今回は前回に引き続き、アクションカメラ「Insta360 Ace Pro」のカラーフィルターの話題を。
↑前回の話はこちら。紅葉などを各フィルターにて撮影した写真あり。
↑以前の「Ace Pro」関連の記事はこれら。
今回は「夕焼け」を被写体に、前回同様5つのカラーフィルターを使用してみたので、その結果を見比べてみたいという話。使用したのは「標準」「鮮やか」「LEICA Natural」「LEICA Vivid」「Urban-1」。
写真をご覧いただく前に「Ace Pro」に搭載されている各フィルター(カラープロファイル)の名称と、その説明文をすべて記述しておきます。(2024年10月10日現在。「Ace Pro(Ver:1.0.62)」本体内の文章を引用)
・標準:中彩度で、日常的なシーンに適しています。
・鮮やか:豊かで鮮やかな色彩で、映画のようなシーンに適しています。
・フラット:低コントラストの画像は、後処理で微調整するつもりのユーザーに適しています。
・LEICA Natural:低彩度と高コントラストで印象的な美しさを表現します。都会での写真、建築物、光と影がはっきりしたシーンに適しています。
・LEICA Vivid:彩度と輝度が高く、豊かでカラフルなショットでシーンの暖かさを引き立てます。家族、静物、カラフルなシーンに適しています。
・自転車-1:落ち着いた色調。屋外での逆光シーンや曇天時の撮影に適しています。
・自転車-2:暖かみのある色調。屋外での晴天時の撮影に適しています。
・Urban-1:コントラストのある暖かい色調。日常のvlog撮影に適しています。
・Urban-2:古風な暖かみのある色調。日常のvlog撮影に適しています。
・スキー1:低コントラストの明るい色調。低照度シーンに適しています。
・スキー2:高コントラストの暗い色調。十分な光量のあるシーンに適しています。
・夜景-1:高彩度で暖かい色調。十分な光量のある夜間のシーンに適しています。
・夜景-2:高コントラストのオレンジ-ティール・トーン。屋外の色彩豊かなシーンに適しています。
・海-1:青みのある色調。水中や澄んだ水のシーンに適しています。
・海-2:高彩度でコントラストのある色調。屋外の水辺でのシーンに適しています。
以下の写真のフォーマットは「PureShot」。クラリティーズームを使用するため解像度は「12MP」にて。元は「4032 x 3024ピクセル」ですがブログに掲載する都合上「1600 x 1200ピクセル」にサイズ変更してます。
では以下に写真を。
(すべて撮影モードは「AUTO」。クラリティーズーム使用)
「標準」 「EV値:0」「ホワイトバランス:AUTO」「測光モード:顔優先」 ※追記「F/2.6」「1/100s」「ISO 804」 |
「鮮やか」 「EV値:0」「ホワイトバランス:AUTO」「測光モード:顔優先」 |
「LEICA Natural」 「EV値:0」「ホワイトバランス:AUTO」「測光モード:顔優先」 |
「LEICA Vivid」 「EV値:0」「ホワイトバランス:AUTO」「測光モード:顔優先」 |
「Urban-1」 「EV値:0」「ホワイトバランス:AUTO」「測光モード:顔優先」 |
以下、同じシーンにてEV値などを変更してみた写真。
(撮影モードは同じく「AUTO」)
「標準」 「EV値:-1.5」「ホワイトバランス:10000K」 「測光モード:顔優先」 ※追記「F/2.6」「1/284s」「ISO 470」 |
「鮮やか」 「EV値:-1.5」「ホワイトバランス:10000K」 「測光モード:顔優先」 |
「LEICA Natural」 「EV値:-1.5」「ホワイトバランス:10000K」 「測光モード:顔優先」 |
「LEICA Vivid」 「EV値:-1.5」「ホワイトバランス:10000K」 「測光モード:顔優先」 |
「Urban-1」 「EV値:-1.5」「ホワイトバランス:10000K」 「測光モード:顔優先」 |
撮影写真は以上。
「Ace Pro」で夕焼けを撮影する場合、EV値とホワイトバランスはいじらないと「それらしい雰囲気」にはならないかなと。カラーフィルターのみでは何ともならない感じ。
撮影してみた感じ、EV値などを変更した状態の「LEICA Vivid」の色味が個人的に好みでした。
