の微調整を。
ちなみに「Bass GEQ」はエフェクト2つ分の枠を必要とする。

昨夜の音作りではアンプではなくミキサーに繋ぎ、そこからヘッドホンでアコベ+エフェクターの音を聴きながらの調整を。普段のバンド練習ではアンプを使用せず、直接ミキサーに入力しているのでその方が良いと昨夜にようやく気付いた…。

その状態で前回設定した音を聴くと「Bass GEQ」での50ヘルツ全カットはさすがにやり過ぎている感じがしたので-7.5のカットに。そしてややカットしていた120Hzもフラットに。
これで低音は前に出過ぎず、しかし低音を感じる音になったのだが…低音がボヤーっとするのが気になった。なので「Low EQ」を配置して30Hz以下をカットしてみることに。すると低音がしっかり引き締まったように思う。いい感じ。

500Hzはややカットすることで全体の音の印象がスッキリするように感じた。後はハイポジションを弾いた際の音の抜けとブライト感を出すために4.5kHzをわずかに持ち上げ、スラップ時にキンキンするように感じる10kHzをややカットした形。

「Bass GEQ」は向かって右のスイッチを踏むと
設定Bに変えることができる。先程のは設定A。
(「A」「B」表記はパラメータ画面右上に)
設定Bのボリュームを0にしてこれをミュートスイッチに。

前回は7バンドグラフィックイコライザーを配置するので「Low EQ」と「High EQ」は不要と判断したわけだが、グライコのパラメータをいじっているとそこではいじれない帯域が気になり始めたわけ。なので結局「Low EQ」「High EQ」も配置して、全体を見るとEQが5つでプリアンプ1つという設定に落ち着いた次第。

今回の音作りで個人的にはアコベの生音に近くなったように感じる。結構納得の音になったが、毎度お伝えしている通りバンド練習で音を出すと微調整が必要になるとは思う。
しかし配置している各エフェクトに関しては今回の形で固定しても良いように思うくらいには納得している。ソロで音を出していても気持ちいいし、それでいて前回から大きく変えているわけではないのでバンド練習時にも音が抜けないということはないはず。


個人的な理想を言うと「アコベの生音がアンプからそのまま出ている」という状態であって欲しいわけだが、今回の調整で最終的に生音に近くなったのは嬉しい限り。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年7月6日日曜日

別会場で音出しした結果、7バンドイコライザーを追加。

どうも、ひらた店長です。

前回『不要な高音をイコライザーでカットし、ブースターをミュートスイッチに。』に引き続き、ひたすらにアコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りの話題を。ただ、お伝えするのは今回で一段落となる予定。

1週間前の6月29日(日)に標茶町博物館「ニタイ・ト」にてライブがあり、それを経て音作りに改善を加えていたわけだが、それは本日7月6日(日)のライブに向けてという意味もありまして。ちなみに本日のライブに関してはややクローズドなイベントであったため告知は広く行っていませんでした。ただ動画撮影はしているので後日に動画はアップ予定。

(7月6日のライブに関してはこちら『実は今日も「たまゆら」としてライブ、やってきました。』のアメブロでの記事にて。博物館ライブは『標茶町博物館ライブ、無事(?)に演奏して参りました~!』にて)

今回はそのライブ会場での音出しをした結果、音作りの改善点が一つ見えたという話。

セッティングしたアコベとエフェクターボード。
バンドはアコベ、ピアノ、ドラムの構成。
(写真だとわかりにくいが)
会場の端から演奏スペースを見たところ。
写真の奥が演奏スペース。
会場は標茶町コンベンションホール「うぃず」。
ここの特徴的な天井は音を吸う構造になっている。
さらに壁の上半分はこういう有孔ボードで
音の反射が少ない会場。
そういう会場での演奏となったわけ。

前日に機材搬入した際に音出し。その際にレコーダーを一番離れた席に置き、音出しを録音してその場で聴き直すという方法でバランスを見た。(PAがいないため)
するとアコベの音、特に低音が回っているというか…低音がバンド全体の音の邪魔をしてしまっていると感じた次第。音出しの途中でアコベ本体のプリアンプで低音をカットしてみると「マシ」にはなった。なったが…それでも低音が邪魔になっていると感じている状態で音出しは終了。

