2022年12月7日水曜日

テレコン「TC-DC58C」を「iVIS HF S21」に装着するためにカスタム。

どうも、ひらた店長です。

現在使用しているデジタルビデオカメラは「Canon iVIS HF S21」で、以前からそれに合う望遠レンズ、つまりテレコンバーター(以下「テレコン」)が欲しいと思っていた次第。
そこに手頃な価格でCanon純正テレコン「TC-DC58C」が販売されているのを発見したので飛びついたわけ。

S21にTC-DC58Cを装着した図。

中古なので傷あり。
焦点距離は約2倍のレンズ。

このテレコン「TC-DC58C」は「PowerShotG7/G9用」として販売されていたもののようで、そのままだとS21など他の製品にはちょっと都合が良くない。

そのまま取り付けると
全然ねじ込めず脱落の危険が。

テレコンを側面から見た図。
原因は赤い矢印の部分。
ネジ山のない部分が2mmくらいある。

一方S21の取り付け部分は…

せいぜい2mm程度。

そのため、そのままだとまともにねじ込むことが出来ない。なのでしっかり取り付けるためにカスタムすることに。カスタムと言っても単純な話で、先ほどの「ネジ山のない部分を削る」という原始的な方法。

まずはレンズが傷ついたりしないよう
何かを詰めて保護。

それをマスキングテープで固定。
くっつきにくくて手こずりました…。
外周のテープは保護&削る目安として。

いきなりですが削った直後。
ここの部分の素材はプラスチック

当店にあった手動サンダーのようなもので
一気に削りました。
手のヤスリでも可能ですが時間と根気は必要。

その後、ヤスリで平面に整えて、
バリなども慎重に除去。

プラスチックの粉があまり飛び散らないように慎重に掃除などをしてカスタム作業は完了。

カスタム後の写真。
赤い矢印の部分が短くなってます。

こっちはカスタム前。

カスタム前の取り付け写真。
ほとんど固定されていない。

カスタム後の写真。
まだ隙間が見えるけど
しっかりと奥までねじ込まれている。

こうやって削ればサイズ(58mm)が合うならTC-DC58Cを取り付けることが可能。少なくともS21では本体の最大望遠でもピントも合い、望遠もされていて個人的に満足な結果でした。さすがCanon純正。(以前に中華製テレコンを試しに買ったけどありゃ失敗だった…)

↑TC-DC58Cは製造終了しているようで現在はほぼ中古のよう。


この記事がどなたかの参考になれば幸いです。
あ、カスタムは自己責任にて。

↑TC-DC58Cを使った写真などはこちらのブログ記事で紹介してます。


それでは今回はこの辺で。


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