2週間ほど前に『エフェクターボードを組んでいたらノイズに悩まされた話。』という話をしていました。マルチエフェクターとコンパクトエフェクター(デジタルエフェクターとアナログエフェクター)に同じパワーサプライで給電していたことで発生したノイズに、知識がないせいで悩まされたという顛末だったわけです。
ノイズ問題自体は解決していたわけですが、エフェクターボードにACアダプターを常に2個入れてある状態になりまして。パワーサプライ用とマルチエフェクター用の2つです。
そんなにかさばるものでもないけど、その内にパワーサプライはアイソレートのものに交換した方がいいかな~なんて思ってました。そうするとマルチエフェクターとコンパクトエフェクターに一つのパワーサプライから給電できるし、アダプターも一つになるわけ。
そんなことをボンヤリ考えながら生活していたある日。ふとフリマアプリで「良い出物がないかな~」とパワーサプライを眺めていると「アイソレート型パワーサプライでモディファイされたもの」というのが出品されてまして。
あ~これはサイズもスペックもちょうど良さそうだな~。モディファイされてるってのも興味があるし…
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そう思っていたら気付くと手元に。 「FIREGLOW PPS-05」という生産終了モデル。 後継機種は販売中だけどこのサイズの後継はないみたい。 |
「FIREGLOW PPS-05」は、電源トランスによりグランドラインが分離された超小型の完全アイソレーテッドのパワーサプライ。世界最小クラスの完全アイソレーテッドタイプのパワーサプライで、5系統のDC9Vアウト備えたノイズやハムを排除できる完全アイソレーテッドならではのクリーンな電源を供給可能。回路ショート保護機能もあり、とのこと。(リンク先のAmazonの製品説明よりほぼ引用)
そのパワーサプライ「PPS-05」を『SOUND SPRITE』というブランドさんがモディファイしたものだそうで。フリマアプリの説明文には「内部に特殊セラミックが塗布されていて、さらなるローノイズ化がされている」とのことでした。ホームページを拝見すると電源周りのモディファイが得意なブランドさんのようでした。評判も良い。(同じものは現在販売されていません)
↑エフェクターのモディファイについて知りたい方はこちらの記事をぜひ。
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出力は9Vの500mAが1つに220mAが2つ、150mAが2つ。 マルチの消費が500mAでデジタルディレイが200mA、 SANSAMPが150mAで充分足りるのでちょうど良い。 |
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向かって左がアダプターの差口。 右の「LINK OUT」を使うとPPS-05を増設できるらしい。 |
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エフェクターボードに組み込んだところ。 アダプターの差口の関係で横向きに配置。 |
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ちなみに以前の状態がこちら。 パワーサプライ「Electro-Harmonix Power Tank」は バッテリー内蔵のため結構重量がありました。 |
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対して「PPS-05」はものすごく軽い。 あとメタリックなブルーがカッコいい。 |
マルチエフェクターとコンパクトエフェクターを2台繋いだ状態でノイズはなし。一安心。デジタルディレイ「Mooer D7」自身が出しているノイズが若干あるがこれは仕方ない。
ただ「PPS-05」の元々の特性なのか中古品だからなのかわからないが、「PPS-05」由来の低音ノイズがわずかに発生していた。もしくは我が家の電源の問題かもしれない。いずれにせよ「ブーン」という低音がわずかに鳴っていたわけ。
ヘッドホンでボリュームを上げてノイズ確認していたので、たぶん通常使用では気にならないレベルだと思う。でも気になったのでこれはマルチエフェクターのパラメトリックイコライザーで対応した。その辺の話はまた次回にでも。
それと肝心な音に関してだが、ベースの音が劇的に変化したというのは自分の耳ではとりあえず感じられなかった。次回のバンド練習時、大きな音を鳴らすと何か違いがわかるのかもしれない。いずれにせよ、アイソレートされた電源でエフェクターが100%の性能を発揮できていると思うと気持ちがいい。
エフェクターを複数繋ぐ方はアイソレートされたパワーサプライ、オススメです。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
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