博物館ライブの際に低音をカットする「Low EQ」をマルチエフェクターZOOM B3n」から外したわけだが、やはり必要だなと考え帰宅後に再配置。すでに「High EQ」も配置していたので、その隣に配置してみたのだが…これってよく考えるともうイコライザーを配置した方が良いのでは?と考え至る。

昨夜に構築した新たなエフェクトチェイン。
向かって左から右へ向かって接続されている。

もともと配置していたスプリングリバーブを外して7バンドグラフィックイコライザー「Bass GEQ」を配置。浅く掛けて常時オンにしているプレートリバーブ「PLATE」はチェインの最後に移動。

7バンドグラフィックイコライザーは
エフェクトの枠を2つ分使うエフェクター。
低音50Hzを全カットして120Hzも少しカット。
高音域10kHzも多少カットした。
ちなみに隣のフットスイッチを押すと
画面右上にあるように「B」画面に変わる。
つまりAとBの2つのパターンを使い分け可能。

低音域50Hzを全カットした状態(アコベ本体プリアンプのLowはフラット位置)で本番直前に音を出してみると、スピーカーからの出音は個人的に納得の音だったので上の写真の設定Aのまま本番スタート。

そして本番が終わり、家でレコーダーを聴き返してみたところ今度は少々低音を削り過ぎた気もしなくない。ただしレコーダーの位置が音出し時の一番遠くの席ではなく、本番では自分のやや前くらい、観客最前列よりちょっと前くらいの位置に。なので単純な比較はできないが…特に120Hzを-4にしたのはやり過ぎたかもしれないと反省。(50Hz全カットはそのままでいいように思う。アコベのローはかなりキツイので)

そんなわけで帰宅後に120Hzを-1に。
ついでに800Hzを+1に。

次回のバンド練習日は決まっていないので、またバンド練習をすると変更が出るように思うが、一旦はこの設定で固定しておこうと思う。

ちなみに「ベース 帯域」と検索すると大まかなHzの値がどういう役割の音域なのか簡単に出てくるので、気になる方はぜひ検索を。実はグラフィックイコライザーを真剣に設定しようとしたことがなくて、今回初めてそうやって検索したのだがかなり参考になった。インターネットに感謝。


次回のライブはまだ確定ではないのだが、あるとすると10月らしい。そちらもクローズドなイベントなので告知はいたしません。というか「出来ない」が正しい表現か。

アコベの音作りに関しては一段落で、そのライブに向けた練習が始まったらまた書くことが出てくるかと思う。その際はご興味ある方のお目汚しになれば幸い。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年7月4日金曜日

不要な高音をイコライザーでカットし、ブースターをミュートスイッチに。

どうも、ひらた店長です。

前回『ライブの報告とアコベ音作りの総括。』に引き続いてアコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りについて。
スラップをした際に高音が妙にキンキンしていたことに対応するべく、昨夜にマルチエフェクターZOOM B3n」のエフェクトをコンプレッサーからイコライザーに変更したという話と、ふと思い立ってブースターをミュートスイッチとしてみたというのが今回の話。

ライブで演奏中の一幕。
指弾き時の音は不満なし。

スラップ時の音量変化に対応するべくコンプを設定していて、ライブではスラップ時のみコンプをオンにする使い方をした次第。すると音量変化というよりも音質変化が気になったというのが前回の話で、具体的には高音域がやたらとキンキンしてしまっていた。

そうなると必要なのはコンプではなくEQ(イコライザー)なのでは?と考え、B3nのエフェクトを見直し。

思案した結果、コンプを廃し「High EQ」に。
名前の通り高音域のみが対象のイコライザー。

上のパラメータだと8k以上の高音域をカットする設定になっている。このくらいだと指弾き時の高音域は失われずに、スラップ時に突出してしまう高音域のみ削ることができた。バンドで合わせると微調整は出るかもしれないが、おそらく大丈夫…だと思う。
ちなみにアコベ本体のプリアンプでmidも多少カットしていたが、これも高音域が目立つ要因になっているように思えたのでフラットに戻した。

