2023年10月5日木曜日

アコベのピエゾピックアップについて調べてみた。【TACOMA CB105C】

どうも、ひらた店長です。

所有している5弦アコースティックベース「TACOMA CB105C」。そのピックアップってエレキベースに一般的に使われているマグネティックピックアップではなく「ピエゾピックアップ」というものなんですね。

こちらが「TACOMA CB105C」。
指板延長カスタムを施してあります。

「TACOMA(タコマ)」というメーカーのアコースティックベースについては『「TACOMA」という楽器メーカーの歴史とアコースティックベースについて。』を、指板延長カスタムについて詳しくは『指板延長計画の作業工程を動画で公開。』をご参照くださいませ。

ボディの側面にある
プリアンプのコントロール部分。
これは真鍮製のプレートが使われている。

長年、エレキベースを弾いてきたので、そちらに使われるマグネティックピックアップは何となく知っているわけですが…考えてみるとアコースティックベースやアコースティックギターに使われる「ピエゾピックアップ」についてはあまりよく知らないなと。

そんなわけであらためて調べてみたところ、ピエゾピックアップというのは「ピエゾ素子(圧電素子)」という結晶が使われていて、それで「振動を拾って音にしている」という構造だそう。
ちなみに先程から出てきているマグネティックピックアップは名前の通り「磁石で弦の振動を音にしている」という構造。

「振動を音にしている」という点では両方とも一緒ですが、マグネティックピックアップは「弦の振動のみを拾う」ものに対して、ピエゾピックアップは「すべての振動を拾っている」ものなんですね。

なのでエレキベースでは気にならない「弦と指が擦れる音」もそのまま拾ってしまったり、「ボディを叩いた音・擦った音」などもすべて「音として出力される」わけです。
弦がラウンドワウンドの場合、弦と指が擦れる「キュキュ」というフレットノイズが特に気になりました。自分が下手というのもありますが…。

ピエゾピックアップについてはこちらの『ピエゾピックアップの仕組みと種類を解説』という楽器文庫さんの記事で勉強させていただきました。もっと詳しく知りたい方はこちらをぜひ。


「TACOMA CB105C」の場合、ピエゾピックアップはブリッジサドルの下に敷かれている形で、それが弦の振動、そしてボディの振動を拾っているわけです。なので見た目上、マグネティックピックアップのように見えないわけ。

使われているピエゾピックアップは調べたところ「Tacoma E3 Preamp」というものらしい。TACOMAのアコベで先程の写真の真鍮製プレートが使われているものはこの「E3」のよう。

↑過去に使われたプリアンプとその説明についてはFenderのこちらのページにて。英文なので翻訳して読んでいただければ。(プリアンプ=ピエゾピックアップの種類、みたいな感じ)

こちらから「Tacoma E3 Preamp」についての翻訳した説明文を引用すると…
Tacoma E3 Preamp : Tacoma Guitars専用のLR Baggs製。Tacoma E3 プリアンプ システムは、ギターのトップからの振動を感知することにより、無制限のダイナミック レンジを備えたリボン トランスデューサー エレメントを利用しています。プリアンプは純A級ディスクリートFETです。疑似パッシブ EQ セクションは、オリジナル信号と並列に合成されたキャップとコイル回路です。これらのユニットは、Tacoma Guitars のライン用にカスタムボイス化されており、ギターまたはベースのいずれかで使用するために特別に調整されています。このプリアンプは、調節可能なボリューム、低音、中音域、高音域、位相コントロールを備えており、すべてファッショナブルな真鍮のフェイスプレート取り付け部に収められています。
こういう感じ。


ふむ、なるほど。わからん。

とにかく「LR Baggs」がTACOMAのアコギ・アコベ用にカスタムしたピエゾピックアップで、E3は真鍮製プレートが使われているということだけはわかりました。
真鍮製プレートがカッコいいし、使用感としては全く不満は感じないので自分はとても気に入っております。


とりあえず、です。

自分が使っているアコベのピエゾピックアップについて、ちょっと詳しくなれたので調べてよかったという話。


さてさて。
それでは今回はこの辺で。


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