32bitフロートのハンディレコーダー「ZOOM H1essential」(以下「H1e」)を4月末辺りに購入。ステレオ録音できるハンディレコーダーなので、バンドの練習やライブ時の録音に使用するのが主な目的です。
![]() |
H1eの外観。長い方で約14cmなので 小型で取り回しやすい。 |
![]() |
マイクが2つ交差する形のXYステレオ方式。 |
↑細かいスペックなどの話はしないので気になる方はこちらを。
↑H1eはそのままだと風の吹かれに弱いので外での録音をしたい方はアクセサリーパックのウインドジャマー(風防)は必須だと思う。ちなみに自分も購入。風防と一緒にケースに入れたい場合は専用収納ケースが便利。
H1eの録音テスト時、ミニ三脚に取り付けて室内で歩きながら録音したのですが、無風の室内で歩いた際の風圧だけでも「ボボッ」と風切音が録音されてました。風防なしだとそれくらい風の吹かれに弱い点にご注意を。
さて。そのH1eですが、現在はバンド練習中の録音で活躍してくれています。
2時間以上の録音なんですが、長時間録音時のファイル分割は約1時間33分でした。(ステレオでの録音時)
![]() |
分割されたファイルのサイズ。 1.99GBで分割されていた。 |
![]() |
時間で言うと1:33:12秒くらい。 |
モノラル録音では未検証。
モノラル録音時も1.99GBでファイル分割されるなら約3時間録音できることになるが、ファイル容量じゃなくて「約1時間33分」というのがファイル分割の区切りだとすると同じ結果になる可能性も。どっちを基準にしてファイル分割される仕様なのかわからないので、モノラル録音での長時間録音をしたい方は事前にテストされることをオススメいたします。
分割されたファイルを音声編集ソフト「iZotope RX7 Audio Editor」で並べたところ、音が途切れずに再生された。(分割された2つ目のファイル全体をカットし、1つ目のファイルの最後尾にインサートして挿入)
別の音声編集ソフト「CyberLink AudioDirector8」でも検証したが、こちらも音飛びは確認されず。
ただ、他の音声編集ソフトでも同じように音切れなく並べられるかは保証できないので、心配な方は長時間録音する場合、1時間ずつ録音をやり直すと安心かと思う。
![]() |
動画編集ソフト「PowerDirector」で 分割されたファイルを単純に並べたところ。 わずかに音が飛んでいるのを確認。 |
分割されたファイルを別々に音声編集ソフトで編集して書き出した場合、動画編集ソフト「PowerDirector」でファイルを並べてみると、ファイルの切れ目はほんの一瞬ですが音が途切れます。こういうやり方はしないと思いますが一応注意点として。(32bitフロートを直接扱える動画編集ソフトで分割されたファイルを並べるとどうなるかは不明)
ちなみにH1eに16GBのmicroSDカードを使用した際の録音可能時間は約11時間20分ほど。これはステレオ録音の際で、モノラルだと約22時間40分になる。
↑これはモノラル録音の「F2」と同じ結果。
最後に。
H1eは本体の中で録音データのノーマライズ(音量の最大化)ができるが、録音した時間よりも多く処理に時間がかかるらしい。そんな情報を目にしていたので確認してみた。
![]() |
ちょっと見づらいかもしれないが 42分58秒の音声ファイルを表示中。 |
![]() |
それを24bitでノーマライズする設定にして エクスポートしようとした画面がこちら。 約43分が処理に約52分かかるとのこと。 |
「本体でのノーマライズ処理に時間がかかる」というのはどこかのレビューで目にしたような気がするが、約43分のファイルが約52分というのは個人的には許容範囲かな。
いずれにせよ「処理の早さ」だけを気にするならPCに取り込んで編集ソフトでやった方が早いのは間違いない事実。32bitフロートを扱える音声編集ソフトを持っていない方は知っておいて損はない情報かと思う。
さてさて。
それでは今回はこの辺で。
0 件のコメント:
コメントを投稿