それはそれとして…
撮影後の写真をPC画面で見ていて思ったのですが、表示したものを60%程度に拡大してみると全体的にかなりノイズが入っております。
よく見ると拡大していない状態でもちょっとノイズを感じるというか、特に写真上部の方の「解像感がイマイチ」というか…そういう感じ。
私はカメラに詳しいわけでもなく、アクションカメラの所有は初めてなのでわからないのですが、「夕焼け」というシーンに弱いのか、このように暗くなって来たシーンに弱いのか…。(アクションカメラ全般が低照度に弱いという情報は目にしております)
前回に撮影した日中の写真をあらためて拡大してみてもノイズは特にわからなかったので、低照度の写真撮影にやはり弱いのかなと解釈いたしました。個人的には夕焼けとかを撮影するのが好きなんですが…この辺は「Ace Pro」の残念ポイントかも。
ただし動画撮影では未検証。
もしかすると動画撮影した映像、および動画撮影中に撮影する写真ならノイズの感じは違うのかも?
それと今回の写真撮影は「撮影モード:AUTO」でやっているので、「MANUAL」で色々と調整するとノイズを回避できるのか…その辺も未検証でございます。
先程も書いた通り、個人的には夕焼けを撮影するのが好きなので、今回の検証は少し残念な結果ということに。次回の撮影機会にはMANUALモードや動画撮影なども試しておきます。
前回同様、どなたかの参考になれば幸いです。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
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※写真に撮影パラメータを追記しました。もしかするとノイズは自動のISO感度のせい…なのかも?
低照度の撮影気になっていました。夜間や屋内での撮影も多いので。
返信削除ノイズの多さは残念ですがGoProに比べれば写るだけマシという気もします。夜間は本当に弱いので・・・
ちなみに低照度でAce Proは手ブレは起きにくいですか?
Osmo Action5 ProとGoPro13の比較ではOsmo Actionは手ブレしやすいみたいな記事を見たのでOsmo Actionともうすぐ発売のAce Pro2で悩んでいます。
コメントありがとうございます!
削除低照度での写真撮影、もう少し検証する必要がありそうです。本文にも書いた通り、Ace Proでの動画撮影時に写真を撮影したり、撮影した動画からinsta360のスマホアプリで写真として切り出すとノイズの具合は違う可能性があるかと現時点では考えております。
低照度の手ブレについてですが、私が以前に暗所で動画撮影した際には「手ブレに強い」と感じました。
https://youtu.be/VOHb_Nma77o
↑その動画がこちらです。もしご興味ありましたら。
低照度での写真撮影時の手ブレに関しては、今のところ気になったことはないのですが…そこまで低照度での写真撮影を試していないので、ハッキリとしたことはなんとも…。
Ace Pro2に関しては10月中に発表になるのでは?と噂されていますね(^^)
手ブレは写真撮影時の話でした。分かりづらくてすみません。
削除https://www.youtube.com/watch?v=Dqju37fiR20
↑この動画の夜景写真撮影時にOsmo Actionは手ブレが多いと出ていて二の足を踏んでいますね。
貼っていただいた動画を見ましたが、写真撮影でもこれぐらいの絵は撮れるという事が分かり参考になりました!
ありがとうございます!
いえいえ、とんでもありません。写真撮影時の手ブレということですね(^^)
削除紹介していただいたリンクの「写真の比較」を拝見いたしましたが、Osmo Action5 Proは静止状態でブレがあるようですね。そういう現象もあるのですね。初めて知りました。
この静止状態での手ブレは、今まで夕焼けを撮影していて気になったことはないのですが…動画のように低照度でライティングされた建物などで、あらためてチェックしてみたいと思います!その結果はまたブログに掲載いたしますので、よろしければ参考にしていただけると幸いです。
こちらこそ参考になる動画、ご紹介いただきありがとうございます(^^)