2022年10月12日水曜日

ナット溝をタイトボンドで埋めて弦高を調整してみた。

どうも、ひらた店長です。

昨日(2022年10月11日)に『アコベのナットをタイトボンドで埋めてみることに。』という話をしまして。
アコースティックベース(以下、アコベ)の弦高を調整するためネックの反りを調整していたら、ある程度下げると3弦開放だけビビることに気付いた次第。色々と調べると3弦のナット溝だけが低いみたいだったので、自己責任応急リペアとして溝をタイトボンドで埋めて、硬化後に溝を彫り直してみることに、という話でした。

ナット溝にタイトボンドを塗布したところ。
昨日のブログではここまででした。

そんなわけで24時間ほど放置して、そろそろ硬化したっぽいので溝を作る作業を開始。

24時間ほど放置したところ。
溝を完全に埋めるために
タイトボンドを重ね塗りしてます。

先ほどの写真のヘッド側からのアングル。
こちらの方が見やすい。

棒ヤスリを使って溝を。

いきなりですが溝を作り終わったところ。
三角形の棒ヤスリで削り、
丸いもので仕上げをしました。

ヘッド側からのアングル。
ピンぼけ申し訳ない。

試しに弦を戻したところ。
はみ出しているタイトボンドは
処理しなかったけど悪くなさそう。

と思ったけどチューニングしたら
はみ出たタイトボンドが白濁しました。

なんちゃってフレットラップで
こんな風に隠れるので
とりあえずそのままにすることに。

弦を緩めてはみ出しているタイトボンドを削って見た目を良くする、という選択肢もあったのですが、弦を外したらナット溝のタイトボンドごとポロッと取れそうな予感がしたのでやめておくことに。

それはそうとタイトボンドで埋めた効果はバッチリでした。

ネックをフラットにしても3弦開放がビビらなくなっています。ただ、開放弦の音が少し変わったかも…?という気もしました。他の開放弦と比べると少し音がこもったような、「音のクリアさ」が少し減ったような気もいたします。個人的には許容範囲内なので大丈夫ですが、もしお試しになる場合はその辺も考慮されると良いかと。

アコベのネックをフラットの状態にすると弦高が下がり、もちろん弾きやすくはなったのですが…そうなるとピッキングした際に弦がフレットに当たる音、ビビビ…と金属音が実音に混じるようになります。低くなっているからそりゃそうだ。

思ったようなバズ音ではなかったので、その金属音が入らない程度に弦高を上げていき、鳴らないところで弦高のセッティングは完了。今までよりは少し低くなった印象。(それまではやや高めにセッティングしていた)


エレキベースならフレットに当たる音があっても意外と気にならないわけですが、アコベだとこれがかなり気になる。弦の音がそのまま増幅されているから、音の雑味もそのまま増幅されている印象を受けます。

とにかく弦高調整そのものは満足のいく結果に。応急リペアも悪くないので一安心。

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※2023年2月追記
その後、弦を思いっきり緩める用事があったので緩めたのですが、ナット溝を埋めていたタイトボンドが弦をある程度緩めた際にポロッと取れました。なので本当に応急的な処置という感じ。一時的な解決方法としては有りだけど、根本的には解決してないということですね~。
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さてさて。
それでは今回はこの辺で。


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