クリーンブースターとして配置してある「RC Boost」。
ゲインとボリュームを0に。

ライブ時にボリューム不足がなかったためクリーンブースターも使用する機会がなかった。そのためエフェクトを外そうと考えていたが…ふと思い立ってミュートスイッチとして運用してみることに。上記のパラメータで「RC Boost」をオンにするとミュートになる。

現在のエフェクターボードにはチューナーやボリュームペダルがないため、今までワンタッチでミュートにすることができなかった。
マルチエフェクターのチューナーを立ち上げることでミュートにすることは可能だが、「フットスイッチを長押ししてチューナーを起動させてから別のスイッチを押す」という手順が必要。もしくはアコベ本体のボリュームつまみを0にする必要があり、ワンタッチではない点に不便を感じていた。

B3nにはボリュームペダルのエフェクトもあるが、これには外部ペダルを接続する必要がある。しかし現在のエフェクターボードにはペダルを配置する隙間がない。
自分に必要なのはボリュームコントロールではなくミュート機能のみなので「ミュートスイッチのみのエフェクトってないのか?」とエフェクトリストを見ていたら、上記の使い方を思いついた次第。(ちなみにミュートのみのエフェクトはない)

おそらくボリューム・ゲインのパラメータがあるエフェクトなら数値を0にすることで、すべてミュートスイッチとしての運用ができるような気がする。とりあえず自分は「RC Boost」を当面、ミュートスイッチとして使ってみようと思う。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

2025年7月3日木曜日

ライブの報告とアコベ音作りの総括。

どうも、ひらた店長です。

前回『ようやく人様にお聞かせできる音になったと思う。』で、アコースティックベース(以下「アコベ」)の音作りがある程度納得のいくものになったこと、そして6月29日にライブがあることに触れました。

本日は7月3日。そんなわけでまずはライブの報告から。

バンド「たまゆら」として演奏中。
二部ではフルートに加わってもらって。
会場は標茶町博物館「ニタイ・ト」にて。
一階ロビーを会場に。

ライブ(イベント)全体はトラブルなどはなく無事に終了。一安心。ただし自分の演奏などに関しては反省点が残る。
演奏面に関しては自分の未熟なので割愛するとして…やはりライブ会場では音作りに変更が必要だった。

そんなわけで以下は音作りに関して。

アコベ演奏中の図。
足元にはいつものエフェクターボード。
ライブ当日の「ZOOM B3n」のエフェクトチェイン。
「Low EQ」を廃して「RC Boost」を再追加。
一考した結果、コンプは常時ONから
スラップ時にのみONにする使い方に変更。
「RC Boost」はクリーンブースターとして。
スラップ時の音量変化をコンプで
なるべく最小限にできればと考えた。

会場での音出しリハをした際、アコベの音量は不足しておらず、むしろ大きいくらいだった。なので、自分の弾く力・ピッキング位置で音量をコントロールする方法に変更。そのため音量不足用に用意していたクリーンブースター「RC Boost」は結果的に使用しなかった。なので「RC Boost」に関しては外す予定。

そして音量が足りているなら常時コンプをONにしている理由がないので、音量が上がるスラップ時にのみONにするように。結果は悪くはなかったと思うが…スラップによる音量の変化よりも「音質の変化」の方が気になった。

本番、会場に人が入ったことで低音が吸われるのは想定内だったが、それによってスラップ時にハイが必要以上にキンキンしていた。(録音していたレコーダーでも確認)
なので今後はエフェクトチェインからコンプを外して、スラップ用にイコライザーを入れておくのも手かと考えている。もしくはスラップが必要な曲はいっそ、アコベではなくエレキベースを用いるのも手かと思うが…なるべくアコベにこだわりたい気持ちもある。この辺は悩み中。

アコベの「基礎的な音」に関しては満足のいくものだったが、エフェクターの使い方に関してはまだまだ探求が必要と感じた、というのが今回の総括。


趣味として音楽をやっているわけだが、聴いてくれている方に心地良く届く音を今後も求めていきたいと思う。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。